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シマノ渓流 開発奮闘記

渓流彷徨い日記 VOL.40 石川県 手取川のサーモンフィッシング 二日目編

釣行日
11月某日
場所
石川県 手取川
天候
曇り時々雨・北西爆風
使用ロッド
サーモン用 新作プロト
仕掛け
道糸:ナイロン 6号
ハリス:エステル系 5号
ガン玉:2B~3B
ハリ:サーモン19号、サルモ 15号
釣り人
ちぬ

 二日目です。朝です。
 激しい雨音で、夜はよく眠れていません。
 そして、出発の支度をしている最中も激しい北西風と叩きつけるような雨…
 もうこのまま帰ろうかな?

 と思いながら、車は受付へ向かいます。
 既に釣り開始時刻を過ぎているので、釣り人さんは思い思いの場所でルアーを振っています。そう、ルアーだけです。エサ釣り師はいません。

 そもそも申込者がいなかったのか、悪天候でやめたのか…聞き漏らしてしまいましたが、前日よりも激しい向かい風。
 長竿を振るには非常に厳しい状況であることは間違いないのです。

 ここまでの爆風だと長竿はまともに風を受けて、竿を構えているだけでも体力的には相当な負担。
 ましてや、それを振って仕掛けを飛ばさなくてはいけません。
 それでも、受付を済ませたからには竿を振ります。

 今日は、瀬落ち、瀬脇で瀬を上るタイミングを待っている鮭を狙います。
 しかしながら、台風による大水が流してきた葦の根っこやゴミが堆積しているのか、根掛かり頻発。
 仕掛け、錘を次々ロスト。
 これではたまりません。
 昨日、最初に入った場所へ向かい、その上流側から少しずつ釣り下りながら、鮭との出合いを待つ作戦に変更です。

 北西の爆風と爆風に混じって叩きつける雨、加えて低温。半ば修行です。
 その爆風の止み間を縫って仕掛けを投入します。
 しかし手元に伝わる感触は、錘が底石を叩く音だけの状況が続きます。

 川底を掃き掃除するがごとく、何度か流しては数歩下ってを繰り返し、50mほど下った頃、待望の生命反応。モゾっと何かが仕掛けを押さえ込む感覚。間違いない!と確信してアワセを入れると疾走が始まります。

 すぐに竿を上流へ向けて絞り込みます。
何度か首を振って抵抗するも、すぐに観念したのか、こちらへスーッと寄ってきました。

 見えた魚体は間違いなく鮭。ややスマートな3kgほどのメス鮭のようです。しかしどうもう様子がおかしい。
 よく見ると、針が口に掛かっていません。なんとラインが鮭のエラ蓋に引っ掛かっているだけ。

 よくまあ、こんな状態で寄ってきたものです。
 しかし、これを釣ったと言っていいのかどうか?
 妙なプライドが最後の取り込み作業を一瞬、躊躇させてしまいました。
 と次の瞬間、緩んだラインはエラ蓋から外れて、鮭は目の前でサヨウナラ。

 もしかしたら、首を振った感覚は ローリングで針を外そうとしていたからで、その時に針は外れたものの、ラインが首根っこに絡んで、寄ってきただけなのかも?
 スレだろうが、何だろうが、取り込んでしまえば釣果1。
 やってしもうたーって感覚とやはり、ちゃんと釣ったと言える内容での釣果であるべきとの思いとが交錯。

 その後、やはり生命反応はなく、空は急に真っ黒。
 再び爆風、雪混じりの雨が、折れそうな心に叩きつけます。
 何とか昼までは!と心に決めて、雨、風が収まるのを待ちます。

 そして再開。下流で立ち込んでいるルアーマンが掛けました。5~6kgはありそう。間違いなく魚はいるはず!の思いで竿を振り続けますが、時間が遅くなればなるほど、天候は悪化する予報。

 帰り道の安全も考慮し、正午でギブアップ。また来年出直します、と挨拶して帰途に着いたのでした。

 出来たてのプロトは、確認したい内容の半分も確認できませんでしたが、思った以上に良い感じです。
 点数としては40点台前半くらい?まだまだ直すべき個所はありますが、狙いどころは間違いないようです。何としても商品化に持ち込みますよ!

 今回の結果に懲りもせず、一週間後には新潟県荒川へ行ってきます!
 プロトを使い込んで、さらに問題点を洗い出してきます…もちろん、狙いは荒川サイズ???

シマノ渓流チーム プロフィール シマノ渓流チーム プロフィール

ちぬ
渓流、本流竿、鮎竿、チヌかかり竿、ワカサギ穂先の開発をおもに担当。
最近は老眼が気になり始めた昭和のオジサン。
渓流、チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。数より型派。
人の言うことをあまり聞かない性格のせいか、釣りの技術は伸び悩み。
鮎入れ掛かりブログにも、2年に1回くらいは顔を出す。