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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.168 ~キスのちマゴチのちキス~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

ゴールデンウィークに入った直後の4月下旬、キスを求めて京都府北部の宮津方面に釣行しました。キスの釣れ始めが比較的遅い京都府北部の海岸において、宮津方面は比較的釣れ出しが早く、良い日に当たれば20センチオーバーの数釣りが楽しめます。ただ、シーズン初期の釣り場特有のムラが多いのも事実で、降雨後や外気温が下がった直後などは、全くと言って良い程、釣れない事もあるのも事実。この日は、2日前に降雨があり、また、釣り場に向かう道中の未明の気温が2℃と、いわゆる前記した後者にあたる条件に当てはまってしまいました。

夜明け前に釣り場に到着。いくつかの釣り場を見て回り、とりあえず風裏になる釣り場を選びました。気温は低いですが、天気は快晴。水平線から顔を出した太陽に向かってキャストします。この日のタックルは、今春発売されたNEWキススペシャル EX+にスーパーエアロキススペシャルのコンビ。水温が下がってキスが深場に落ちている事を予想してフルキャストします。6色半位からゆっくりとデッドスローでサビキますが、全くアタリがありません。まぁ、「雨後」「気温の低下」という悪条件なので、アタリが無いのは想定内。じっくりと時間を掛けてキスの居場所を探す作戦を取ります。1投毎に、キャストする距離、方向を変えて探っていきますが、やはり反応がありません。上がって来たオモリを触ってみると、かなり冷たく感じます。
「これは長丁場になるかも…」と夕刻までの釣りを覚悟します。ある程度太陽が昇った頃、3色付近のカケアガリで「モゾッ」とした超小さい前アタリをキャッチしました。超高感度のキススペシャルゆえ、キャッチ出来る前アタリです。「太陽が昇った事で少し水温が上がり、ひょっとしてキスの活性が上がったのかな?」と考えながら、仕掛けを止めたまま、本アタリが出るのを待ちます。しかし、10秒経っても20秒経ってもEX+の竿先にアタリが出ません。水温の急激な低下によって、キスの活性がかなり下がっているのでしょう。半ば諦めかけた30秒後、待ちに待った本アタリが竿先に出ました。
「これでもか…」という位、待ちに待って巻き上げると、18センチ級が上がって来ました。「活性が低いので針掛かりはきっと浅いのだろう…」と口元を見ると、攻めキス6号を丸飲みしていました。吸い込みやすいようにフトコロの狭い針を選択していたのが正解だったのでしょう。より吸い込みやすいよう、針のサイズを5号に変えようか?と思いましたが、20センチを超える良型が来てもすっぽ抜けないよう、このまま6号で通してみる事にしました。「居場所がわかればこっちのもの!」と再度同じポイントを超デッドスローでトレースしますが、続くアタリはありません。どうも今日は修行の1日になりそうです。再度フルキャストして沖の深場を攻めてみますが、遠くのポイントは全く反応が無いので、思い切って近場のいくつかあるカケアガリを攻めてみることにします。3色から2色に入ったところで一気に竿先が引っ張り込まれました。連掛けは期待せず、即、巻き上げてみると、なかなかの手応えをみせて20センチオーバーが顔を見せてくれました。それからは1匹1匹ですが、コンスタントに釣れて来ますが、満潮の潮止まりと同時にアタリが止まってしまいました。

 

ここで思い切って釣り場を変更。宮津湾の湾奥を攻めてみますが、15センチ程度の小型が2匹のみ。そして再度西方向に釣り場を移動。5色付近で2匹追加するもののサイズがイマイチの為、先週の夕方、数が釣れたという宮津市最東部のポイントに移動を決定。しかし、波がやや高く、濁りが入ってキスが釣れそうにありません。半ば諦めて海を眺めていると、一箇所、強めの離岸流が出ている場所を発見しました。「おぉ、エエ離岸流や!ひょっとしたら…」と、車に積んであった(キス釣りに行く時はいつも積んでいます)「AR-C TYPE VR S1000M」&「ツインパワー 4000XG」のタックルでルアーをキャストしてみる事にしました。ルアーには、ソルトインストラクター堀田さんオススメの「スピンビーム」を使用。32gという重量は、速い離岸流の中でもしっかりと泳いでくれる優れものなんです。まずは「クリアピンクイワシ」を数投キャストしますが反応がありません。次はこれ!と、「ヒラメゴールド」をキャストします。リトリーブを開始した直後に「ガツン!」と来ました。予想どおりです。一瞬、ヒラメを予想しましたが、首を振る手応えにマゴチと直感。心地良いドラグ音を楽しみながら一気に砂浜へ引きずり上げたのは、50センチを超えるマゴチ。離岸流が出ていたので、予想どおりと言えば予想どおりですが、さすが「スピンビーム」、仕事が早いですね!堀田さんから「ヒラメに良く効きますよ!」とは聞いていましたが、マゴチをこんなに短時間でゲット出来るとは…

思わぬ大物に気を良くして、夕方のゴールデンタイムに期待すべく、朝イチのポイントを再度攻めてみる事にしました。潮はどんどんと上げ、いい感じです。今回は朝と違って釣り方を変えてみました。岸に向かって潮が押してきているので、押された潮で仕掛けが海中で舞い上がると判断。朝と違って短いストロークを超早引きし、数秒仕掛けをステイするパターンに変更してみました。すると、ドンピシャ!1投目から前アタリがあった直後、EX+の竿先が引き込まれました。アタリからして20センチオーバーと予想。取り込んだのは、この日の最長寸となる23センチの良型です。それからというもの、怒涛の追い上げで20センチクラスを毎投キャッチ。夕方になって水温が上がりキスの活性が上がったのかも知れませんが、状況に合ったサビキ方がマッチしたのかも?です。試しに朝同様、超スローサビキも試してみましたが、アタリは皆無。再び、超早引き&ステイのパターンに戻すと、良型が連発。気付けば日没まで釣り続けていました。長いようで短かった1日。思う存分、砂浜での釣りを楽しみました。