フィッシングコラムフィッシングコラム

  • イヨケン STRONG STYLE
  • 素晴らしき投釣りワールド
  • 鮎入れ掛かり!?ブログ
  • Fantastic F.F Story ON THE STREAM
  • 絶景ドリームツアー 釣行レポート
  • シマノ渓流 開発奮闘記
  • ワカサギブログ

素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.108 ~大型アイナメ~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。


ここ最近、頻繁にシロギス釣りに出掛けていましたが、急に春めいた先日、毎年恒例のアイナメ釣りに出掛けました。場所は三重県鳥羽の答志島。この島で初めて釣りをしたのは今から約35年前になります。昨今は昔と比べて景色も大きく変わったところが多いですが、昔の面影が残る場所も多く、島に降り立つと35年間の思い出が次々と思い出され、ついつい懐かしくなってしまいます。今回の釣り場は、潮騒の島で有名な「神島」を遠くに望める景勝地。遠投すれば水深が30メートル以上あり、また、潮の大きい日は激流となり、釣り難さはこの上ありません。この日は大潮。釣り難さはハンパ無いですが、大型が出る確率は潮位差が大きい日に高いので、あえて大潮を選択しました。釣り始めた頃には潮が大きく下げており、海面がまるで川のように流れています。海中を良く見てみると、水が白く、あまり良い潮色ではありません。数日前の降雨の影響でしょうか。少しの不安が頭の中をよぎります。

超過酷な釣り場ゆえ、それに対応出来るタックル選択も必要になります。スピンパワーPF425AX-Tにパワーエアロスピンパワーという、最強タックルで挑む事にします。120メートル付近にキャストし、仕掛けを海底に沈めます。時間を掛けてしっかりと底取りをし、糸フケを取ってアタリを待ちます。潮の流れが速いので、キャストしたラインの位置を良く確認して2本目を投入します。釣れる時間帯は下げ潮が緩んだ頃と判断します。しかし、思いの外、1投目からアタリが出ます。小さいアタリですが、425AX-Tの竿先を数センチ押さえ込みました。ラインがナイロンなので、必要以上に大きく合わせを入れます。潮流に引っ張られながら仕掛けが上がってくるので、かなりの重さですが、確実に首を振る抵抗が伝わって来ます。キャストした距離プラス水深分で約150メートル以上の距離を一気にゴリ巻きします。心地良い重量感をしばらく楽しみながら、海面に姿を現したのは本命のアイナメ。一気に抜き上げると40センチ級の大型です。水色が悪く不安があったものの1投目から本命キャッチにひと安心です。「さぁ、時合到来!」と、続く本命キャッチを目論み、急いで同じポイントにキャストします。しかし一向にアタリがありません。時折、20センチを超える良型のトラギスが釣れて来ますが、本命からのアタリはありません。干底近くになり潮流が少し緩んだ頃、パワーエアロのドラグから「ジ~」という心地良い音が聞こえて来ました。しばらく様子を見ていると、再度、数メートルラインが引き出されました。頃合いを見計らって、大きく合わせます。さぁ、ここからゴリ巻きの開始です。手前にあるシモリに仕掛けを取られないよう、全開でリーリングします。ロッドは大きく曲がり、先程より大きな手応えが伝わって来ます。しかし、ロッドのパワーがあるので、比較的余裕を持って水面近くまで浮かせる事が出来ました。しばらくして水面に「ボコッ」と姿を現したのは先程より少し大きい本命。一気に抜き上げると、先程より3センチ程大きく、見事にサイズアップ達成です。それから上げ潮にかけて精力的に仕掛けを打ち返しましたが、この日は残念ながらこの2匹のみ。数は少なかったですが、40センチを超える大型アイナメを2匹ゲットする事が出来、大満足でした。

ちなみに、この日釣り上げたアイナメ、1匹はお刺身もう1匹は煮付けにして大変美味しく頂きました。それと、今回釣り上げたアイナメの胃袋の中身を見てビックリ。大きい方の胃袋には、体調7センチのクロシタビラメが、また小さい方は体長5~7センチのメゴチが4匹入っていました。アイナメはフィッシュイーターとして有名ですが、このような小魚も捕食しているんですね。機会があれば、このようなエサを使用すれば、高確率にアイナメがゲット出来るかも?です。