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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.210 ~2017 シマノ ジャパンカップ投げ(キス)釣り選手権全国大会 観戦記3~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

予選リーグが進むにつれ、そろそろ弓ケ浜特有のアゲンストの風が吹くとの予想も、予想に反してややフォローの風のまま、試合が進行された。
 全選手の検量を行なう中で目立った釣果は第2試合の伊藤選手の釣果。
 第1試合の草野さんの重量には及ばなかったものの、1キロ超、良型を揃えていたのは見事だった。
 ブロックによる釣果差も結構あるようで、私の担当であるBブロックはどうも釣果が悪く、Aブロックに良型が揃ったようだ。

予選リーグ第1日目が終了し、暫定トップは第1試合で最大釣果を叩きだした草野選手。
 2位の清水選手に3点差で、3試合共、全て1位という素晴らしい成績だった。
 このまま第5試合まで全て1位で終える事が出来、完全試合で見事決勝に進む事が出来るのか?

第1日目の夜に開催された懇親会場にて、皆に「このまま完全優勝してくださいよ!」と冷やかされていた草野選手であったが、本人は至って冷静。
 暫定トップ選手としてのスピーチでも「シード権を取って来年も来れたらいいです。」と、やや控えめな発言が懇親会場を盛り上げていた。
 明日の試合に向け、アルコールは控えていた印象だったが、ご飯を2杯お代わりしたとの情報もあり、明日のフルキャストに備えてると察した私。
 やはり食べないとパワーが出ないのでしょう…。

翌日、夜明け前から本部前に選手が集合、決勝戦に向け、最後の2試合が始まる事になった。
 私の担当するBブロックでは、暫定2位の清水選手が安定した釣果で結果、ブロック2位となり、2日目、まずまずのスタートとなった。
 そして、Aブロックでは暫定3位の遠投派である河合選手が余裕を見せブロックトップ。
 そして、Cブロックでは、暫定1位の草野さんが余裕でトップ通過。
 いよいよ予選完全試合で決勝戦に望むのか?

そして、予選リーグ最終試合である第5試合、私の担当するBブロックには、草野選手と河合選手がフルキャストのガチンコ勝負となった。
 両選手はブロック左側に並び、超遠投を披露。おのずとギャラリーも背後に多く集まった。

ここでも勢いが止まらなかったのは草野選手。
 昨晩の過食がパワーとなっているのか、X2をバットから曲げ、疲れ知らずのキャストを繰り返し、良型を連発している。
 「釣れないBブロック」の中、ブロック2位の西向選手に500グラム以上の差を開け、再びダントツのトップ通過。
 占有率は、なんと39.73と尻あがりに調子が上がって来た草野選手。
 これで前人未到の予選リーグ全て1位通過、勝ち点40点という素晴らしい成績で余裕で決勝戦進出を決めた。

そして、好調の河合選手、清水選手が見事決勝進出を果たし、以上の3選手で第33回シマノジャパンカップ投のチャンピオンを決める事になった。
 今回の観戦記、全3回で終える予定でしたが、決勝戦の模様は続編として「ファイナル観戦記4」としてご報告致します。