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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.281 ~寒~い淡路島にて~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

とうとう1年で一番寒い季節に突入しました。
寒さに弱い僕は家の中に閉じこもりがち…と言いたいところですが、今年はまだまだシロギスが釣れています。それも良型が数釣れています。釣りに行かなくてはいけません。てな具合で、先日、寒い中、淡路島に向かいました。目指した先は、洲本市内の港内のポイントです。周辺の釣り場は、寒波が襲来する前まではイマイチ釣れていなかったとの事ですが、冷え込みが厳しくなった数日前からシロギスが釣れ始めたようです。この時期に釣れるシロギスは、一般的に「落ちギス」と言われ、シロギスが深場に落ちる前に一時的に荒喰いを見せる時期なのです。運が良ければ、良型がまとまって釣れる事が多いものの、当たりはずれも多く、ムラが多いのも事実です。
特に冷え込んだ翌日は喰いが悪くなる事も少なくありません。

さて、この日は気合を入れて夜明け直前からロッドを継ぎました。ロッドは、活性が低い繊細なシロギスの前アタリをキャッチする事が可能な、超高感度のキススペシャルガイド付きのCX+を使用。また、リールにはキススペシャルを組み合わせました。仕掛けには海水がクリアな状況と、遠くからのポイントからでも確実にシロギスをキープしてくれる掛けキス6号ビーズ仕様の50本仕掛けを4本にカットして使用。更に集魚効果を高める為にソフト発光玉を所々にセットする事にしました。エサにはジャリメ(イシゴカイ)を1匹刺しにし、良型にアピールするようにします。

1投目は勿論フルキャスト。7色以上のポイントからゆっくりと探ってみる事にしました。比較的近いポイントでアタリがある事も多いので、1色付近まで長い時間を探ってみますが、全く反応がありません。2投目・3投目は、少し方向を変えてキャストしてみますが、これまた反応がありません。

「次のキャストで反応が無ければ場所移動しよう!」と決め、次投は5色付近から手前を攻めてみます。5色付近は何も反応がありませんでしたが、仕掛けが4色に入った途端、CX+の竿先に小さな前アタリを感じます。セオリー通り、ここは仕掛けをステイさせます。直後、竿先に激震が何度も走り、何匹かのシロギスが針掛かりした事を教えてくれます。居ます。一か所のポイントに溜まっているようです。アタリが止まったタイミングで巻き上げてみると、結構な重量感を感じます。
海面に姿を見せたのは、4本針に4匹のシロギス…。抜き上げてみると、20~23センチの型揃いでした。「居るじゃない~」と、今まで寒さでこわばっていた顔が一気に緩んでしまいました。とりあえず、これで場所移動は見送りです。

ちょうど4色付近に、ほどほどのカケアガリがあって、そこに群れが溜まっているようです。勿論、このポイントを見逃す訳にはいきません。先程と同じ距離にキャストし、同じカケアガリに仕掛けを置きます。すると、間もなくして良型とわかる心地良いアタリが竿先に出ます。
狭いエリアにシロギスが群れていると判断し、仕掛けをステイし続けます。何度かアタリをキャッチし、巻き上げてみますが、針掛かりしたシロギスが暴れて仕掛けが絡んだ状態で上がってきました。それならばと、次投はゆっくりと仕掛けを引っ張ってみるものの、連掛けが達成出来ず。20センチクラスが1匹のみ。やはり仕掛けをステイさせ続ける事が、掛けをするにあたり、重要になるようです。

その後は素バリ無く、20センチ前後が顔を見せてくれますが、潮が動かなくなった途端、パタッとアタリが止まってしまいました。そこで、大きく釣り場移動する事にします。数百メートル右側に釣り座を構え、今度は3色以内のポイントを探ってみる事にします。

ここでは幸先良く1投目から竿先にアタリが出ます。どうやらシロギスの群れがこちらに移動したようです。ここでは先程より少しサイズが小さいですが(と言っても16~20センチ)、1投毎に心地良いアタリを見せてくれます。しばらく前記のサイズのシロギスを釣り続けた後、「ゴンッ」と今までにないトルクの大きい前アタリが手元に伝わって来ました。「これは大事に行かないと…」と、必要以上にステイ時間を長く取ります。待つ事30秒、「ギュィ~ン」と2m近くCX+の竿先が引き込まれました。油断していたので、若干のされた感じになりました。「しまった~」と後悔するも後の祭り。ダメ元で、再び仕掛けをステイし続けていると、再度「ギュィ~ン」と竿先が入りました。少し送り込んだ後、鋭く「ビシッ」とアワセを入れます。何とか針掛かりしました。慎重にゆっくりと巻き上げにかかると、天秤の後ろに今日イチのサイズの魚体が泳ぐ姿が見えます。ゆっくりと抜き上げたのは、27センチ近い大型。針は唇の先端近くに掛かっていて冷や冷やもんでしたが、掛けキスのフトコロのラウンド形状がガッチリとキープしてくれていました。

その後は、予想外の釣れっぷりに、仕方なくエサ切れで納竿となってしまいましたが、良型キスでフィクセルサーフキススペシャル120が満タンになり、寒さも吹っ飛ぶホットな釣行になりました。
シロギス、まだまだ釣れそうです!