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VOL.31 エクスペック第2弾


 今シーズン二度目の釣行は、先日行った桁倉沼の隣に位置する「つぶ沼」です。この沼も昨年のワカサギブログでご紹介しておりますので、基本情報はワカサギブログ2018でご確認ください。

 この沼は多くの場合10時を過ぎたあたりから徐々に喰いが渋くなり、12時を回る頃にはアタリがピタッと止まってしまうことが多いです。午前中が勝負になりますので、この日はいつもより少し早めのスタートで8時過ぎには釣りを開始しました。それでも相変わらず遅いのですが…。

 この日は先日使用していないレイクマスターエクスペックのM02シリーズの穂先を使用するのが目的だったのですが、そのまま使っても面白くないので、まずは先日使用したS01FとMX0Eの穂先を使い、あえて渋くなってきてからM02シリーズの穂先を試してみる算段です。

 違いがはっきりわかるように穂先以外の仕掛けやオモリなどは先日釣行したときと全て同じにしました。
 まずはS01FとMX0Eの穂先を使いながら感覚を取り戻しつつ数を重ねていきますが、例年よりも型が小さいです。時折10cmオーバーも混ざりますが、ほとんどが7~8cm前後。いつもなら10cm前後がアベレージでデカサギも混じるのですが…。しかしそのぶん数は例年よりも数は釣れているので贅沢は言えません。水深8mのポイントで釣り始めは2mの棚で釣れていたのですが、しばらくすると少し沈んで3mの棚で安定します。予定通り10時を回る頃には徐々に喰いが渋くなってきたので穂先を変更します。二つあるM02の穂先から、まずはM02Kカミソリシャローをチョイスします。

 先日と同じ1.75gのオモリをセットしているのですが、胴にかけて負荷がきれいに分散して竿の曲がりが美しいです。
 この竿は先端部が非常に細いカミソリテーパーが採用されており、小径のガイドと相まって先端部が他のモデルよりかなり軽量化されています。鮎竿や渓流竿でもそうですが、竿の先端部が軽いとアタリの響きが大きくなり手感で感じやすくなります。竿が極端に短いワカサギの竿ではあまり関係ないかと思っていたのですが、それがそうでもありません。誘っている最中や聞き上げをしている時など、魚が喰ったのが重みでわかります。
 またもう一つの先端部軽量化の恩恵が、誘った後の竿の収まりの早さです。誘ったあとにスッと穂先が収まってくれるので、止めてアタリを待つにしろ別の誘いをかけるにしろ次の動作がやりやすいです。レスポンスが良いので自分の思い通りに仕掛けを動かすことができ、釣っていてストレスがありません。リズミカルに誘いながら釣りたい時には最適な1本だと思います。

 この穂先である程度釣った時点でアタリ方が小さく渋くなってきたので、穂先をM02Eリアクションバイトにチェンジします。
 この穂先もMX0Eと同じく、鮎竿に用いられている高感度設計のエキサイトトップが採用されています。硬い先端部と元部を柔軟な中間部で継いでいるので「への字」のように曲がり、同じオモリ負荷でもM02Kとは曲がり方が大きく異なります。

 このエキサイトトップのおかげでアタリが大きく出るのはもちろんなのですが、誘った時の仕掛けの動きも独特のものとなります。誘った時の穂先の振れ幅が大きく振り子のような動きをするので、1回誘っただけでも小刻みに穂先が振れ続けて連続的な誘いを演出できます。また誘っている最中のアタリも取りやすいので、誘いながらリアクションバイトで出たアタリを合わせることも容易にできます。MX0Eが喰わせのエクスペックだとしたら、M02Eは誘いのエクスペックといったところでしょうか。
 この穂先のおかげで渋い状況でもまた数を重ねていくことができたのですが、12時を回る頃にはこの穂先でもほとんどアタリが出なくなり、13時で終了することにしました。

 この日のトータルは174匹で、どの穂先でもほとんど同じ数を掛けました。軟らかい穂先が好きな自分としては、02は硬い部類に入るので今までは正直好んで使うことはありませんでしたし、渋い状況では軟らかい穂先より釣れるとも思っていませんでした。ですが後半の渋い状況で使用しても軟らかい穂先と遜色ない釣果を得ることができ、考えを改めさせられました。
 レイクマスターエクスペックシリーズの穂先は特定の釣り場や釣り方に特化した穂先となっていますが、M02のこの2本はその中でもオールマイティーに使えると感じました。穂先選びで悩むときや、釣り場の状況がわからないときはパイロット穂先として02から始めて、状況に応じて穂先を変えていけばよりワカサギ釣りが楽しめると思います。

沓澤 伸
沓澤 伸
1977年秋田県生まれ。15歳より渓流釣りの第一人者で数々の釣法を編み出した伊藤稔氏に師事。鍛錬で培ったドリフト技術は熟練者も舌を巻く。関東で行われた渓流釣り大会で準優勝2回の実績を持ち、11年報知アユ釣り選手権オーナーカップ全国決勝大会準優勝、12年全日本鮎釣りチーム選手権準優勝などアユ釣りでも活躍。
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