HOW TO 魚探 ~さらなる船乗りの楽しさへ~ Fishing Info

5.魚探を使いこなす

海底質による、反応比較

海底質には大きく分けて砂地と岩盤があります。砂地にはカレイやヒラメ、ホウボウ、メゴチ、マゴチなど、海底にべったりとつく魚から、キスの様に海底すれすれを泳ぐ魚など様々な魚がおり、これらは魚探ではそれ自体の反応を表現しにくいものです。

海底質による、反応比較

しかし、砂地や岩盤の区別ができる事で狙いたい魚のいそうな場所を探し出す。これも魚探探索の醍醐味でしょう。この映像は水深約13メートルの岩盤から砂地へと変化していく海底の様子を現したものです。
注目してもらいたいのは海底の反応より、下にでる尾引。海底の尾引の長い方が岩盤で、短い方が砂地の反応です。反射する所が硬ければ硬いほど、超音波は吸収されにくく、尾引は長くなります。

磯場の反応

磯場と言えば高級魚。メジナやマダイ、イシダイ、クエと言った、一度は釣りたい単体の大型魚を狙ってみたいものです。

磯場の反応

磯釣りのポイントとなるような荒磯で、かなり沖の方まで根がはり出しているポイントは、狙いめです。
荒磯周辺の魚探映像を見ると、海底の形状がかなり激しく変化しているのがわかります。凹凸があり、かなり複雑な地形となっています。魚の隠れ家ともいえるこのような場所には、回遊魚がまわってくる事もよくあり、絶好のヒットポイントではないでしょうか。

魚礁の反応

魚礁の反応

2周波で見た魚礁の反応の画像を見ていただくとおわかりのように、海底から急激に突き出すなど、不自然な反応がでてくれば魚礁や沈船など、何らかの人工的なものが沈んでいる可能性が高いでしょう。
特に右側の高周波200キロヘルツではビーム幅が50キロヘルツに比べて狭いため分解能力が高く、それぞれの魚礁をしっかりと分離して表示します。このような所には隠れ家として小魚がつき、それを狙う中型、大型の魚がまわってくることがよくあります。

単体魚の反応

単体魚の反応

マダイ、クエなどといった魚は群れを作らず、比較的ばらけて生息しているのはご存じの通りでしょう。よって、大きな群れの塊の様な魚群反応は現れません。とはいえ、反応の強弱はあるものの、そこにいれば必ず反応として現れます。
左図は、50キロヘルツで探索した時の映像です。まばらな三日月型の反応が所々に現れているのがおわかりでしょうか。これがいわゆる、「ブーメラン反応」と言って単体魚の反応の特長を大きく現したものです。

ブーメラン反応がでる様子

ブーメラン反応がでる様子1

ではこれを、イラストを用いてわかりやすく解説しましょう。送受波器から出るビームは両端から円弧を描いたような形状になるのが特長です。
ビームの広い50キロヘルツでの探索中に大型のマダイが現れたとします。
ここで、マダイの一部の反応をとらえました。

ブーメラン反応がでる様子2

さらにマダイが進み、先ほどより一つ上にからみ、中央に来た時には、さらに上の円弧にかかっています。
これらの円弧との接点を繋ぐと、ブーメラン状となり、反応にもそのまま現れてきます。

ブーメラン反応がでる様子3

また中央に位置した時のマダイが、ビームのあたる面積が一番広く、強い反応となる事から、中央ほど尾引が長く表現されます。
こういう事から結果的にブーメラン反応となるわけです。この超音波の特性を利用して生息エリアを加味すれば、マダイやクエを判別する事も可能となります。

※参考資料提供:「The 魚探 初級編」古野電気株式会社

  • 1.まずは魚探を知る
  • 2.魚探の原理
  • 3.魚探映像の見方
  • 4.2周波の使い分け
  • 5.魚探を使いこなす
  • 6.知っておきたいその他の反応!
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