

このスリークウォータースローこそが真の遠投の基本となる投法です。
オーバースローでは体重移動と腕の振りによって投げている感がありましたが、このスリークウォータースローでは、体重移動、身体の捻転力、肩の押し・引き、腕の押し出し、腕の引き、と全身を有効に使って投げるようになります。7色、8色への近道はまず、このスリークウォータースローをマスターすることから始まります。

[スリークウォータースロー]サイドビュー |
[スリークウォータースロー]バックビュー |
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(1)竿とオモリはV字にします。オモリは、引きずらないように注意します。 |
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(2)リラックスして振り始め、竿に荷重がかかったら一気に振ります。フィニッシュ直前に竿の振りは最大スピードになります。 |
(5)最後に力を抜き、糸の出に竿の向きを合わせます。
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使用タックルデータ
- ロッド:スピンパワー425CX
- リール:スーパーエアロキススペシャルMg極細
- ライン:PE0.8号
- オモリ:ナマリ30号

オーバースローに比べて体の動作が大きくなる分、かなりダイナミックな動きに見えます。
竿の振りそのものも非常にシャープで、音の出方も鋭いのでかなり振っているように見えます。
ただ、よく注意してほしいのは体重を左足に乗せた後は体は前後左右に動いておらず、背骨を軸にした身体の回転で投げているということ。
スロー映像でも解ると思います。だからフィニッシュで左足1本に全体重を乗せても、ぐらついたり・よろけたりすることがない。
是非とも真似してほしいキャスティングです
- タラシは1.5m程度が目安。てんびんを使うのなら、テンビンと力糸の結び目が竿の#1と#2の継ぎ目にくるくらい。
- オーバースローと違って、アドレスで竿先は地面に置くか、地面の近くで構えます。こうすることによって竿の振り幅が大きくとれますので、飛距離を稼ぎ易くなります。この時、オモリからリールまでのラインがたるまないように注意してください。たるみがでるとラインのガイド絡み、パーマといったトラブルが出易くなります。
- スタートは左足に体重を乗せることから。
よく見ると、構えから顔が目標を向き、体重を左足に乗せ、体を正面に向けて回しだしているのがわかりますか?
- この時の大きなポイントをひとつあげておきます。非常に重要なことですのでよく覚えておいてください。
それは、『構えてから目標に向かっての竿の振出しが非常にスムーズである』ということです。初心者に特によく見られるのは、構えてから竿を振りだすまでに無駄な動きが入ってしまう、ということです。
構えてから目標を設定すると、その間にモジモジしてしまって構えた形が崩れてしまいます。特に穂先先端は大きく動き易いので、その時に前述のたるみができてしま います。構えてから目標を設定するのではなく、あらかじめ目標を設定しておき、構えたらサッと振りにいきましょう。
- 体を回しだし、腕で竿を振りに行っています。
この時、リールグリップの右手は円弧を描くように丸く振るのではなく、前に向けてまっすぐに押し出しているのがわかるでしょうか?
- 腕を振り出してからの体の回転はまるで背骨にクイでも打たれたように軸が固定されています。途中から首位置がビタッと固定されて動いていません。ここに 素早い回転力が生み出される秘訣があります。
- この回転力を活かして、右腕の鋭い押し出しと左腕の鋭い引きが同調しています。ほとんどこの一瞬で飛距離が決まる、と言っても過言ではありません。
- フィニッシュでの右手グリップの位置は顔より高い位置。フィニッシュは映像にストップモーションをかけるとわかりやすいのですが、竿が垂直からやや過ぎたあたりでしょうか。ここでリリースしているのでここが事実上のフィニッシュとなります。
その後はフォロースルーで流しているだけで振りそのものは減速しています。この時に、まだ「ガツン」と振っているとライントラブルの多発に繋がります。
顔の高さまでグリップが降りてきますが、構えた時の高さより高い位置でフィニシュしているということは、しっかりオモリを打ち上げにいっている、ということです。目標は上空ですからオモリを打ち上げにいく意識が必要です。 前に投げようとするのはダメ。目標(上空)に対して打ち出していくのが正解です。
- 同じくフィニッシュでは左足に体重を乗せて右足はつま先で軽く支えているだけです。よく体全体でしゃがみ込むようなフィニッシュの人もいるけど、これは無理に上から振り下ろそうとしているからなのです。いいフィニッシュは楽に立っているポーズ。上体は胸を軽く反らし、やや上を向くポーズ。ラインをリリースしたら後はリラックス、リラックス。
ここでもオーバースロー同様、「ゆったりしたスタート」を心がけてください。
最初からガチガチに筋肉を硬くしていると肝心要のリリース直前のトップスピードが出なくなります。
要は、ゆっくりしたスタートからトップスピードに至るまでいかに滑らかな加速ができるか、ということです。
そして、フィニッシュでは、前かがみや前のめりになっている人が多いですが、これは体重移動を勘違いしていますね。
体重を乗せるということはいかに芯をつくるか、ということなのであって、体重を前に移動すればいいというものではないのです。左足の上に体重を置き、そこで行なうコンパクトな回転運動から鋭い加速が生み出されるのです。