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素晴らしき投釣りワールド

【素晴らしき投釣りワールド】:VOL.88 ~早起きは三文の得~

日置 淳
日置 淳
全国各地を釣り歩く投げ釣りのエキスパート。
各種キャスティング大会で輝かしい好成績を残し、いま最も注目されているトップキャスターでもある。





10月初旬、少し早起きして明石方面を目指しました。

明石周辺は、京阪神の釣り場の中でも最も早くカレイが釣れ出すところで、釣り場によっては9月から釣れ出す釣り場もあるようです。
この時期は、まだまだ水温が高いので、エサ取りとなる小ダイ、ベラ、カワハギ等の活性も高く、カレイの口元にエサを届けるには、相当の忍耐力が必要になって来ます。
この日は夜明けからの竿出しになりましたが、1投目から竿先が小刻みに動いて、何らかの小魚にエサを奪われているようです。
仕掛けを回収すると、案の定、全くエサが残っていません。
さぁ、ここからはマシンガンキャストの繰り返しです。
海中に常にエサがある状況を演出する為です。かなりの忍耐力が必要となりますが、海底にはカレイが居る事を信じて、何度も何度も打ち返します。
この日の釣り場は、明石海峡に近い事もあって、外海に面した釣り場は潮の流れが非常に速く、また、この日は大潮だった為、海面は川のような激流が流れています。

しかし、私の釣り座は少し港内向きであった為、幾分流れは緩やかです。釣り始めて数十分経った頃、その激流が一瞬止まりました。
と、サーフランダー 425DX-Tの竿先に今までと違うアタリが出ました。直後、サーフリーダーSDのドラグから「ジャッ」っと少しだけ音が聞こえました。半信半疑でリーリングすると、重量感はありませんが、激しい抵抗が伝わってきます。海面に姿を現したのは、小さいですが今シーズン初のマコガレイ。思わず顔がほころびます。やはり明石のカレイは激流に揉まれているだけあって元気が良いですね。サイズの割りに大きな引きでビックリです。

初ガレイに気を良くして正面に見える淡路島をぼんやり眺めていると、サーフランダーの竿尻が一気に浮き上がりました。同時に「ジャ~」と、ラインが勢い良く引き出されます。慌ててロッドを掴み大きく合わせると、「ガン、ガン、ガン」と首を振る激しい抵抗に加えて結構な重量感が感じられます。一気に波止に抜き上げたのは、40センチを超えるクロダイ。このクロダイも激流に揉まれて育ったんでしょうか、サイズの割には大変元気が良かったです。思わぬ大物に気を良くして針を外していると、再び「ジャ~」という音が聞こえます。振り返るとロッドが海面方向に引っ張られています。慌ててロッドを掴み、巻き上げ開始です。カレイ独特の重量感と元気な締め込み感が伝わって来ます。抜き上げたのは良く肥えた食べ頃サイズのマコガレイです。潮流が緩んだほんの数分間、狙った通りの時間帯にバタバタと3匹ゲットです。と、ここで記念撮影。再び釣りを再開しますが、再び激流となり、またまた小魚にエサを取られるようになりました。やはり潮の流れが速い釣り場では釣れる時間帯が明確ですね。それから数時間、再び忍耐の釣りが始まりました。一生懸命手返ししますが、本命からの応答はありません。半ば諦めかけた頃、再び潮流が少し緩くなりました。と、「ジャ~」とドラグが鳴り、かわいいながら、またもや本命のマコガレイを1枚追加です。そして、最後の最後はなんと、「明石ダコ」も釣り上げる事が出来、大満足での納竿となりました。

この夜、日置家の食卓は「明石産の魚介類のフルコース」となり、全て美味しく頂きました。ビックリしたのは、マコガレイ。煮付けにしたのですが、特に裏面(白い方)の身の筋肉が特に発達しており、歯応えがあってとっても美味しかったです。やっぱり明石の魚は急流に揉まれて育っているので、最高ですね。