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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.256 ~極寒の島根半島2日目~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

翌日は、前日とうって変わってお日様が顔を出しました。
初日、思うように竿出しが出来なかった為、この日は夜明け前には釣り場に到着していましたが、ショアジギングのアングラーの方々が多数竿を振っておられたので、その方々が帰られてから釣り場に入る事にしました。「さぁ、今日は釣るぞ!」と、気合を入れて準備に取り掛かります。が、前日、低気温下でのフルキャストを繰り返した為、若干の筋肉痛が身体に残っている始末…。ここで程々の力でバットが曲がって快適な遠投が可能な、身体に優しいアクセルスピン タイプRのBXを投入する事にしました。筋肉が硬くなっている寒い時期の遠投には、とても頼もしいアイテムですね。

リール・ライン・仕掛け・エサに関しては、前日と同じものを使用する事にします。この日は釣果よりも気持ち良くキャストしたいとの思いで、とりあえず1投目からフルキャストする事にしました。
針数3本で8色からサビく事にします。

7色に入ったところで大きなカケアガリをキャッチします。と、BXの竿先にモゾッとシロギス独特の前アタリが出ました。本アタリが出るまで仕掛けをステイさせますが、なかなか竿先が引き込まれません。待つ事20秒、ようやく竿先が数十センチ引き込まれました。前アタリから本アタリまでの時間が長い事から、シロギスの活性はかなり低いようです。例にもれず連掛けを狙うべく、仕掛けをステイさせますが、続くアタリはありません。仕方無く仕掛けを回収すると、昨日同様24センチクラスが1投目から姿を現しました。が、低水温からか、シロギスが群れていないようで、この日も連掛けが難しそうです。

という事で、2投目からも勿論フルキャストします。若干の筋肉痛がある身体には優しいタイプR。7~8分の力で8色目のラインが出来る位まで仕掛けを運んでくれます。この日は、やや遠いところのカケアガリにシロギスがついているようで、2投目以降も同様のポイントで、素針無く掛かって来ます。3投に1回は、連掛けもあり、天候の回復と共にシロギスの活性も確実に上がっているようです。

昨日は全く見えなかった名峰大山も、この日は山頂の一部を除いて、その美しい姿を見せてくれました。その大山に向けて引き続きフルキャストします。例によって8色付近からサビきますが、何故か今回はアタリがありません。沖はあきらめ、手前のカケアガリを探る事にします。5色付近にも大きなカケアガリを発見、仕掛けをステイさせます。すると、いきなり数十センチ竿先が引き込まれました。居ます。手前のカケアガリにも…。

そうこうしていると、同様のアタリが竿先に出て、シロギスが群れで居る事を教えてくれます。「よ~し3連掛けを狙うぞ!」と、そのまま仕掛けをステイさせていると、突然、大きな糸フケが出ました。こういうアタリは大型のシロギスが針掛かりした時に良く出るアタリで、オモリを手前に引きずる事により生じるアタリなんです。「よし、ここにきてようやく大型が来たぞ!」と、急いで糸フケを取ってみると、グイグイと竿先を引き込みます。「あれ~何か大きいのが掛かったのかなぁ??」と、ゆっくりとロッドを起こします。すると一気に沖へと走り出しました。即、ストッパーをフリーにしてハンドルを逆転させ、ファーストランに対応します。運良く数メートルでラインが止まりました。おそるおそる巻き上げに掛かります。結構な重量を感じながらも、何とか2色位ラインを巻き取る事が出来ました。残り2色位になったところで下へ下へと強烈な締め込みが伝わって来ます。手応えからして、大型カレイのようです。針は6号、ハリスは1号。祈るような気持ちで、ラインを出しては巻き、出しては巻きを繰り返します。

シロギス釣りをしている最中に、こういうシチュエ―ションは良くある事なので、ある程度は慣れているつもりですが、今回の手応えは手強いものがあり、いつもより慎重になります。かなりの時間やり取りした末、やっと力糸を巻き込みました。「あともうちょっと、頑張れ!」と自分に言い聞かせながら、ヒヤヒヤもので寄せ続けます。ようやくオモリが見えて来ました。でも掛かった獲物は未だ見えません。まもなく、上針に掛かった良型のシロギスが見えました。直後、目測で優に50センチを超える茶色い平べったい魚体が見えて来ました。

「お~~デカイカレイや!!」と思わず声が出ましたが、良く良く見ると、ヒラメではありませんか。
確か、同行者が玉網を持って来ています。「タマタマタマ~~」と大声で叫びながらも、慎重に水面に浮かし、同行者が慎重にすくってくれました。「やった~!」と思わずガッツポーズです。今までに何度も、ここ島根半島でのシロギス狙い時に針掛かりしたヒラメですが、玉網が無かった為、何度も顔を見ながらもサヨナラしていましたが、今回は、同行者のお陰で何とか釣り上げる事に成功しました。大きさは60センチには届かなかったですが、5センチ以上の厚みがある重量級のヒラメに大満足。

いや~しかし6号の針と1号で良く捕れたものです。以前、高知で釣り上げた58センチのヒラメの時もそうだったのですが、シマノの仕掛け、本当に強度がありますね。今回の釣行で改めて再確認する事が出来ました。さて、このヒラメで、もう今日はこれでいいや!と思いましたが、時刻はまだ午前9時過ぎ。ここで終わるのは勿体ないと、引き続き釣り続け、午後2時過ぎのストップフィッシングまでに、ほぼ素針無くシロギスが釣れ、気付けばフィクセルサーフ120がずっしりと重くなっていました。(ヒラメもギリギリ収納出来ました)例年に比べて、シロギスのサイズがやや小さく数も少なかったですが、晴天の下、思う存分フルキャスト出来、また思わぬ奇跡も訪れ、本当に気持ち良い釣行になりました。それにしても、同行者(実は…我が家の長男です)に感謝!です。玉網を持って来てなかったら、奇跡は起こりませんでしたから…。