フィッシングコラムフィッシングコラム

  • イヨケン STRONG STYLE
  • 素晴らしき投釣りワールド
  • 鮎入れ掛かり!?ブログ
  • Fantastic F.F Story ON THE STREAM
  • 絶景ドリームツアー 釣行レポート
  • シマノ渓流 開発奮闘記
  • ワカサギブログ

素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.254 ~三重県・真冬の投げマダイ釣行~

伊藤 幸一
伊藤 幸一
地元 湘南の浜を中心に全国を釣り歩くトーナメンター。
シマノ・インストラクター。
シマノ ジャパンカップ 投げ 第26回・第29回・第34回 優勝。

皆さん、こんにちは。神奈川の伊藤です。
今回は、真冬の投げマダイ釣行に行って来ました。

先月の若狭湾の投げマダイ釣行では、マダイと呼べるサイズが出ませんでしたので、私自身のリベンジ釣行です。自宅湘南を早朝に出発して、フィールドには昼頃、到着しました。真冬のこの時期は、日中でも潮回りが良ければ喰ってくるはず?との読みでの釣行です。というのもありますが、この時期の夜釣りは、正直言って、寒さとの戦いになってしまうので、出来れば夕マヅメまでやって、結果を出したいのが本音です。

狙いのポイントには、先釣者がおられましたので、迷惑にならない様に離れた場所に釣り座を構えました。この釣りは、複数本のロッドを出して行う釣りですので、一人の方がやっていたとしても、扇状にキャストするのが基本ですから少し距離を置いて釣座をとるのがマナーです。

早速タックルを準備します。ロッドは、前回の若狭湾釣行まで、Newプロサーフを使い続けてきましたので、久しぶりにスピンパワー425-Tを4本(CX-T2本、BX-T、AX-T)用意しました。ここで敢えてスピンパワーとNewプロサーフの違いを実釣で感じてみたい!そんな考えもあったのです。リールは、このフィールドは、掛け上がりがキツく、一気に巻き上げるパワーと大型の外道もくる可能性があるので、パワーエアロスピンパワーをセットしました。ラインは、PE3号に力糸にはPE3号~7号もしくは、PE6号10mとします。テンビンは、全遊動式L型固定30号、スナズリはステンレスワイヤー#36番40㎝で、ハリスはフロロカーボン7号150㎝に、針は投げ専用マダイ針M(約17号)の1本針仕様です。エサは、大人の人差し指クラスの超極太岩イソメ(マムシ)と青イソメを用意しました。岩イソメを8㎝程度にカットして、ハリスまでこき上げ、さらに青イソメを3匹から5匹房掛けにします。ファーストキャストは、5色程投げ、着水と同時にベールを返しラインスラッグを取ります。そのままゆっくりテンビンが着底するまで、少しずつラインを送り出します。テンビンの着底を確認したら、2m~3m手前に動かしエサとテンビンが離れるようにします。この作業をしないと通常のシロギス釣りとは違い、エサが大きいのでテンビン周りにハリス・針が乗っかり易く、絡んでしまい釣りになりません。4本すべて同じ作業を行い、時々潮流で緩むラインを巻き取り、ラインスラッグが落ち着くまで繰り返します。この作業も怠ると魚が走られた際に、それぞれの位置が把握できず、ライン同士が交差して取り込めない等のバラす原因となります。
ドラグは、緩々にせずに少し抵抗があるようにセッティングしました。

投げ始めて1時間を過ぎた頃、一発目のビッグシグナルが来ました!いきなりスピンパワー425AX-Tの穂先が水面に突っ込む様に引き込まれ、同時に竿尻が跳ね上がりました!ロッドが三脚の上で水平になったと同時にパワーエアロスピンパワーのドラグから「ジャー!」と凄まじいドラグ音が響きました。

