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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.171 ~7年振りのジャパンカップファイナルへ~

草野 満
草野 満
富山県黒部市在住。シマノ・インストラクター。
幼稚園の時に釣りを始め、投げ釣りは小学校3年生から始める。
ジャパントップキャスターズトーナメント優勝 7回、第24回シマノ・ジャパンカップ優勝。
投げ釣りが中心だが、プライベートではルアー、船釣り等も楽しんでいる。

先日、米子市の弓ヶ浜において毎年恒例になっているジャパンカップ投げのインストラクター戦に行ってきました。インストラクター戦が導入された2010年から、自分は全くファイナルに出場することが出来ず、今年もダメなんだろうなと内心思いながら1年ぶりに弓ヶ浜に向いました。どうせダメでも力一杯遠投して悔いのない釣りをしようと心に決めていました。(毎年そんな形で負け続けていたのですが。)

タックルは通常より重い35号錘を使うことから、あえてスピンパワー385XXを使用し、リールは今年発売になったスーパーエアロキススペシャルに0.3号を巻き、遠投を特に意識した形としました。35号という重い錘を使うのは、ずばり向い風対策です。早朝は無風や追い風でも、日が高くなると向い風の状態が多くなり、軽い錘では飛距離が大きく落ちますが、35号錘では向かい風による飛距離ダウンを最小限に抑えることが出来るのです。わずか数メートルの違いでキスのいるポイントに届くかどうかで大きく釣果が違う場合もあります。仕掛けは、シマノの掛けキス4号5本鈎を使用し、これもあえて8本鈎でなく5本鈎で飛距離重視としました。

大会当日の1試合、無風ベタ凪状態でのスタートです。自分以外の3人はフル遠投せずに投げていますが、自分は迷うことなくフル遠投です。糸フケをとって9色目の半分からゆっくりサビキはじめると、直ぐにアタリを感じることが出来、魚の気配を感じることでひとまず安心します。そこで仕掛けが絡むことを覚悟で、ゆっくりサビキ、確実に食わせる作戦をとります。その後もアタリをとりつつ回収するとバナナ状になり5匹の魚が付いています。1つはメゴチでしたが、まあまあサイズの4連でのスタートです。その後もまあまあのペースで釣れ続き、あっという間に90分が過ぎ、終了となりました。数は他の3人と同程度と思いましたが、型が良かったようで、何と1試合目は1位です。

第2試合目は、何と風がフォローになり自分にとっては好条件になり、ほぼ9色からサビくことが可能となりました。3投目には18cm位の5連掛けもあり、素針なく、トラブルなしであっという間に終了です。手応えを感じたとおり、結果は1位通過となりました。

昼食を挟み、第3試合ですが、2年前の悪夢がどうしても思い出されてしまいます。2試合目終了時でトップだったのが3試合目に最下位となり、逆転されてしまったことです。しかも風は弱い横風から向い風になっています。ただ、焦ってもどうしようもないので、自分の釣りをすることに専念し、1投目から渾身のフルキャストです。35号錘のおかげで8色全てをサビクことが出来、魚も変わらず釣れてくる状況が続き、終了することが出来ました。最下位だけを逃れれば、ファイナルの出場が確定でしたので、途中から気楽になって釣りを出来たことが良かったです。

こうして何と3試合とも1位で終了し、苦節7年にしてようやくファイナルの出場を決めることができました。夢のような気分です。

インストラクター戦が始まった年からスタイルは変えず、一貫してフルスイングだけを続けてきましたが、ようやく結果が出ました。近場の数釣りは大の苦手ですが、遠投釣りになれば自分の長所を生かすことが出来るので、ファイナルでも一波瀾を起こすことが出来たらと思い、フルスイングで勝負するつもりです。