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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.267 ~2019 シマノジャパンカップ 投(キス)釣り選手権大会 ファイナル~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

先日、ジャパンカップ投ファイナルが鳥取県・弓ケ浜で開催され、審判・インタビュアーとして、参加して来ました。
ここ最近、不調だった弓ケ浜ですが、事前情報では、数日前に大爆釣があったとの事で、久し振りに「釣れる」大会になるとの予想です。その好調振りを確かめるべく、大会前日、会場エリアから少し離れた海岸で試し釣りする事にしました。

1投目から7色付近にキャストし、ゆっくりと仕掛けをサビくと、いきなり竿先が「ギュィ~ン」と数十センチ引き込まれます。シロギスの活性は非常に高いようです。10m程サビく間に5回6回とアタリがあり、仕掛けを回収すべく、巻き上げに掛かると、重くてなかなか巻けません。遠くのポイントからのリーリングの為、長時間心地良い手応えを楽しみます。波打ち際に姿を見せたのは、23センチクラスを頭に、18センチ以上の6連。フトコロの狭い攻めキス6号の50本仕掛けビーズ仕様を6本にカットして使用してたのですが、遠くのポイントからも良型をキッチリとキープしてくれました。1投目からいきなりパーフェクトです。

それからというもの6~7色付近のポイントで、25センチを頭に20センチ前後が多数という好釣果を得たので、早々と納竿し、大会の準備の為、大会会場に向かいます。下見をされていた選手に状況を聞くと、ピンギスメインで、波打ち際近くで釣れているとの事。また、数も思った程釣れていないと…。加えて、「遠くには居ない」とも…。

事前の予想、そして、先程の試し釣りの釣果と程遠い釣果に、「どうして?」と絶句…。とりあえず、機材の設営・エリアブロックの設定が終了し、ひと息ついていると、ここで激しい雷雨が…。
雷でシロギスが怯えてしまうのか、雷雨の後は釣果が極端に落ちるんですよね。明日からの釣果がちょっと心配です。選手の方から後で聞いたのですが、米子の市街地では、暴風雨に加えて雹(ひょう)が降ったとか。明日からは良い天気になって欲しい…。

一抹の不安を抱えて迎えた大会初日は、気温が低い上、昨日の激しい降雨で、水温が低下している模様。水の色も良くありません。太陽が顔を出してくれれば、水温が上がり、少しは状況が良くなるのですが…。私は両日共、Bブロックの審判を担当。第一試合からブロック内の選手を見守りますが、予想以上に激シブで、シロギスのサイズが格段に小さく、良型を手中にするのは至難の業のレベル。それでも、小型が数匹しか針掛かりしない状況で、運良く良型を捉えた選手が上位に…。同じく審判である山本修さんと、1試合目から全ての選手のキス洗いを行ないましたが、やはり全体的に釣果は良くなく、小型がメインという状況。それも例年ではあまり見かける事のない5~6センチの超小型も釣果として提出されていました。

大会2日目は、前日より状況は多少良いと予想しましたが、あまり前日と変わらない状況。しかし、担当するBブロックでは、ディフェンディングチャンピオンの伊藤選手が、非常に丁寧なサビきに加え、ここぞというポイントでは、非常に長いステイを取るというスーパーテクニックを披露。良型を数匹混ぜ、834g、占有率は20%を超えるスーパー釣果を叩き出し、見事1位で通過。決勝戦進出に向け、好スタートを切りました。

そして、運命の第五試合を終え、見事決勝戦に駒を進めたのは、地元鳥取県勢でもあり、今大会絶好調の健代選手。ファイナルの常連でディフェンディングチャンピオンでもある伊藤選手。
そして、ここ数年、着実に実力をつけ、現在も勢いが衰えない新鋭黒田選手の3選手で決勝戦が行われる事になりました。決勝戦は、予選では使用しなかった手つかずのエリアで、A・B・Cの3ブロックで行なわれました。ここでも健代選手の冷静沈着な試合運びは、とどまる事を知らず、良型を次々とゲット。気がつけば、トータルで1,000gを超える釣果を叩き出し、見事栄冠を勝ち取りました。表彰式では終始笑顔で、選手全員から祝福される光景は、健代選手の人柄が手に取るようにわかるようでした。

健代選手、本当におめでとうございます!来年も連覇目指して頑張ってくださいね。