フィッシングコラムフィッシングコラム

  • イヨケン STRONG STYLE
  • 素晴らしき投釣りワールド
  • 鮎入れ掛かり!?ブログ
  • Fantastic F.F Story ON THE STREAM
  • 絶景ドリームツアー 釣行レポート
  • シマノ渓流 開発奮闘記
  • ワカサギブログ

素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.137 ~今夏最後の釣行~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

今年もあっという間に夏が終わってしまいました。今夏は特に暑かったですが、夏好きの私にとっては、「暑い暑い」と言っていた頃が一番良かったような気がします。朝晩がとても涼しくなった8月下旬、今夏最後のキス釣りに出掛けました。当初、太平洋岸の釣り場を考えていましたが、日本列島に2つの台風が接近しており、波・ウネリが高い状態で太平洋岸は釣りが出来ない状態です。急きょ、行き先を日本海方面に変更しますが、台風通過後は、風・波が高くなるようです。「どこか釣りが出来るところはないの~」と、いろいろ調査すると、ありました。弓ヶ浜です。台風が日本海に抜けた直後、北西から西向きの風が強くなる予報なので、東~北東に面している弓ヶ浜がちょうど風裏になり、竿が出せます。台風通過後は波が高かったですが、釣行日の前日には予想通り、ほぼベタ凪になっていました。
釣り場に到着すると、若干の濁りはあるものの、ベタ凪で絶好の釣り日和です。例年、この時期はキスのサイズが小さくなるので、とりあえず様子見という事で、「攻めキス」4号を選択します。濁りがあるので「グロー」パターンをチョイスしました。5本針か8本針かを悩みましたが、とりあえず5本針でスタートします。「NEWキススペシャルCX+」で5色付近にコントロール良く投入します。4色付近で小型のアタリをキャッチしますが、明らかにキスではないアタリも同時にキャッチ。おそらくチャリコ(小ダイ)と判断します。上がって来たのは予想通り小型のキスが3匹とチャリコが2匹。やはり、この時期は外道が多く少し釣りにくい状況です。しばらく釣ってみましたが、5連掛けまで達成出来たものの、キスの型があまり大きくないので、思い切って弓ヶ浜の北側にある「境水道」に移動する事にしました。北寄りの風が少し強くなってきたので、島根県側の護岸を釣り場とします。
海面を見てみると、先日の大雨の影響でかなり濁っており、川から流れ込んだゴミが多く浮遊しています。状況は良くありません。ちょうど潮止まりの時間帯なので、6色半付近に仕掛けを投入します。ここでは良型を狙うので、「掛けキス」6号の5本針を、太陽の光が海面に射し込んでいる状況なので、キラキラと光って集魚効果がある「ビーズ」パターンを選択しました。
ゆっくりサビくと、明らかにキスではないアタリが2回3回と「CX+」の竿先に出ます。おそらくチャリコでしょう。4回5回と同様のアタリをキャッチしたところで仕掛けを回収します。クルクル~と遠めにチャリコが回っているのが確認出来ます。1投目はパーフェクト!そう、チャリコの5連です。「潮が動かないとキスは釣れないのかなぁ?」と、しばらくはチャリコを釣り続ける覚悟をしました。しばらくはチャリコのオンパレードでしたが、潮が少し左へ流れた瞬間、「キュィ~ン」と「CX+」の竿先が30センチ位引き込まれました。待ちに待ったキスのアタリをキャッチです。
連掛けを期待し、そのまま潮に流してみますが、続くアタリがありません。仕掛けを回収すると、水面直下で良型キスらしき魚体が「ギラッ」と光りました。先ずは20センチオーバーのまずまずサイズを取り込みます。やはり潮が動くとキスが喰って来ました。時合が到来したと判断したので、即、同じポイントにキャストします。ちょうど5色半位にカケアガリがあり、カケアガリをゆっくりと仕掛けを流します。20秒程仕掛けを流したところで、またもや良型とわかるアタリをキャッチ。同サイズを追加します。それからは1投ごとに良型サイズが釣れて来ますが、ここで潮流がかなり速くなってきました。
少し釣りにくい状況になってきましたが、同様に仕掛けを流します。と、「ギュィ~ン」と竿先が1m近く引き込まれました。「これは大型キス!」と直感し、続くアタリを待ちます。すると、再度、数十センチ竿先が引き込まれました。鋭くアワセを入れリーリングします。流れの強い潮下からの巻き上げなので、かなりの重量感です。首を振る手応えに若干不安を感じますが、強い流れの潮下からの巻き上げなので、大ギスもこんな手応えなのだろうと、ドキドキしながらリールのハンドルを巻き続けます。残り1色になったところで、水面直下に「ギラッ」とパールピンクの大きな魚体が光りました。「よっしゃ~!」と心の中で叫び、更に慎重にリールのハンドルを巻きます。オモリが近づき、魚体が見えて来ました。「デカイ!30センチは超えてる!これは慎重に抜きあげないと…」慎重に慎重を重ね、水面に浮かせると、今まで見た事の無い横走りを見せます。そこを一気に抜き上げ、見事取り込み成功です。「やった~デカイぞ!」とテンションMAXです。しかし…キャッチした魚体を良く確認すると…これが何と35センチ近い「カマス」。急上昇したテンションが一気に急降下です…。
あの「ギラッ」としたパールピンクの魚体がカマスとは…。確かに体色がかなり綺麗なカマスではありますが、30センチオーバーの大ギスを予想していただけに、かなりのショックです。
カマスが掛かっていた針は、5本針の一番下の針。カマスは中~上層を回遊する魚なので、おそらく仕掛けが潮流で吹き上がり、海底から最も離れた一番下の針に掛かってきたのでしょう。
その後、ますます潮流が速くなり、一段と釣りにくい状況になりましたが、ほぼ毎投、20センチオーバーの良型キスが釣れ、25センチ近いサイズも姿を見せてくれ、「フィクセル・サーフ キススペシャル 120」の「EVA仕切りバッカン」が数回満タンに。今夏最後に良型の数釣りが堪能出来ました。