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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.111 ~花見ガレイ~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。

街中では桜が満開。TVのニュースでも、各地での桜満開が報じられ、まさに春本番です。待ちに待った春がやって来ました。「桜が満開」となれば、そう、「花見ガレイ」のシーズンです。産卵で一服状態であったカレイが体力を回復するために、再び活発にエサを採餌する期間が、ちょうど桜の花が満開になる時期と重なるため、そういう名前がついたのでしょう。

今回は、前回の釣行で大型アイナメを釣り上げる事が出来た三重県鳥羽の答志島へ再度釣行致しました。例年この時期、タイミングが良ければ、マコガレイ・イシガレイの良~大型が望め、私自身、一昨年の同時期にイシガレイの50センチ級を釣り上げる事が出来ました。この日は、前記のイシガレイを釣り上げる事が出来た牛島との水道部分に釣り場を決定しました。夜が明けきってからの竿出しになりましたが、道中、そして釣り場の背後の桜は満開。そして、鳥のさえずりやカエルの泣き声が周囲から聞こえて、本当に心が癒されます。その上、天気は快晴。この上ない釣り日和です。この日の潮位差はあまり大きくはないですが、タイドグラフを見ると、1m近くの潮位差があるので、そこそこの釣果が望める予感がします。釣り始めた時間帯は、潮が干底に向かって流れています。しかし、思った程、潮流が速くありません。干潮の潮止まりに近いからでしょうか?タックルは、この島の中では比較的浅く、水深が10m以内の釣り場なので、ライトなタックルを選択。しかし、ライトとは言え、超大物にも対応出来るタックル選択です。スピンパワー425BX-T&スーパーエアロフリーゲンSDにナイロンライン5号を使用する事もあって、「夢屋スーパーエアロSDスプール5-200」を装着します。このリール、軽量ですが、”HAGANE”ボディ&”HAGANE”ギアを採用している事もあって、負荷が掛かっても巻き上げがとってもスムーズ。
ここ最近の置き竿釣りでの超お気に入りアイテムです。

さて、流れていた潮が緩みかけた瞬間、竿先にかすかなアタリが出ました。ひと呼吸おいて大きく合わせます。上がってきたのは20センチクラスの可愛いマコガレイです。「大きくなって戻っておいで!」と海底へお帰り頂きました。直後、フリーゲンSDのドラグから、「ジャッ」という音が聞こえてきました。しばらく様子を見ていると、同様のアタリが2回3回と続きます。これは25センチのアイナメで、再び、海中へお帰り頂きました。潮が完全に止まり、魚からのシグナルも止まってしまいました。次は上げ潮へ向かう潮の動き出しに期待する事にします。潮が上げにかかった数十分後、正直なもので再びフリーゲンSDのドラグから「ジャーッ」と心地良いドラグ音が聞こえてきました。「よし、今度は少し大きいぞ!」と期待しながらリーリングします。水面に姿を現したのは、食べ頃サイズのマコガレイ。ようやくキャッチサイズを確保です。「よし、時合に突入」と新鮮なエサ(ホンムシ)を針に刺し、仕掛けを投入、カレイが潜んでいると思われるカケアガリに仕掛けをおきます。と、「ジャ~」と、数秒間、心地良いドラグ音が聞こえてきました。しかし、アタリからしてカレイではありません。まさに、この時期必ずと言って 良い程釣れてくるクロダイのアタリです。リーリングすると首を振る乱暴な手応えに予想的中と判断。一気に抜き上げたのは良く肥えたまさに「乗っ込み」といわんばかりの良型クロダイでした。(写真撮影時、元気過ぎるクロダイに海水を飛ばされ、レンズに付着し、写真が見えづらくなってしまいました。すみません…。)「さぁ、魚の活性が上がってきたぞ!そろそろ大型のカレイを…」と期待しますが、シグナルはありません。思った程、潮が動きません。激流で釣りをする時間は短くなりますが、やはり潮位差の大きい時が大型と出会える確率は高いようです…。粘りに粘って、満潮後の転流時に食べ頃サイズのマコガレイをもう1枚追加したところで本日の釣りは終了。大型こそは出なかったものの、食べ頃サイズのマコガレイと良型クロダイを釣り上げる事が出来、本当に気持ちの良い空間での竿出しとなりました。