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シマノ渓流 開発奮闘記

渓流彷徨い日記 VOL.28 テンカラ竿、プロトいろいろと

釣行日
2017年6月8日(木)
場所(水況)
奈良県 川原桶川(渇水+雨で10cm増-でも渇水)
天候
雨のち晴れ
使用ロッド
プロトG、I-2
仕掛け
レベルライン:フロロ 3.5号
リーダー:フロロ 1.5号
ハリ:自作毛バリあれこれ
釣り人
ちぬ

 本流TENKARA 44を発売して少し間が空きましたが、その間もテンカラ竿の開発は進めておりまして、形になったもの、なりそうなもの、なるのかならないのか使ってみないと判断に困るもの、あれやこれやたまっておりました。

 その判断に困るものを判断すべく、ぬけさく氏と現場へと出かけてきました。

 場所は奈良県野迫川村。
 ルアー釣行での開発メンバー情報では、ルアーを引くと何匹ものアマゴがチェイスしてくるとか。
 ホンマかいな?とは思いながらも、ルアーに反応するならテンカラ毛鉤にも反応してくれるだろうとの安直な考えで釣行先を決めてしまいましたが、2人ともこの川で竿を出したことがありません。
 果たしてどうなるやら?
 とりあえず着いてから考えようとの、さらなる安直さ。

 川に着いたのは9時半頃。
 すでに餌、ルアーを楽しむ釣り人の姿。
 平日でもそこそこ釣り人はいるようですが、養魚場の真下のみ、脱走兵狙いのようです。

 早速、プロトI-2を携えて川に下ります。
 前日からの雨で水が増えたとはいえ、渇水状況には変わりありません。
 底石も土を被ったままで、増水らしい増水がないことを物語っています。

 ルアーを引いたら何尾ものアマゴが…
 そんな気配が感じられません。
 川虫は飛んでますが、ライズがありません。
 水温は14.5℃。水温が低いわけでもないはずなんですが。

 そうは思いながらも普段から頻繁にテンカラを振るわけではありませんから、確信が持てません。

 ただ、プロトI-2が使いやすい。
 決して軽い竿でもないですが、振って軽い。
 これって、子供でも一日振ってられるんでは?
 渓流TENKARAも女性、子供でも一日楽に振れるような調子設定にしていますが、それよりもさらに振りやすい。
 初心者、子供にも使いやすい竿として商品化したいところです。
 そんな竿なので、気づいたら小一時間、何の反応もないまま、竿を振っておりました。

 そして、ようやく瀬の落ち込みでアマゴです。
 サイズは17cm程度で物足りませんが、喰い上げてくる様子が見えましたので、テンカラの醍醐味は味わえました。

 プライベート釣行ならこれで十分なのですが、今日は竿のテストです。
 もうちょいと反応が欲しいところです。

 ぬけさく氏は私よりも上に入っていたのですが、やはり同じく1尾。
 これではテストになりません。
 次なる場所を求めて彷徨います。
 何せ初めての川なので。

 しかし、二人とも初めての川。
 どこへ行けばよいのやら。
 彷徨い続けるわけにもいきません。
 家族でよくこの川へ釣りに来るという開発メンバーに電話してみます。
 仕事中に申し訳ないことです。

 電話で教えてもらいながら、とある支流へ。
 しかし水量がありません。
 ちょっとした落ち込み中心に釣り上がるしかありません。
 と、ここでぬけさく氏がテストしていた竿にトラブル。

 テストしづらい状況でもあったので、川から上がって、そのまま本流筋の水量がある場所へ移動です。

 そして、瀬、淵の連続するポイントに入ります。

 先ほどの支流では短時間でしたが、プロトGに持ち替えていました。
 使いやすい。レベルラインが気持ちよく伸びていきます。
 こちらは既に改良を繰り返してきて、調子もほぼ完成されていて、まさに信頼の一本。

 ただ、人間は少しでも楽をしようとします。
 プロトI-2、調子面での完成度はプロトGに見劣りしますが、振っていて楽なのです。
 そして、このポイントでは再びプロトI-2です。

 見るからにおいしそうなポイントが続きますが、なかなか反応が得られないままに歩く距離だけは増えていきます。

 ぬけさく氏が川に下りたポイントから十分に距離を取った下手に入ったのですが、それでも小一時間でそのポイントを通過。
 そしてようやく瀬でイワナが掛かります。
 しかし小さい。
 これでは魚の引きを楽しむまでに至りません。
 いやいや、楽しむのでなくて、竿の曲りを確認するのが目的でした。

 あとから聞くと、このイワナが掛かったポイントで、ぬけさく氏はアマゴを3つ掛けたそうです。
 他の良さそうに見える淵、落ち込みは、よく見ると底石が入っていなかったり、あるいは土を被っていたりするのに、ここは流れの芯にしっかりと底石が入っていて、土を被っていない状態。

 今考えると、そのようなポイントを主体に釣るべきだったのかもしれませんね。

 そして、このイワナを最後に、さらなる一尾を掛けることはありませんでした。

 しかしこのプロトI-2は振りやすい。
 キャスト回数は餌釣りのそれより遥かに多いのですが、最近のお気に入りであるプロトM-Bだと釣行翌日は筋肉痛です。
 ところが、このI-2、筋肉痛とは無縁です。
 果たして商品として世に出るのか、お蔵入りするのか、今の時点ではまだ内緒です…
 というか、まだ決まっていません。

 肝心の判断に困るものは?
 これだけ反応が少ないと、さらに判断に困る結果となってしまい…

シマノ渓流チーム プロフィール シマノ渓流チーム プロフィール

ちぬ
渓流、本流竿、鮎竿、チヌかかり竿、ワカサギ穂先の開発をおもに担当。
最近は老眼が気になり始めた昭和のオジサン。
渓流、チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。数より型派。
人の言うことをあまり聞かない性格のせいか、釣りの技術は伸び悩み。
鮎入れ掛かりブログにも、2年に1回くらいは顔を出す。