探見丸と釣りに行こう!

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Style of S

Episode.9「永井裕策が狙う三浦半島剣崎沖のワラサ」

探見丸

ポータブル魚探「探見丸」を活用して各地のターゲットを攻略していく連載。
それが「スタイル オブ エス」。
エピソード9の舞台はワラサフィーバーに沸く秋の三浦半島剣崎沖。
永井裕策のテクニックと探見丸から得られる情報が融合し見事にワラサを攻略した。

  • 釣り場は剣崎沖。ワラサの群れは広範囲に散っているようで、吉野瀬を中心にあちこちで船団が形成されていた
    釣り場は剣崎沖。ワラサの群れは広範囲に散っているようで、吉野瀬を中心にあちこちで船団が形成されていた
  • 永井裕策のテクニックと探見丸から得られる情報が融合し見事にワラサを攻略した
3.5キロのワラサでリベンジ成功!

8月下旬の本格化からおよそ2カ月。三浦半島剣崎沖のワラサは現在も順調に釣れている。
開幕当初は3キロ級がメインだったが、秋の気配が濃くなるにつれて型もよくなっているようで、4キロオーバーはおろか丸まると太った5キロ級も上がるそうだ。
ただし、この時期は台風や低気圧の接近をきっかけに食い渋る日もあり、釣行日の選定が難しい。永井裕策が剣崎間口港の喜平治丸を訪れた9月26日も低気圧の影響を受けてトップ3本、船中合計7本に終わった。
そのリベンジを果たすべく、永井が再び喜平治丸を訪れたのは4日後の9月30日。
情報によると前日は全船トップ10本以上、昼に早揚がりした船すらあったという。
5時半に間口港を離れ(※10月から6時半出船)向かった釣り場は剣崎沖の水深51メートル。海面下42メートルの指示ダナで釣りが始まった。

  • 9月26日に上がった推定4キロのワラサ。太い胴が実りの秋を連想させる
    9月26日に上がった推定4キロのワラサ。太い胴が実りの秋を連想させる
  • 若船長・鈴木輝さんの手により取り込まれたのは3.5キロ。永井の顔に笑みが戻った
    若船長・鈴木輝さんの手により取り込まれたのは3.5キロ。永井の顔に笑みが戻った
  • 再チャレンジした9月30日はワラサの模様がよく、開始早々にアタリをとらえた
    再チャレンジした9月30日はワラサの模様がよく、開始早々にアタリをとらえた

喜平治丸が推奨しているハリスはフロロカーボン8号もしくは10号で長さ6メートル。ちょうど底から3メートル上に付けエサが漂う形になる。
開始から15分は静かな時が流れたが、その後、船上にワラサの嵐が吹き荒れた。先陣を切るように竿を曲げたのは永井。
愛竿のアルシエラマダイの強靭なバットパワーと、ビーストマスター3000の強大な巻き上げ力を生かしてワラサを船ベリへと引き寄せ、若船長・鈴木輝ひかるさんのタモ取りで3.5キロが無事船中へ取り込まれた。
待望のワラサを手に、満面の笑みを浮かべる永井。撮影を終えたところで釣り方について尋ねてみた。
「喜平治丸のように海面からタナを指示する船の場合、仕掛けを投入した後、指示ダナよりもハリスの長さ分コマセカゴを沈め、コマセを振りつつ指示ダナまで巻き上げてアタリを待つことが多いと思いますが、私はハリス長プラス2メートル沈めます。当日はハリスが6メートルなので8メートル沈めました。その後、コマセを出さずに2メートル巻き上げてからコマセワークに移るのが私の釣り方。なぜコマセを出さずに2メートル巻くのかというと、この動作を行うことで海中のハリスがピンと張って、付けエサを動かしやすくなるからです」
永井のコマセワークはいくつかあり、周囲でバタバタとアタっている高活性時は1メートル刻みに大きく竿を振りながら指示ダナまでコマセカゴを巻き上げてアタリを待つ。1~2分待ってアタリがなければ再投入。
逆にポツポツ上がる程度の低活性時は、50センチ刻みで小幅に竿を振りながら指示ダナまで巻き上げ、3~5分アタリを待つ。
あるいは2メートル巻き上げた段階で1度軽く竿を振り、一気に指示ダナまで巻き上げて3~5分アタリを待つという方法を試すこともあるという(※アタリを待っているときの誘いはページ下部にて解説)。
「コマセをバンバン振ることがワラサ釣りのキーポイントであることに変わりはないのですが、潮止まりなどワラサの食いが渋い時間帯は、タナを取ったあと、カゴからコマセがパラパラと長時間出続ける状態を作ることのほうが大切なので、静かなコマセワークでカゴをタナまで巻き上げています」

