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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.271 ~あと6ミリ…~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

今年も、シロギスシーズンの前半戦が終了しました。
6月以降、鳥取県西部の米子市周辺へシロギス狙いに頻繁に通っていた訳ですが、今シーズンも昨年同様、25センチを超える大型の数釣りが楽しめました。今シーズンも、仕掛けには掛けキス・攻めキス 50連結仕掛けのビーズ仕様・グロー留仕様、また、掛けキス・攻めキスのハリを使用した自作仕掛け(ハリスにはイエローカラ―を使用)の6号を使用しました。

通常、25センチ以上の大型を狙うのであれば、6号サイズでは少し小さいのでは?と思いがちですが、エサのホールド性の良さ、そして、ハリ全体にフッ素フィニッシュが施されているので、抜群の針先の鋭さと貫通性能が武器になってくれました。シロギスの口元は意外と硬く、それも大型になればなる程、硬くなるので、針先が鋭くないハリは、アタリがあっても針掛かりしない時が多いものです。また、飲みこまれた場合にも柔らかい喉の奥の部分にキッチリと掛かり、一度掛かれば外れる事はありません。

今シーズン、使用したエサに関しては、通常、チロリを多用しますが、今シーズンに関しては、その限りではありませんでした。確かにチロリに大型が掛かってくる事も多かったですが、日によって、また、時間帯によってはチロリに反応しない状況も多くあり、ジャリメ(石ゴカイ)の1匹掛けにアタックしてくる事も多かったです。

今年も例にもれず、大型シロギスにターゲットを絞って、アプローチして来た訳ですが、特に注力したのは、仕掛けのステイ時間を昨年までより長く取った事です。大型は、サビいていた仕掛けをステイさせた状況において、アタックしてくる事が多いもの事実です。僕自身、ここ最近は、シロギスの前アタリを確実にキャッチしたいとの思いで、アタリが取りやすい半遊動天秤をメインに使用するようにしているのですが、大型らしき前アタリを感じてから、昨年まではステイ時間を10秒と決めていました。警戒心が非常に強い大型キスは、一旦エサにアタックしてから再び捕食するまで、長い時間を要するからです。(水温の低い厳寒期においては、ステイ時間を1分以上取る事もあります。)その仕掛けをステイさせる時間を今シーズンから15~20秒に変更してみたのですが、以前と比較して、大ギスのキャッチ率が30パーセント以上アップしました。

それと、今シーズンは、僕自身、米子市周辺のサーフにおいての最大級となる29.4センチまでキャッチする事が出来ました。この時の状況を少し紹介させて頂きます。この日は若干波があり、まさに大ギスの出る状況でした。通常6色付近で大型のアタリがあるのですが、この日は4色付近のカケアガリ付近で、26センチクラスまでが数匹、大きなアタリで楽しませてくれました。普段であれば、シロギスを散らさないよう、少しずつポイントを変えながら攻めるのですが、この日は必要以上に同じポイントを攻め続けました。釣れ続けたからです。前記したように26センチまでのそこそこサイズを数釣り、中型を含めれば、フィクセルサーフキススペシャル120がほぼ満タン状態。
「そろそろ今日はもういいかな?」と思いながら、キャストした仕掛けをステイさせていると、いきなり「ドンッ!」という衝撃がロッドを通して伝わって来ました。「これは、大ギスの前アタリに違いない!絶対取らなければ…」と、引き続き、仕掛けをステイさせますが、何の手応えもありません。予定通り15秒ステイ、異常無し。20秒ステイ、異常無し。30秒までステイさせましたが、全く反応がありません。「あ~乗らなかった~残念!!」…。そして、再び誘いをかける為、仕掛けを動かした途端、いきなり「ギュイン~」と竿先が2m位引き込まれました。油断していたので、ロッドが一直線に…。「しまった…乗らなかったか…」と、ゆっくりとラインにテンションを掛け、聞いてみます。すると、再び「ギュィ~ン」と竿先が引き込まれました。鋭く「ビシッ」と合わせを入れます。乗りました!バラさないよう、波の状況に合わせ、リールの巻く速度を変え、一定のテンションを保ちます。ヒヤヒヤしながらの数分間、やっと力糸を巻き込みました。最後は打ち寄せる波に合わせて波打ち際を後ずさり…。バシャバシャバシャ~と波打ち際で大きく横走りしながら引きずり上げたのは、30センチには6ミリ足らない29.4センチの大ギスでした。

この日以降も、米子市周辺へ数回釣行しましたが、その後は段々とサイズが小さくなって来たので、今年前半戦の米子通いは、とりあえず終了としました。次回は秋の落ちギスシーズンに出掛けてみようかな?と思っています。