「キタァー!」と何も考えずにロッドに飛びつき、ドラグを締めてアワセを入れましたが、「スカッ?!」やってしまいました…。完全な早アワセ…ガッカリ、反省。いきなりでしたので、心の余裕が無く失敗でした。早アワセは禁物の釣りなのに。エサを確認すると意外と綺麗な状態でしたので、他魚では無く、マダイの可能性が高いと判断。6色~5色半付近にある急傾斜な掛け上がりに全部のロッドの距離と方向を合わせ、再び待ちの時間を過ごします。シロギスの投げ釣りでしたら、ライン、仕掛けも細く、エサも小さいため、大した距離ではありませんが、こと、この大物投げ釣りパッケージでは、6色まで仕掛けを届けるのは、かなりの遠投力が必要となります。そういったシチュエーションでは、スピンパワー振出モデルは、強い味方となってくれます。

次のアタリは10分と待つ間もなく、いきなり来ました!425AX-Tの穂先が突っ込むのと同時に、竿尻が跳ね上がりドラグから「ジャー」と凄まじい音を立てドラグ音が響きました。今度は、ドラグの鳴るスピードが少し遅くなったところで、PAスピンパワーツインドラグをワンアクションで素早くロック!そのままロッドを起こすように大きくアワセを入れます。

針掛かりした時に感じる「ゴンッ!ゴンッ!」と鯛系特有の頭を振る感触がスピンパワー425AX-Tを通して感じます。「やったー!フッキングしたぞ!」、「この感じは間違いなくマダイだっ!」

巻きはじめると結構な重量感です。途中での締め込みもかなり強いので、少しだけドラグを緩めました。オールPEのラインシステムを組んでいるため、予想以上の突っ込みがあった際に、ロッドを起こせなくなる可能性があるので、一応念のための処置です。残り1色を切っても魚が浮いてきません。ゆっくり焦らずスピンパワーAX-TとPAスピンパワーのパワーを信じて浮かしてきます。やがて薄ピンク色の白い魚体が水中から見えてきて無事、タモ網にランディングできたのは42㎝の綺麗な天然マダイです。引き込みも強かったので、もっと大きいかと思いましたが自己記録更新には至りませんでした。とは言っても私にとっては十分満足のできる良型です。

その後は、数時間アタリが無く、時折、エサ取りが竿先を揺らすぐらいで、本命からの魚信はありません。ただ、ウミケムシやエイ、ウミヘビ類が当日は少なく、必ずチャンスはもう一度来る!そう考え、打ち返しをしながら本命からの魚信を待ちます。

だいぶ、日が傾き薄暗くなり始めた17時過ぎ、6色少し手前に投入していたBX-Tが、いきなりすっ飛びました!「ガッシャーン」リールが三脚に当たり、ドラグから「ジャー」と、その瞬間水しぶきを上げてスプールが逆転してものすごい勢いでラインが引き出されました!一呼吸おいてから、ドラグを締めロッドを大きく煽りアワセると「ゴンッ!ゴッ!」と伝わって来て針掛かりを確信しました!これも結構な重量感です。スピンパワーBX-Tが大きな弧を描いて曲がります。焦らず魚がこちらを向くまでは、あまりゴリ巻きはせずにロッドの逆反発力で制します。

ゆっくりゆっくり少しずつ魚との間合いを詰めて、夕日に染まる海面に上がってきたのは先ほどよりも大きい45㎝のマダイでした!「やったぁー♪」よく肥えていて、もしかすると天然帰化した個体かも知れませんが、私にとっては狙い通りの本命マダイですので最高に嬉しいです。狙いの50㎝オーバーには届きませんでしたが、投げ大物釣りは、アタリすらなく空振りに終わることも多々あります。その中で今回は良型2枚をゲットできたことは運が良かったです。

今回使用したスピンパワー425-Tシリーズですが、さすが振出しフラッグシップモデルですね。シャキッとしたロッド全体の張り、パワー、新世代先調子の遠投性と、どれをとっても最高です。
ただ、昨年新発売された振出しプロサーフも気に入っており、プロサーフ特有の粘りのある調子、ゆっくり振ってもキチッと曲がって高反発でテンビンを弾き出してくれる調子設定のプロサーフも魅力ある大物釣り用ロッドです。次回は、プロサーフを使用して大物投げマダイにチャレンジしてきます。