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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.157 ~厳寒期 – こんな時期でも河口では・・・~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

2月も中旬になり、寒さもいくらかは和らぐようになりました。この時期は水温が低く、釣りものも少なくなりますが、河口でのキチヌは元気です。四国地方で春一番が記録された直前、和歌山県北部の河口にキチヌを狙って釣行しました。和歌山県北部には、大・中・小と、規模の違ったいくつかの河川が流れており、各河口にて、この時期、投げ釣りにてキチヌが狙えます。型は比較的良く、40センチ前後の良型が釣れるのも特徴で、まれに50センチクラスのマチヌ(クロダイ)が元気な手応えを見せ、われわれを楽しませてくれます。

キチヌやクロダイを投げ釣りで狙うとなると、夜釣りが一般的だと思われがちですが、この時期私はあえて日中に竿を出し、好釣果を得ています。この日は和歌山県北部で最も大きい河口を釣り場として選択しました。昨年も同時期に40センチ前後のキチヌ7匹に、60センチオーバーのスズキ(ハネ)を釣り上げる事ができました。タックルは、サーフリーダー425DX-T&スーパーエアロサーフリーダーSD CI4+35のコンビを使用する事にします。やや強い南風に向かってのキャストになりましたが、ロッドの胴にゆっくりとオモリを乗せるキャストで、100m以上のポイントに仕掛けを運びます。干底からの満ち始めを狙っての竿出しだったのですが、全く反応がありません。潮からして、1投目から釣れるともくろんでいたのですが…潮がゆっくりと上げ、時合と思われる時間が過ぎて行きます。数分おきに手返しを試みますが、キチヌからのシグナルはありません。「上げ始めの時合で5匹は釣れるだろう…」と、たかをくくっていたのですが、先日のシロギス釣り同様、苦戦が強いられる予感です。時刻は夕方5時前。少し焦りを感じます。その時、425DX-Tの竿先が数十センチ小刻みに震え、直後、スーパーエアロサーフリーダーSDのドラグから勢いよくラインが引き出されました。瞬時にドラグを締め、小さいストロークで「ビシッ」と合わせます。久しぶりの元気の良い手応えをしばらく楽しみながら一気に抜き上げたのは、レギュラーサイズの40センチ。ようやく群れが回遊して来たようです。数分後、再び425DX-Tの竿先が震えた後、一気に水面めがけて引っ張り込まれました。120m以上のポイントから、荒々しい引きを楽しんだのは、先程と同様サイズ。「さぁ、これから怒涛の入れ掛かりモードか?」と期待して打ち返しますが、なぜかその後はパッタリとアタリが止まってしまいました。気が付くと辺りは薄暗くなっており、そろそろ納竿時間が近づいています。最後の最後に同様のサイズを1匹追加してところで、日没の為、ストップフィッシングとしました。数は少なかったものの、釣り物の少ないこの時期、久しぶりにキチヌの手応えを楽しめました。ちなみに、今回釣り上げたキチヌですが、バジルオイルでソテーして頂きました。とても美味でしたよ。