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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.140 ~久しぶりに苦労したキス釣り~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

今夏は台風の影響で波が高い日が多かった為、なかなか和歌山県の海岸で竿を出す事ができませんでしたが、9月中旬になって、やっと竿を出す事ができました。昔から通い慣れた海岸なのですが、しばらく来ないうちに砂浜が波によって大きく浸食され、砂浜がかなり狭くなっています。海岸右寄りの波打ち際に砂利が露出した場所があったので、まずそこで竿を出す事にしました。砂浜において、砂利が露出した場所はシロギスの好ポイントである事が多く、それをもくろんでのポイント選択です。仕掛けには、おそらく小型が多いとの予想で、「攻めキス」の4号の8本針、そして、海水が少し濁っている状況なので、「グロー」パターンを選択します。1投目は100m付近にキャストします。ゆっくりと海底をトレースしますが、オモリがスーッと軽く引け、キスが居そうなカケアガリは全くありません。仕掛けが30m付近にさしかかると、海底が砂底から砂利底に変わる場所が「NEWキススペシャルCX+」を通して感じられました。と、小さいながら本命のアタリをキャッチしました。「さぁ、ここから連掛けだ!」と、続くアタリを期待しますが、全くアタリが感じられません。仕方なく巻き上げてみると、小型のキスが1匹一番下針に掛かって上がって来ました。「キスは足で釣れ!」の言葉通り、キスの群れを探すべく1投ごとにポイントを移動する事にします。しかし、全くアタリがありません。干底前の時間帯なので、渋い状況だと予測はしていましたが、ここまで悪いとは…。浜の一番右側のシモリ付近も狙ってみますが、全く反応がありません。「キスは足で釣れ!」。今度は海岸の左端を目指してキスの居そうなポイントを探す事にしました。数百メートル歩き、ランガンしますが、全く反応がありません。そして、再度歩きます。1キロ近く歩いた辺りに、わずかに離岸流が沖に向かって払い出されている場所を見つけました。「ここなら釣れるだろう…」とキスが群れているのを確信し、キャストします。潮位がまだ低いので、キスが沖に出ている可能性がある為、120m付近に仕掛けを投入し、ゆっくりとサビきます。すると、他の場所の海底とは明らかに異なり、やや粗い粒子の砂で海底の地形が形成されているのが確認できます。80m付近に仕掛けが到達した時、岸に向かってのカケアガリをキャッチしました。同時に「CX+」の竿先に「ククッ」と小気味好いアタリが出ました。しばらく振りのアタリです。ゆっくりと仕掛けを引き、連掛けを狙うと、次から次へとアタリが出ます。どうやらポイント選択が成功したようです。7回アタリをキャッチして巻き上げ開始です。波打ち際に姿を現したのは、やや小型ながら7匹のキス。7~80m付近にキスが群れているようなので、オモリの着水する場所を少しずつ変えながら探ってみると、それからは素針なく釣れて来ます。3連~4連が多かったですが、ひときわ大きなアタリで20センチ近いキスも姿を見せてくれます。そして5投目には8連パーフェクトを達成、ひとり悦に入ります。ちょうど潮が込んで来た事もあり、潮に乗ってキスが沖から入って来たのでしょう。それからは、4連、5連としばらく釣れ続きましたが、なぜか潮位が高くなればなる程、針掛かりするキスの匹数が減り、素針を引いたところでストップフィッシングとしました。「フィクセルサーフ120」のフタを開け、仕切りバッカンをのぞいてみると、8分目までキスで埋まっていました。午後からの数時間の釣りでしたが、満足の釣果です。

ここ最近、比較的簡単にキスが釣れる事が多かったので、久しぶりに苦労した釣行になりましたが、釣れない状況でポイントや釣り方を変えながらのキス釣りはやはり勉強になります。たまには苦労しないといけないですね。