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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.162 ~花見ガレイに期待して・・・~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

4月に入り、各地から桜が満開の便りが続々と入って来ます。いよいよ春本番です。この時期の投釣りでのターゲットは何といっても「花見ガレイ」です。厳寒期に一時的にエサを食べなかったカレイが、桜の花が咲く頃に再び荒喰いを見せるのがこの時期なんです。その「花見ガレイ」を狙って先日、三重県の鳥羽方面に釣行しました。

鳥羽方面には毎年この時期に釣行しており、良~大型のカレイやアイナメ、クロダイが大きく竿を曲げてくれています。鳥羽方面は激流の釣り場が多いのも特徴で、潮の大きい日には釣りにならない釣り場もあるくらいですが、釣れる魚のサイズが大きいのも特徴です。あえて、潮の干満の差が大きい大潮、それも満月の日を選んで釣行しました。大潮の日は潮の流れが速いので、釣りが出来る時間は潮止まりの前後のみと短いのですが、過去の実績から大型魚が数多く出ています。鳥羽には私自身の実績で、アイナメがメインのポイントとカレイがメインのポイントがあるのですが、今回の狙いは「カレイ」なので、カレイがメインのポイントを選択しました。

当日は完全に夜が明けてからの竿出しとしました。竿を出した直後は潮の流れが速く釣りになりませんでしたが、数時間後、予想どおり流れが緩くなって来ました。「時合」と思われる時間が近づいて来ました。ここぞとばかりにエサのマムシ(ホンムシ)を針にたっぷり刺し、80m付近に仕掛けを投入します。糸フケを取りながら、パワーエアロスピンパワーのハンドルを数回まわして海底に変化がある場所に仕掛けを置きます。「そろそろアタリがあるぞ!」と、スピンパワー425BX-Tの竿先を凝視しますが、全く反応がありません。何度も誘いを掛けてアピールしますが、BX-Tの竿先は全く動きません。やがて干底の時間を迎え、潮が完全に止まってしまいました。その時、BX-Tの竿先を小さく押さえ込むアタリが出ました。待ちに待ったアタリです。大きくアワセを入れ巻き上げますが、それほど手応えがありません。上がって来たのは20センチを少し上回る綺麗なマコガレイです。小型ですが本命ゲットです。サイズの割には肉厚があり、とても美味しそうです。「さぁ~時合いが来たぞ!」と続くアタリに期待して誘いを掛けますが、竿先は全く動きません。それからは短い潮止まりの時間が無情にも過ぎ去り、上げ潮が強くなりました。流れが強烈なので、ラインが流されないよう、近投で攻めてみますが、こちらも無反応です。数時間が経過し、満潮の潮止まり近くになった頃、再び潮の流れが緩くなりました。夕方の満潮の潮止まり前。過去、私が一番実績を上げている時間帯です。ここぞとばかり、温存していた新鮮なマムシをたっぷりと針に刺し、キャストします。直後、BX-Tの竿先が20センチ程度引き込まれました。ナイロンラインを使用しているので、そこそこ大きいアタリです。やはり潮は正直です。ひと呼吸おいて大きく合わせると、「ズシッ」とした手応えが伝わります。途中、心地良い締め込みを数回味わいながら抜き上げたのは、30センチクラスの食べ頃サイズのマコガレイ。本日最終の時合到来となりました。一心不乱にキャスト&誘いを繰り返しますが、残念ながらこの日はこの2匹で終わってしまいました。
目論みとは裏腹に少し残念な結果に終わってしまいましたが、ポカポカとした陽気の中、のんびりとカレイ釣りが楽しめました。今回釣り上げた2匹のマコガレイ、煮付けで食べましたが、とっても美味でした。