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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.201 ~久しぶりの大型アイナメ~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

3月下旬、桜がちらほら、春本番と言いたいところなのですが、今年は天候不順により、肌寒い日が続いている今日この頃です。
 「春」と言えば、私の中では「鳥羽へのアイナメ狙い」というのが昔からの定例行事で、例年2~3回は鳥羽方面に釣行しています。
 私自身、大型の実績が多い大潮の日を選んで、つい先日、釣行プランを立てたのですが、生憎の雨予報。
 「晴れ男」の私にとっては、どうにかして天気を回復したいところですが、予報では、かなりの降水確立の予報です。
 とりあえず鳥羽方面を目指し、未明に現地に到着するものの、予報通りの雨。それも、時間が経つにつれ土砂降りになって来ました。
 小康状態になる事を信じて、夜が明けるまで仮眠する事にします。

数時間後に目覚めると、運良く雨が上がっています。
 「さすが、晴れ男!」と自画自賛し、タックルを準備します。

この日は午前中が下げ潮で、午後から上げ潮という潮まわり。
 下げの潮止まり前後と、上げ潮の潮流が緩んだ時がチャンスと目論みます。
 エサのマムシ(ホンムシ)を5センチ程度に切って針に刺し、早速フルキャストします。

ここの釣り場は、遠投すると水深が約30mあり、また、手前には大きなシモリがあって、強烈なカケアガリが形成されており、しっかりしたタックルでないと、魚が取り込めません。

この日のタックルは、最強の振出投竿のスピンパワーPF425AX-T、リールには、今春発売されたフリーゲンSDとしました。
 過去には過酷な釣り場ゆえ、パワーエアロスピンパワーを使用して来たのですが、この日はフリーゲンSDのパワーを確かめたく、あえて使用する事にしました。

オモリが着水した約120m付近から、ゆっくりとオモリを沈め、着底した事を確認します。潮はかなりの勢いで流れており、ラインが右へ右へと流されます。
 時折、アタリも無く(水深が深いので)、トラギスの20センチクラスが釣れて来ます。この魚も天ぷらにするとかなり美味なので、大切にクーラーに収納します。

下げ潮が緩み、期待しますが、釣れてくるのは先程のトラギスと25センチ前後のチャリコ(小ダイ)。
 水深が深いので、25センチを超えるチャリコも、首を振る手応えで楽しいのですが、なかなか本命が顔を出してくれません。

この日は降雨も多少影響していると思うのですが、春独特の青白っぽい潮色で、イマイチ雰囲気が良くありません。
 毎回釣れて来るカレイも顔を出さないし・・・。
 オモリを触っていると、かなり冷たく、水温がまだ少し低いようです。
 状況が悪いとは言え、キャストしてみないとわかりません。ひたすらフルキャストを繰り返します。
 心配した雨も、たまに小雨程度が降るものの、殆ど降ってません。これだけでも幸いです。
 干底から上げ潮に変わった直後に期待するも、全く反応がありません。
 こうなると、上げ潮の強い流れが緩んだ瞬間がチャンスです。
 潮流がMAXに達したところで、釣りにならないと判断。しばらく仕掛けを上げておく事にしました。

そして待つ事1時間。
 いままで凄い勢いで流れていた潮の流れが急に緩くなり、海面が穏やかになりました。
 「よし今だ!」と再度、フルキャストします。
 幸いにも、吹いていた向かい風が収まり、飛距離が10m位伸び、探っていないポイントにエサを運べるようになりました。

数回の打ち返しの後、竿先を抑え込むアタリをキャッチ、同時にフリーゲンSDからドラグ音が聞こえて来ました。
 潮流は完全に止まっています。
 ようやくこの時を迎えました。
 余分な糸フケを十分取り、大きく合わせを入れます。
 すると、根がかり…。
 いや、首を振る手応えを見せ、ゆっくりと寄って来ます。
 さぁ、ここからが大変です。渾身の力でフリーゲンSDのハンドルを巻きます。
 果たして取り込みが出来るのか?

425AX-Tは大きく曲がり、胴のパワーでターゲットの手応えを受け止めています。
 そしてフリーゲンSD。ハンドル長が80mmでありながら、HAGANEボディ&HAGANEギアのお陰で、とてもスムーズに力強く巻けています。
 そうこうしていると、強烈なカケアガリ部分に到達しましたが、何の問題も無く、掛かった獲物をこちらに運んでくれています。
 そして、水面に浮いたのは、待望の本命、それもデカイ!
 力糸を巻きこんだ所で、寄せる波に合わせて一気に抜き上げました。
 「ドスン」と波止の上に横たわったのは久しぶりの大型アイナメ。
 水面に浮いた時は50センチ位と予想しましたが、メジャーを当てると45センチ。久しぶりの大型だったので、少し大きく見えたのでしょうね(笑)。
 少し細い魚体ですが、久しぶりに大型、それも狙った時間に釣れた事もあり、思わず笑みがこぼれ、「やった~」と拍手してしまいました。
 さぁ、続く大物を…と再度キャストを試みますが、ここでまさかの大雨、そして強風が…。

もう少し釣りたかったですが、この日はこの1匹で大満足。
 雨の降る中、ストップフィッシングとしました。
 それにしてもフリーゲンSD、思ったよりパワ―がありました。
 そして、新しいハンドル形状も、雨で濡れても滑らなくて握りやすい。
 そう感じた今回の釣行でした。
 次回はポカポカした小春日和に釣行したいなぁ~と思っています。