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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.277 ~地元和歌山で秋ギス釣り~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

10月に入り、急に朝晩が涼しくなり、過ごしやすくなりました。
ここ最近、自宅から近い和歌山県の海岸でシロギス釣りをする機会が少なくなっていましたが、先日、久しぶりに和歌山県北部の磯ノ浦海岸でキャストして来ました。僕がこの海岸に初めて訪れたのは、今から約35年以上前になります。実は、その時は釣りでは無く、サーフィンに行ったのですが、それ以降、釣りも含め、この海岸には本当にお世話になりました。少し前までは、波があったらサーフィン、波が無ければシロギス釣り・・・。これまでに何日通った事でしょうか。

さて、この日は小潮回りで、潮的にはイマイチ。それでも夜明け直後には海岸に立ち、早速準備に取り掛かります。釣れる距離が近く、ライトに楽しみたい、でも、シロギスからのシグナルを超高感度にキャッチしたいとの思いで、ロッドは「キススペシャル」405EX+を、リールは同じく「キススペシャル」を組み合わせました。仕掛けは、釣れるシロギスのサイズが小型だと予測した為、吸い込み易い「攻めキス」4号を、パターンは、天候が曇りの為、薄暗い海中においても発光してシロギスを呼び寄せてくれる「グロー仕様」を選択し、8本にカットし使用する事にします。
この海岸は、南西に面しているので、波やウネリに敏感。年によってや、その時の海の荒れ具合で、地形が大きく変わります。この日は、海岸に大きな凹凸も無く、平坦な地形。とりあえず小さな流れ込みがある付近をポイントと見立て、ファーストキャストとしました。

ポイントが近いとの予測で、4色付近に仕掛けを投入し、ゆっくりと海底をトレースします。予想通り、海底はほとんど変化がありません。1色の中ほどまで仕掛けを引いたところで、海底の砂の粒子が粗くなったのが感じられました。と同時に、幸先に非常に小さなアタリが出ます。2~3回、アタリをキャッチしたのですが、それ以降はアタリがありません。仕掛けを回収すると、10センチに満たないシロギスが、「攻めキス」4号を丸呑みして3連で上がって来ました。本来であれば、海水で冷やした手で優しく針を外してリリースしたいところですが、針を呑みこんだシロギスから無理やり針を外すと、勿論、シロギスは死んでしまいます。そこで、この3匹はキープし、唐揚げで美味しく頂く事とします。

シロギスの群れている場所が予想通り超至近距離なので、次投からは2色付近にキャストし、ゆっくりとポイントに仕掛けを運びます。仕掛けをステイさせ、緩やかに左に流れる潮流に仕掛けを流します。しかし、アタリがありません。シロギスが群れていないのでしょうか?波打ち際に向かって仕掛けを引くと、幅の狭いポイントから仕掛けが外れるので、潮上である右側にロッドを寝かし、右斜めに仕掛けを引くようにします。オモリが海岸に上がるまで仕掛けをサビきましたが、2投目は、まさか素針。目論みでは、小さいながらでも素針無く釣れるはずでしたが・・・。3投目4投目は同じポイントで、乱暴なアタリを見せ、7~8センチのコトヒキを5連6連と釣り上げたところで、このポイントを見切る事にします。海に向かって左方向に400m位歩いたところで、海岸に砂利が露出している場所に遭遇。こういう地形の場所は、好ポイントになる事が多いんですよね。海面をしばらく観察すると、波の立ち方が他の場所と違う事に気付きます。

「よし、ここでやろう!と、3色付近にキャストし、ゆっくり海底をトレースします。すると、2色付近でオモリが手前に寄らない程の大きなカケアガリをキャッチします。直後、「EX+」の竿先に、「モゾッ」した前アタリをキャッチ。仕掛けをステイさせる間もなく、「ググッ~」と大きく竿先が引き込まれます。「やはり、ここに居ました。魚の居場所は海が教えてくれます。」海底の地形は、幅の狭い高低差のあるカケアガリと判断。仕掛けを引くと、ポイントから仕掛けが外れる為、とりあえず仕掛けをステイさせます。すると、2回、3回と、同様の大きなアタリが出ます。アタリが止まったところで仕掛けを回収。上がって来たのは、18センチクラスの3連。「やはり居ました。ここに居ました。型の良いのが・・・。」シロギスの型が良くなったので、針のサイズを6号に上げます。そして、エサのジャリメ(石ゴカイ)を、それまでの1センチ程度から、思い切って1匹掛けとしました。そして、先程同様、2色付近のカケアガリに仕掛けを運びます。今度は、ロッドを右横に寝かし、仕掛けを斜めにサビきます。直後、「ガンガンガン」と、大きなアタリが出ます。連掛けを狙うべく、針掛かりしたシロギスを上手く泳がせながら、ゆっくりと仕掛けを引きます。引き続き2回、3回、4回とアタリが出て、着実にシロギスが針掛かりしている事を知らせてくれます。7~8回アタリを感じたところで仕掛けを回収してみます。8本針に5連。シロギスが針掛かりしていない針を見てみると、エサが殆ど無くなっています。エサの付け方が今の状況に合っていないようです。そこで、ジャリメ(石ゴカイ)を3センチ程度に切って針に刺します。タラシは5ミリ位に設定。同様のポイントを先程同様、右斜めにゆっくりと仕掛けを引きます。すると、またまた「ガンガンガン」と大きなアタリが竿先に出ます。今回はアタリが出る度に少し早目にリールを巻き、意図的に合わせを入れるようにしました。これが功を奏し、18センチクラスの8連パーフェクトの成功です。しかし、このポイントは、釣れて来るシロギスのサイズが不思議と18センチサイズで、それ以外のサイズは釣れて来ません。

それ以降、8連掛けは無かったものの、5連、6連掛けが多数あり、潮変わりのタイミングでパタッとアタリが止まったので、それを機に納竿としました。少し難しかったこの日の釣りでしたが、最終的には18センチ前後のシロギスで「フィクセルサーフ キススペシャル120」が重たくなり、大満足の釣りとなりました。