タナ取り後の誘い方は探見丸の画面を見て決める

永井流のワラサ攻略術をクローズアップ!

 タナを取ったあとの誘いについては、探見丸からの情報を元に決めるという。
「私の中で基準となっているのは、指示ダナとハリスの長さとクッションゴムの長さを足した数値。今朝の釣り場では指示ダナが海面下42メートル、ハリスの長さが6メートル、クッションゴムの長さが1メートルなので、計49メートルとなります。この49メートル(海面下)よりも上の層に魚影が多く映るか、下の層に魚影が多く映るかで誘い方を変えるのが永井流です」
もし49メートルよりも上の層に魚影が多く映った場合は竿先を2メートルゆっくりと持ち上げ、5秒待ってから1メートル下げ、さらに5秒待ってから1メートル下げる誘いを繰り返してアタリを待つ。
逆に49メートルよりも下の層に魚影が多く映った場合は竿先をゆっくりと1メートル下げ、4~5秒待ってから再び1メートル上げる誘いを繰り返し、アタリを待つという。
「これらの動作を行うときに大事なことはコマセを振るというよりも、付けエサを動かすという意識を持つこと。それと5秒ないし4秒待つ理由はハリスを海中で落ち着かせるためで、待ちの動作を入れずに誘いを繰り返してもエサは動きません」とのこと。
このような独自のコマセワークと誘いを繰り返した結果、永井は最終的に7本のワラサを手にすることに成功。
当日のトップが10本だったことを考えると、まだまだ釣り足りない気もするが、自身の経験と工夫で生み出した戦略が通用し満足していたようである。そんな剣崎沖のワラサもそろそろ終盤戦に突入する。これから初冬にかけては数が落ち着く代わりに型がよくなることが予想されるので、良型対策を講じた上で挑戦してほしい。

探見丸反応19月26日の探見丸映像。ワラサの魚影は映らず、苦しい状況が画面からも見てとれる。宙層に魚影が一列に並び映っているのはコマセカゴ

探見丸反応29月30日の探見丸映像。海面直下から宙層にかけて映っているのは海中の浮遊物。当日はクラドと呼ばれる微生物のようなものが道糸に付着した

  • 当日は朝一番と沖揚がり前にビッグチャンスが訪れた
    当日は朝一番と沖揚がり前にビッグチャンスが訪れた
  • 永井が使用したアルシエラマダイ40-255はコマセダイ竿だが、バットパワーが強く、ワラサの引きにも屈しない
    永井が使用したアルシエラマダイ40-255はコマセダイ竿だが、バットパワーが強く、ワラサの引きにも屈しない
  • 永井裕策のワラサ仕掛け
乗船メモ 左から鈴木武之船長、鈴木 輝船長、鈴木麻毅生船長

三浦半島剣崎間口港 喜平治丸
Tel. 046-886-1110
料金=ワラサ予約乗合1人1万円(オキアミ3kg、氷付き)。
備考=出船6時半。駐車可。ほかマグロ・カツオ乗合へも
左から鈴木武之船長、鈴木輝船長、鈴木麻毅生船長