探見丸と釣りに行こう!

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Style of S

Episode.10「鈴木新太郎が挑む茨城県日立沖の一つテンヤマダイ」

探見丸

ポータブル魚探「探見丸」を活用して各地のターゲットを攻略していく連載。
それが「スタイル オブ エス」。
今回は鈴木新太郎が茨城県日立沖の一つテンヤマダイに挑戦。
序盤は台風通過後の濁り潮に苦しむもドラマチックな結末が待っていた!

  • 青空をバックに弧を描く炎月一つテンヤマダイ。軽いテンヤを使うときはMパワー表示が適している
    青空をバックに弧を描く炎月一つテンヤマダイ。軽いテンヤを使うときはMパワー表示が適している
  • 終盤の流しで鈴木の竿を絞ったのは4.6キロの大ダイ!
    終盤の流しで鈴木の竿を絞ったのは4.6キロの大ダイ!

秋ダイシーズン真っ盛りの10月15日、鈴木新太郎は一つテンヤマダイを楽しむべく、茨城県日立久慈漁港の釣友丸を訪れた。
当日は台風一過の晴天に恵まれたものの、ウネリが大きく、潮も濁り気味。
お世辞にもよいとはいえないコンディションだったが、シケ後の荒食いに期待しつつ、若林正行船長の舵取りで5時半に港を離れた。

  • 釣り場は日立沖。パラシュートアンカーを使い、水深13~30メートルに点在する根をじっくりと狙った
    釣り場は日立沖。パラシュートアンカーを使い、水深13~30メートルに点在する根をじっくりと狙った
  • 秋は1キロクラスがアベレージサイズ
    秋は1キロクラスがアベレージサイズ

新太郎流の秋ダイ攻略法とは…?

海に出てみるとやはり状況は厳しく、港近くの釣り場ではマダイの反応すら映らない。だが北へ走れば走るほど潮色はよくなり、マダイらしき反応も映り始めた。
出船から約3時間後の8時30分。日立沖の水深13メートル前後を狙っているときに同船者がオモリ5号のテンヤで1キロ強のマダイを釣り上げると、鈴木も500グラム級で後に続いた。
ところがこの釣り場は海底の起伏が激しく、根掛かりが頻発。鈴木は瞬く間に数個のテンヤをロストしてしまう。
このままでは釣りにならないと判断した鈴木はオモリ5号のテンヤから2号のテンヤへ変更することを決めた。テンヤのオモリを軽くすることで、どうして根掛かりが減るのか?そのメカニズムを鈴木に尋ねと、
「オモリが重いテンヤだと、底に着いた瞬間に根の深い所まで入っていってしまう可能性があります。でもテンヤのオモリが軽ければ、根の上にフワッと乗るように着底しますよね。もちろん底ダチを取るのは難しくなりますど、根掛かりしにくい点は、軽いテンヤの大きなアドバンテージです」
2号のテンヤに切り替えた狙いはほかにもある。
「秋ダイというと、手ごろなサイズが数釣れるイメージがありますが、今日の開始直後のように濁り潮で食い渋ることもある。マダイの反応も底近くに出ることもあれば、宙層に出ることもある。もちろん釣り方は人それぞれですが、軽めのテンヤを選び、探見丸の映像を参考に宙層と底近くを探っていくのが新太郎流の秋ダイ攻略術です」

探見丸反応1 探見丸反応2

点線で囲んだ部分がマダイらしき反応。右のように海底に着いていることもあれば、左のように宙層に浮くことも

軽いテンヤで宙層と底周辺をていねいに探るのがコツ!

もしマダイの反応が海底付近に出ていた場合、鈴木は落とし込みで狙っているという。アタリはテンヤを底までフリーフォールさせる途中、もしくは着底直後に訪れる。けれどもオモリ2号の軽いテンヤだけに底ダチは取りづらく、アタリも重いテンヤに比べれば分かりづらくなる。
「軽いテンヤを沈めるときのコツは道糸の動きに注意すること。道糸のメーターマークを数えながら、探見丸の画面に表示された水深までテンヤを沈めるのが基本です。もし道糸が潮流を受けて斜めに入っていたら、さらに数メートルテンヤを沈めて底に着けます。このときに、どのくらい道糸を出したらテンヤが着底したのかを覚えておき、次投からはそのぶんだけ道糸を出すようにします。テンヤを落下させているときに不意に道糸の出が止まったり、着底直後に竿先に違和感が表れたらマダイがアタっている可能性が高いので、すぐに合わせてください」
もう一つの釣り方は、鈴木が「ふわふわ」と称する、宙層でテンヤを漂わせる方法だ。
「マダイの反応が宙層に出ているときはテンヤを底まで沈めたあと、50センチくらい巻き上げます。アタリを待っている間は竿を上下させたり、状況によっては道糸を出し入れしてテンヤが底上50センチを漂うようにします。この釣り方の場合は道糸の変化ではなく、竿先の変化でアタリを取るのが特徴で、先ほど説明した落とし込みから、ふわふわに移行することもありますね」とのこと。
落とし込みにしてもふわふわにしても、軽いテンヤを使うときは竿先の軟らかい竿を使ったほうがアタリを取りやすい。シマノの一つテンヤマダイ専用竿の中では「M」パワー表示の製品が適しているそうだ。

  • 沖揚がり間近の流しで鈴木の竿が大きく曲がり、その後5分近く手に汗握るバトルが展開された
    沖揚がり間近の流しで鈴木の竿が大きく曲がり、その後5分近く手に汗握るバトルが展開された
  • 海面を割ったのは大きなマダイ。鈴木は満足げな笑みを浮かべた
    海面を割ったのは大きなマダイ。鈴木は満足げな笑みを浮かべた
最後に掛かったのは4.6キロ!

その後、落とし込みとふわふわを状況に応じて使い分けながら、リリースサイズを除き3枚のマダイとイナダを追加した鈴木。
そろそろ沖揚がりという昼前、開始直後から使い続けていた炎月一つテンヤマダイM260から、同M230に竿を持ち替えた。理由は短めの竿の感触を確かめたかったからだ。炎月TG一つカブラⅡ8号(カラーはグロー)を結び、底まで沈めてから50センチ上げて数秒待ったその時、突然竿が大きく曲がり、ステラのドラグがうなりを上げた。
掛けた当人は青物だと思ったらしいが、5分ほどのファイトの末、海面に浮かび上がったのは大ダイ。若船長である一(はじめ)さんのタモ取りで船中に引き上げられたのは当日最大となる後検量4.6キロ。
手ごろなマダイの数釣りになりがちの秋ダイシーズンにしては珍しい大ダイの出現に、鈴木も大満足で日立久慈漁港を後にしたのであった。

  • 秋は1キロ級の数釣りとあなどるべからず。こんな大型が掛かることもあるのでタックルの準備は万全に!
    秋は1キロ級の数釣りとあなどるべからず。こんな大型が掛かることもあるのでタックルの準備は万全に!
  • マダイは後検量4.6キロ。してやったりの大ダイだ
    マダイは後検量4.6キロ。してやったりの大ダイだ
  • 鈴木新太郎の一つテンヤマダイタックル
乗船メモ 右から若林正行船長、若船長の若林一さん

茨城県日立久慈漁港 釣友丸
Tel. 0467-32-2121
料金=一つテンヤマダイ乗合1人1万円(エサ付き、氷別)
備考=集合5時。駐車可。ほかルアー青物へも。12月1日からヒラメ乗合開始
右から若林正行船長、若船長の若林一さん