フィッシングコラムフィッシングコラム

  • イヨケン STRONG STYLE
  • 素晴らしき投釣りワールド
  • 鮎入れ掛かり!?ブログ
  • Fantastic F.F Story ON THE STREAM
  • 絶景ドリームツアー 釣行レポート
  • シマノ渓流 開発奮闘記
  • ワカサギブログ

素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.187 ~今シーズン初ガレイ~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

10月中旬、まだまだキスが釣れ盛っている今日この頃。まだまだカレイには早いだろうと思っていたのですが、場所によっては、既に釣れ始めているようです。まだ早いかな?と思いつつも、そろそろカレイが釣りたい!という思いが先行し、カレイが釣れ始めているという香川県西部の釣り場を目指しました。

この日は北東の風がやや強く、日差しは暖かいものの、お日様が顔を隠すと肌寒く、晩秋を思わせる気候でした。竿を出したのは潮が下げ始めた頃。この釣り場は下げ潮時に実績があるらしく、まさに今がチャンスと、急いでタックルの準備に取り掛かります。
この日のタックルはスピンパワー425CX-T&スーパーエアロフリーゲンSD。穂先は繊細ながら、並継に匹敵するパワーを持った振出投竿と、軽量ながら巻き上げのパワーに優れているリール。どんな大物が来ても安心です。15mくらいある水深の海底から、岸に向けてのカケアガリらしき場所に仕掛けを持って行き、カレイからのシグナルを待ちます。時折、元気なアタリを見せて上がって来るのは、20センチクラスのチャリコ(小ダイ)。まだ水温が高く、なかなかカレイの口にはエサが届かないようです。一瞬、竿尻が持ち上がったかと思うと、フリーゲンSDのドラグから「ジャ~」というけたたましい音が聞こえて来ました。「これは…」と、針掛かりした大物を予測し、大きく合わせを入れます。10メートル位寄せたところで、底にへばりつかれました。が、ロッドのパワーで寄せにかかります。重量感のある手応えを楽しみながら海面に姿を見せたのは、座布団よりやや小さい「赤エイ」。やはり予測どおりです。とりあえず、ロッドのパワーを活かし、波止の上に一気に抜き上げました。尻尾に毒針があるので、慎重に針を外して優しくリリースしました。さて、肝心のカレイはというと…実績のある下げ潮の時間帯を釣ったにも関わらず、今だ姿を現しません。やはり少し早かったんでしょうかね。後半の上げ潮の時間帯、思い切って、少し根掛かりのあるポイントに場所変えする事にしました。下げ潮に比べて、かなり流速が早いですが、何とかカレイに会いたい一心で、打ち返しを続けます。帰りのフェリーの時間があるので、残り時間は限られています。既に竿を出してから7時間。前出のチャリコやベラは数え切れない程、釣りました。いや、今も釣れ続いています。とにかく納竿時間まで頑張ろう!と諦めずに打ち返し、釣りを始めて、8時間過ぎたところで、一番右側のCX-Tの竿先が1回、「コクン」とお辞儀した直後、フリーゲンSDのドラグから「ジャッ」と少しだけ音が聞こえて来ました。このパターンのアタリ、今日初めてです。少し期待しながら大きく合わせると、いい感じの重量感が伝わって来ました。「これはひょっとして…」と、途中のシモリや海藻に掛からないように、15m近い水深の海底から半ば強引に巻き上げます。潮下から、良い感じの手応え、そして心地良い締め込み感。それにオモリが近づいて来ても魚が浮いて来ません。足元でようやく姿を現したのは、平べったい茶色い魚体。そうです。待ちに待ったカレイです。慎重に抜き上げると、30センチクラスの良く肥えた美味しそうなマコガレイ。苦節8時間過ぎに来た1匹に思わず笑顔が出ます。

この日は、この1匹に終わりましたが、最後まで絶対に諦めたらいけない事を再認識させられた今シーズン初カレイ釣行でした。ちなみに、このマコガレイ、煮付けで頂きましたが、とっても美味でした!