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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.284 ~まだシロギス釣れてます~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

前回のコラムで「シロギス、まだまだ釣れそうです!」と書きましたが、今年はというか、今年もまだシロギスが釣れています。
ひと昔前までは12月に入るとシロギスは深場での越冬に入り、ほとんど釣れなかったのですが、近年は地球温暖化による水温の上昇の影響なのか、1年中シロギスを狙うキャスターが増加した影響なのか、西日本エリアでは、季節を問わずシロギスが釣れるようになりました。
それも置き竿で狙うのではなく、ハイシーズン同様、竿1本の手持ちスタイルでです。

12月下旬になると釣り場こそ限定されるものの、紀伊半島南部や徳島県と高知県の県境付近では良い日などは100匹以上の釣果が見られ、また、鳥取県と島根県の県境に位置する「境水道」周辺においては25センチ以上の大型を含め、良型が50匹以上釣れる事も珍しくありません。
ということで、今回の冬ギス釣りは山陰地方の「境水道」で竿を出すことにしました。
今年、「境水道」での釣行においては、鳥取県側から竿を出す事が多かったのですが、今回はちょっと指向を変え、島根県側から竿を出す事にしました。
この日は運良く気温が高く、おまけに快晴で、遥か彼方から、山頂付近に雪化粧をした名峰大山が顔を見せてくれています。
その大山に向かってフルキャストする事にします。

今回は護岸やゴロタ浜からの釣りになるので、ロッドはアクセルスピン Type-F 405CX+を、リールは長時間手持ちでの釣りとなる為、小型軽量で扱いやすいサーフリーダーCI4+30の極細仕様を使用することにしました。
仕掛けには掛けキス6号の3本針仕掛け。とりあえず様子見ということで、海中でキラキラ光って集魚効果があるピーズ仕様を選択。
エサはイシゴカイ(ジャリメ)の1匹掛けで、今回も良型のみにターゲットを絞ります。

1投目は遠めのポイントにキャスト。7色付近から探ってみることにします。
気温が高いとはいえ、風は冷たく、若干身体は冷えていますが、アクセルスピン Type-Fのスイートスポットの広さとキススペシャルと比較して、ややマイルドな反発力がとても投げ易く、仕掛けを遠くへ運んでくれます。
着底後、仕掛けをゆっくりとサビきます。潮は干潮の潮止まりに向け、ゆっくりと左へ流れています。しばらく仕掛けを流したところで、竿先に心地よいアタリが伝わって来ました。
おそらくシロギスが回遊すると思われるカケアガリに仕掛けが到達したのでしょう。
ラインを無理に止めることをせず、仕掛けをゆっくりと流し続けると、竿先に同様のアタリが2回、3回と出ます。
3連掛けを期待し、仕掛けを回収することにします。天秤の下に見えたのは、20センチクラスのパーフェクトです。
おそらく潮流で仕掛けが浮き上がった状態での捕食だった為、サイズの割にアタリが小さかったのでしょう。
水深はそれ程深くないですが、シロギスが溜まっているようです。1投目からパーフェクトですからね・・・。

この日は大潮。もう少しすると激流になり、釣り難くなるので、急いで2投目をキャストします。
先程と同様のポイントを攻め、20センチクラスを連で取り込みます。3投目・4投目は、同様のサイズが1匹づつ。と、ここで下げ潮が急に早くなって来ました。
使用していた27号のオモリを30号に変更し、早い潮流に対して、少しでも流れにくくする対策をします。
同時に、仕掛けの浮き上がりを抑えるよう、天秤から1本目の針まで120センチあった長さを50センチと短くします。
こうすることで仕掛けを海底近くに置く事ができ、「アタリがあるのに針に掛からない」ということを極力少なくします。
潮流はどんどん早くなり、仕掛けは勢いよく流れ、先程よりアタリが少なくなりました。
しかし、若干、潮流が緩んだ時などは、頻繁に竿先にアタリが出て、3連パーフェクトで掛かって来ます。
釣れてくるシロギスは18~22センチと、目立った大物は出ないものの、サイズが揃っています。
遠くのポイントでのアタリが減ったのと、更に潮流が速くなったのを機に、4色から手前の近場を攻めてみる事にします。

「叩いてない」ポイントゆえ、3色付近のカケアガリで大きなアタリが出ます。これはこの日最大の23センチでした。
干潮の潮止まり近くまで、近くのポイントを攻め続け、素針無く釣り上げる事ができ、大満足。
しかし、サイズに不満が残り、場所移動する事にしました。

少し東側に寄った護岸を釣り場に選び、潮流が緩んだ事もあり、フルキャストします。
ここでは少し欲を出し、掛けキス6号50本仕掛けのビーズ仕様を4本針にカットして使用する事にしました。
ラインのカラーが7色から6色に変わった途端、いきなり竿先が大きく引き込まれました。
間違いなく大型キスのアタリです。
「ここは慎重に」と仕掛けをステイさせ続けます。
再度大きく引き込まれたところで、「ビシッ」と鋭く合わせを入れ、手前のカケアガリに引っかからないよう、やや高速で仕掛けを巻き上げます。
すると海面に見えて来たのは、今日イチサイズの大型です。
慎重に抜き上げたのは、26センチを超える大型。
やはりいました。狙い通り、潮止まり前後の潮が緩んだ時の遠くのポイントです。
その後は、もちろんフルキャストし続け、同様の大型を狙いましたが、22~23センチが数匹上がっただけでアタリが止まりました。
そこで、本日最終ポイントとなる更に東へ移動した広大な岸壁でキャストする事にします。

ここでも大型を期待しましたが、24センチまでが1匹づつ釣れてくるという状況。
素針が多くなったのを機にストップフィッシングとしました。
26センチを超える大型も確保出来、晴天の下、とっても気持ち良いシロギス釣りになった1日でした。
これから1年で一番寒い季節になりますが、まだ、シロギス狙えそうです!