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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.249 ~プロサーフ(振出)絶好調!後篇~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

既に「そこが知りたい!投げ釣りのイロハ」で紹介されましたが、晩秋、香川県にカレイ狙いで釣行しました。相棒は勿論、ここ最近、狙ったターゲットを確実にキャッチ出来ているプロサーフ(振出)。先日からこのコラムで紹介させて頂いてますよう、複数本を使用しての大物釣りには欠かせないアイテムになってしまいました。

私自身、昨今はカレイ釣りにおいても、ライン・力糸共、PEラインを多用するようになりました。ライン自体に伸びが殆ど無いので、信じられないような大きなアタリが竿先に出ることもあります。反面、エサを捕食する際、魚は伸びのあるナイロンラインと比較して、確実に抵抗を感じるわけで、カレイ釣りにおいても喰いが渋い状況では、捕食する際、違和感を感じ、一度吸い込んだエサを吐き出し、最後の喰い込みまで至らない場合もある程です。今回、モデルチェンジしましたプロサーフ(振出)は、前々回も紹介させて頂きましたように、柔軟な穂先がオールPEラインを使用した状況においても、喰い込みを促してくれるのです。

話しは少しそれましたが、香川県釣行で最初に選んだ釣り場は、丸亀市近くの高見島。釣行直前に既にカレイが好調と情報を頂いたので、釣れる気満々で釣り場に降り立ちます。しかし、予報通りの西寄りの風が非常に強く、とても釣り辛い状況に少し心が折れ掛けますが、そこはやる気が勝り、手早く準備に取り掛かります。潮流は速く、満潮の潮止まりに向けて流れています。

この釣り場は2回目なのですが、前回はカレイの顔を見る事が出来なかったので、今回は是非とも本命を釣り上げたいところです。タックルは、415CX-TとフリーゲンSD35標準仕様を選択しました。ラインには、ソルトルアーフィッシングで多用しているピットブル8の1.5号を使用します。耐摩耗性に優れ、置き竿の大物釣りにも最適なんです。さて、フルキャストすれば15m以上ある水深の海底から、手前に何段もあるカケアガリ近辺に仕掛けを置くようにしますが、カケアガリ付近や海中には、強い風による波・ウネリで切れた藻が多数あり、ラインに絡み、非常に辛い状況ですが、そこは辛抱強く打ち返しします。

この時期は産卵の為に岸近くに寄って来るカレイを狙い打つ為、比較的水深の浅い場所がポイントになります。逆に沖の深みは、いかにもマダイが釣れそう。その予想が的中しました。エサ取りや多くの小鯛が掛かって来る中、ひときわ大きいアタリを見せ、40センチクラスのマダイが姿を見せました。何段もあるカケアガリ、また、潮流が速い潮下からの巻き上げで、かなりの重量感でしたが、スパイラルX構造を取り入れているお陰で、意外とすんなりと上がって来ました。ゲストとは言え、日中にこのサイズのマダイが釣れたら、さすがに嬉しいですね。

それからというもの、続くマダイ、そして、本命のカレイを期待しましたが、潮が高くなったのと、強風が更に強くなった事で、私自身、足元に波をかぶり出したので、安全第一という事で、この場所から退散する事に…風裏となる釣り場を探し、夕マズメ近くまで粘りましたが、残念ながら、この日はカレイの顔を見れずじまい…。本命の顔を見るのは、翌日に持ちこされました。

2日目のポイントも、あらかじめ決めていたのですが、さらに西寄りの風が強くなるという事で、急遽、高松市近くの風裏のポイントを選択しました。2日目の釣り場は砂浜。瀬戸内の潮位差は非常に大きく、満潮時には足場が無くなるので、潮が低い早朝の時間帯を狙って夜明けから竿を出す事にしました。水深は浅く、80m付近で3m以内。乗っ込みの釣り場としては、問題無いのですが、あまり海底に変化は無く、あまり誘いを掛けるとポイントからズレてしまうので、わずかなカケアガリ付近で仕掛けを動かさない作戦を取りました。沖を流れる本流が反転し、いい感じに湾内に入って来る様子がハッキリとわかる。カレイの時合いは近いかも…

すると、5~60m付近のカケアガリに仕掛けをおいていた415CX-Tの竿先が突然引き込まれ、同時にフリーゲンSDのドラグからジャッと数十センチ、ラインが引き出された音が聞こえました。アタリからしたら、間違い無くカレイのアタリです。焦りは禁物、カレイは喰い逃げする魚では無い。今回のラインシステムはオールPEなので、CX-Tの柔軟な竿先ゆえ、完全に喰い込んでくれるだろうと、まさに藁にもすがる思い…。1分近く待って、鋭く、ビシッと合わせてみました。すると、カレイ独特のずっしりとした重量感。慎重に巻き取りを開始し、やがてオモリが見えて来ました。しかし、ハリ掛かりした魚は見えない…。「間違い無くカレイだ!」と確信した直後、茶色い平べったい魚体が水面に浮きました。思わず「やった~!!」と声が出てしまいました。強風で状況が悪いとは言え、狙ったターゲットは釣らなければならない。苦節24時間近く、やっと本命のカレイの顔が見る事が出来ました。

この日も夕方まで粘ったものの、2匹目のカレイの顔を見る事は出来ませんでした。今回の釣行は、急激な気温の低下、そして強風と、悪条件が揃った厳しい状況ではありましたが、何とか本命の顔を見る事が出来、また、嬉しい良型のマダイまでが釣れ、何とか好調を維持出来る釣行となりました。次回、天候の良い晴天の日に再チャレンジしたいな。そう感じた今回の香川県釣行でした。ちなみに、今回使用したエサですが、ホンムシ、青イソメ、ユムシ、塩ホンムシを使用しました。エサ取りが多い状況だった事もあり、マダイはユムシで、カレイは塩ホンムシで釣れました。エサ取りが多い状況においては、ユムシ・塩ホンムシといったエサ取りに強いエサを持参する方が、釣果に結びつきやすいと思います。