フィッシングコラムフィッシングコラム

  • イヨケン STRONG STYLE
  • 素晴らしき投釣りワールド
  • 鮎入れ掛かり!?ブログ
  • Fantastic F.F Story ON THE STREAM
  • 絶景ドリームツアー 釣行レポート
  • シマノ渓流 開発奮闘記
  • ワカサギブログ

ワカサギブログ

VOL.21 秋田県 田螺(つぶ)沼のワカサギ釣り

 1月上旬、秋田県湯沢市にある田螺沼へ今シーズン初のワカサギ釣りに行ってきました。
 秋田県には管理された桟橋やボート釣り場はありませんのでワカサギ釣りは基本的に氷上での釣りとなり、湖面に乗れるようになってからがシーズンスタートとなります。
 秋田県での氷上ワカサギ釣りといえば八郎潟が有名ですが、例年結氷するのが遅く近年は氷が張らない事もしばしば。
 ですが、ここ田螺沼は毎年1月上旬くらいから氷上のワカサギ釣りが楽しめます。正確には雪上なのですが…
 で、今シーズンも昨年12月下旬に到来した寒波のおかげで無事にスタートすることが出来ました。
 この沼は秋田いこいの村という温泉施設(現在は営業していません)のほとりに位置し、その先の沼側の路肩に駐車スペースがあります。除雪や車の往来の邪魔にならないように駐車し沼へと降りて行きますが、降り口は除雪で積み上げられた雪を乗り越えていかなければいけませんので十分注意してください。

 5分ほど斜面を歩いて行くと沼へと降りる事が出来ますが、少し高低差がありますので荷物はソリを使用するよりも手持ちをお勧めします。

 釣行日当日は前日夜半から降り続いた雪の影響で30cmほどの積雪があり、かなり歩きにくい状況でしたが狙いのポイントまで雪中行軍です。この時の気温はマイナス5度。

 ポイントに到着してまずは雪を寄せてテントが張れるスペースを確保します。次に穴あけの作業に移るのですが、これがなかなかの大仕事。水面を覆っているのは実は氷ではなく雪なんです。寒くて氷が張って厚くなっていくのではなく、薄く張った氷の上に雪が降り積もってある程度の積雪になると強度が出て乗れるようになるのです。だいたい積雪が1mを超えると安心して乗れるようになります。これが雪上の釣りたる所以です。
 ですので穴をあける作業もアイスドリルで穴をあけるのではなく、スコップで穴を掘る作業になります。アイスドリルはあまり役に立ちませんので自分は使用しません。
 穴の数はテントに一つ。複数人で釣る場合は穴の大きさを大きくして対応します。この日は私を含め2名での釣りで、穴の大きさは40cm四方くらいです。

 この日選んだ場所は水深13mのこの沼では深場のポイント。今シーズン初で状況がわかりませんので、まずはレイクマスターCT-Tに穂先はレイクマスターSHのM00R、オモリ1.5g、1.5号の針でスタート。
 この田螺沼のワカサギは自然繁殖のみで放流は行われておりません。魚影が濃い釣り場ではありませんので重いオモリで効率よく釣っていくというよりは、1~2gくらいの軽めのオモリで1匹1匹をじっくり丹念に拾っていくような釣りになります。しかしその分良形が多くよく走るので、複数人や二刀流で釣る場合には糸がらみに注意が必要です。
 底中心で釣りを開始するも5分ほどは無反応。徐々に棚を上げながら探っていくと水深8~9mで今季初ワカサギをを手にすることが出来ました。

 まずはこの棚を中心に釣りを展開することに決め、自動棚停止機構をこの棚にセット。
 次々とアタリはあるのですがなぜか巻き上げ時にバレが多発。原因はリールの巻き上げスピードの速さでした。DDMを使用していた時と同じ巻き上げスピード4でスタートしたのですが、巻き上げスピード・トルクがアップしているCT-Tでは早すぎたようで3に落とすとほとんど巻き上げ時のバレは無くなりました。
 50匹ほど釣ったところでアタリが遠のきはじめましたが、ここからが面白いところ。棚を変え、穂先を変え、仕掛けを変え、オモリを変え、なんとか魚に口を使わせていきます。
 最終的に落ち着いたのがレイクマスターSH M01Fの穂先に1.25gのオモリと0.5号の針のセッティング。この組み合わせで8~9mの棚をじっくりと釣り、6時間ほどの実釣で最終的に160匹の釣果で終えることが出来ました。

 この日の平均サイズは8~10cm。最大サイズは13.8cmでした。

 この沼は水質がとても良く透明度が高いので白銀の綺麗な魚体が多いのも特徴。当然その食味も良く、帰宅後も楽しませてくれます。
 今回の釣行では釣り場への行き帰りは極寒の雪の中を進み、釣りをしている最中はテント内の雪が溶けて汚れやすい状況でしたが、寒さ対策と撥水処理をされたウェアのおかげで最後まで快適に釣りをすることができ、改めてウェアの大切さを感じました。
 最後にここでの釣りは通常の氷上の釣りと違って大きな穴をあけての釣りとなりますので、釣りを終えたら必ず穴を埋め戻して目立つような目印を立てておくようにしましょう。

沓澤 伸
沓澤 伸
1977年秋田県生まれ。15歳より渓流釣りの第一人者で数々の釣法を編み出した伊藤稔氏に師事。鍛錬で培ったドリフト技術は熟練者も舌を巻く。関東で行われた渓流釣り大会で準優勝2回の実績を持ち、11年報知アユ釣り選手権オーナーカップ全国決勝大会準優勝、12年全日本鮎釣りチーム選手権準優勝などアユ釣りでも活躍。
ワカサギサイト