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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.177 ~境港へ~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

鳥取県最西部の境港市で良型キスが好調との情報を得たので、一路、鳥取県へ向かいました。

まずは弓ケ浜最北端でのサーフからフルキャストします。ロッドはキススペシャル CX+。キスの活性が低い事を予測し、仕掛けには吸い込みやすい形状の「攻めキス」6号5本針、グロー留パターンで様子を見る事にしました。7色付近で海底に変化がある場所をキャッチした直後、「モゾッ」と、竿先に良型キスの前アタリを予想させる振動を捕らえました。待つ事10秒、「ギュィ~ン」と竿先が引き込まれました。追い食いを期待して、針掛かりしたキスを泳がせて仲間を誘います。アユ釣りのオトリを泳がす感覚ですかね。しばらく針掛かりしたキスが泳ぐ感触を楽しんでいると、再び「ギュィ~ン」と竿先が引き込まれました。「これも良型!」と直感したので、即リーリング。姿を見せたのは、24センチと22センチのダブル。1匹目に掛かったオトリ?が良い仕事をしてくれました(笑)。針が吸い込みやすい形状をしているので、2匹共、喉の奥深くに針掛かりしていました。作戦成功です。その後、遠くのポイントで同様のアタリを何度も楽しんだ後、一気に竿先が引き込まれる大アタリが出ました。これはキスでは無いと直感。即、「スーパーエアロ キススペシャル コンペエディション」のストッパーをOFFにします。アタリがあったのは6色付近。約150m沖です。なんとか100m付近まで寄せる事が出来ましたが、ここで一気に反撃、約10m沖に向かって走り出しました、これはリールのハンドルを逆転させる事で対応します。ラインは0.6号、ハリスは1号。何とか捕りたいとの思いで、魚の動きに合わせ浜を左右に走ります。走るスピードからしてヒラメでは無さそうです。約5分やり取りしたところでエラアライを見せました。やっぱり…。そうです。スズキ(関西でいうハネ)です。姿を確認してから2分後、慎重に浜に引きずり上げたのは、50センチクラスのナイスサイズでした。口元を良く見てみる「攻めキス」6号が奇跡的にガッチリと掛かっていました。良く捕れたものです。この格闘劇でキスが散ってしまったのか、その後、キスの食いが悪くなったので、ここで島根県に面した護岸に移動、更なるサイズアップを目指します。

ここでの仕掛けは、フトコロは広く、大型キスも確実にキープ出来る「掛けキス」6号、若干、海水が濁っていたので、ここでもグロー留パターンを使用します。3本針仕様にエサを大きく刺し、フルキャストします。しかし、予想に反して20センチ以下の小型ばかり釣れて来ます。「今日はダメなのかなぁ~」と半ば諦めた頃、一気に竿先が引っ張り込まれました。先程のスズキを予想しましたが、今回はスピードよりトルクの大きさを感じます。ひょっとして…期待しながら慎重に寄せて来ます。力糸を巻きこみましたが、掛かった魚は見えません。すると、茶色い平べったい魚体が姿を現しました。そう、予想どおりヒラメです。それも50センチ級の大型です。「やった~!」と喜んだのも束の間、釣り場は護岸、そして玉網がありません。水面に完全に浮かして針掛かりを確認すると、口からキスを吐き出しました。針は口元に掛かっています。おそらく針掛かりしたキスを捕食、その後、運良くキスが外れ、口元に針掛かりしたようです。十分過ぎる位、海面で弱らせ、同行者に取り込みを依頼します。別の仕掛けをヒラメの魚体に掛け、取り込む手段を選択しました。「さぁ~取り込むぞ!」と意気込んだ瞬間、ヒラメは最後の力を見せて抵抗します。その直後、あろう事か針が外れ、50センチクラスのヒラメはゆっくりと海中へ消えて行きました。「うぁ~」と、思わず声が出てしまいます。取り込む事は出来ませんでしたが、掛かった獲物が見れた事で満足。
しかし、やっぱりくやしい。姿を見てしまっただけに。次回からは必ず玉網を持って行こう!しかし、玉網を持って行った時に限って掛からないんでしょうね。このような大物。キス以外の大物に2回ドキドキ感が楽しめた今回の境港釣行でした。