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シマノ渓流 開発奮闘記

渓流彷徨い日記 VOL.27 一雨欲しいところです

釣行日
2017年6月3日(土)
場所(水況)
奈良県 舟ノ川(渇水)
天候
快晴
使用ロッド
プロトM-A、M-B
仕掛け
天上糸:0.6号
水中糸:0.25号
オモリ:5号
ハリ:4~6.5号
釣り人
ちぬ

 前週の奥越釣行でも渇水でしたが、今回の釣行でも渇水。
 前日に降ったはずの雨は、どうやら近畿地方南部にはほとんど影響がなかったようです。

 週末ということで、釣人の多い篠原集落より上流は避けて、入川が困難な集落と集落の間に入ることにします。
 何せ林道から川までの高低差が激しいのと、どこが入川道か分かり辛いので、無理して入る釣り人はそう多くありません。

 車を止めて歩くこと10分、入川ポイントに到着。
 ですが、さらに歩いた先の入川ポイントらしき場所も気になっていたので、今回はそちらまでさらに5分歩きます。

 遥か彼方というか、地の底に川らしきものが見えますが、川の音は聞こえません。
 川までは杉木立で、見た目の傾斜はそれほどでもないので、とりあえず下りてみます。

 踏み跡らしい場所を探しながら斜面を下りることしばらく、川の音が徐々に聞こえてきます。
 さらに下って、いよいよ川がはっきり見えてきたと同時に、これ以上下れないこともはっきりしました。
 最後は絶壁で下れません。
 下りた斜面を再び上り、息も絶え絶えに本来の入川ポイントから川に下りました。
 時刻はすでに7時。
 なんと車を止めてから一時間も歩くハメとなってしまいました。

 川におりてまずは川虫採集。
 ですが、オニチョロは採れますが、ヒラタは細かいのしか採れません。
 とりあえず、オニチョロでも、まだ小さいのを使って釣りをスタートしますが、全く反応がありません。

 朝の気温が一桁代まで冷え込んだからなのか、渇水の影響なのか、はたまた釣り人によるプレッシャーがこんなに入りにくい場所でも結構なものなのか?

 水温は15℃弱はあるので、水温が低いわけでもなさそう。
 人の踏み跡はあるにはあるが、そう多いとも思えない。
 やはり冷え込み?
 それともエサ?

 私はこの時期、ミミズを多用します。
 ミミズに対する苦手意識はありませんが、どうもここ舟ノ川ではミミズで良く釣れた記憶がなく、ここでだけは苦手意識があります。
 それでも万が一、川虫が採れないことも想定してミミズを持参しています。
 そこで川虫をやめて、ミミズにエサを切り替えてみます。

 すると、すぐにコツっとアタリです...
 が、ウグイ君でした。
 でもアマゴもミミズに反応するかもしれない?
 何となく釣れる気がしてきます。
 そこでウグイが釣れたポイントよりやや上に狙いを定めて仕掛けを入れると、結果はすぐに出ました。

 18cm程度とサイズはそれほどでもありませんが、舟ノ川らしい体格・体色のアマゴです。

 この一匹を皮切りに、この後はコンスタントにアタリが出始めます...
 ちょっとポイントを外すとウグイ君も入れ掛かります。
 どんな餌でも同じですが、その餌で釣れると信じることはとても重要です。

 しかしながら、とにかく渇水です。
 同じポイントで何尾も釣れることはそうそうありません。
 また、掛け損ねると後が続きません。
 やはり警戒心が相当強いのでしょう。

 このコースも後半残り30分くらいの場所まで来ました。
 ここで、とんだ失態。
 振り込んだ竿を岩に当てて、粉砕してしまいました。
 穂先から3番節までがバラバラです。
 こんな失態、何年振りだろうか?
 情けない!と思いながらも、折れてしまってはどうしようもありません。

 まだまだ美味しそうなポイントは続くというのに…
 ごみを残してはいけません。
 折れた竿の断片を回収し、ここで一旦、川から上がることにしました。

 川から上がって、とりあえず車を篠原方面へ走らせます。
 要所要所に車が止まっています。
 1キロほどの区間にざっと5台。
 とりあえず、川に下りてみます。

 更に渇水がきつい感じです。
 30分ほど竿を振ってみましたが、テンカラでは面白そうな流れでもエサでは厳しい。
 淵っぽい場所ではアマゴが浮いているのが見えていますので、魚はいるのですが、釣り人のプレッシャーなのか、餌には全く反応しません。
 なかなか手ごわい状況に降参です。

 沢からの流れ込みによって、多少なりとも下流の方が渇水はマシなようなので、再び下流へ車を走らせますが、朝に入った場所以外では誰でも入りやすい場所しか知りません。

 とりあえず選んだ場所は…
 やはり新鮮な足跡がたくさん。
 この状況下でいかに一尾を仕留めるか?を楽しむことにします。

 ここでも淵っぽい場所にはアマゴが見えていますが、もちろん、喰ってくれません。
 たまにライズしているので、テンカラなら掛かるかもしれません。

 渇水状況ですから、あまり複雑な流れはありません。
 どこに魚が残っているのか?を推測していきます。

 いかにもっていう場所は、やはり誰もが仕掛けを入れるので、頭上に木が被さった場所、淵っぽい場所、見た目にはポイントっぽくない場所が正解か?

 あれこれと推測しながら仕掛けを入れるポイントを絞り込んで釣りを組み立てます。
 その日の川の状況を読んで、魚がいるであろう場所を推測し、そこにエサを運ぶにはどこにエサを投入すればよいのか、どう仕掛けをコントロールすればよいのかなどを考え、導いた結論の答え合わせ。
 その結論が正しかった時の満足感。
 ここが渓流釣りの面白さの一つだと思います。

 2時間歩いて、結果は3尾。
 個人的には満足な結果です。
 読み通りの場所で、アワセもきれいに決まり、タモの中で綺麗にスっと針が外れ、魚体にはほぼダメージなく、すべて元気な状態でリリース。
 アワセが遅れると、針を呑まれてしまいます。
 掛かり所が悪いと、出血多量でリリースしても死んでしまいます。
 元気にリリースできたことも満足度を高めてくれます。

 このあと、まだ時間はありましたが、ここで釣りを終了としました。
 渇水という厳しい状況下でも十分に楽しむことが出来ました。
 とはいえ、この渇水状況はいつまで続くのやら。
 一雨欲しいところです。

 そして、この日は危険動物たちとも遭遇、危険動物その1。

 まずはマムシです。
 午前中、岩の上で日向ぼっこしていることが多いので、不用意に手を岩に置いたりすると危険です。
 命の危険というほどではないにせよ、即、病院へ行くことになりますので、読者の皆さんもご注意を。

 そして危険動物その2。

 イノシシです。
 今回は50mほどの距離で、しばらく睨み合いとなりました。
 慌てると余計に危ないので、刺激しないよう、イノシシには登れそうにない岩の上に登りました。
 果たしてそれが正しい逃げ道かどうかわかりませんが...
 イノシシもどうすべきか、しばし考えていたようですが、数分の睨めっこの末、イノシシの方から林の中へと立ち去って行きました。

 危険動物とは出来る限り遭遇したくありませんが、もし遭遇したとしても慌てず冷静に対処して、ケガのないように気を付けて渓流釣りを楽しみたいですね。

シマノ渓流チーム プロフィール シマノ渓流チーム プロフィール

ちぬ
渓流、本流竿、鮎竿、チヌかかり竿、ワカサギ穂先の開発をおもに担当。
最近は老眼が気になり始めた昭和のオジサン。
渓流、チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。数より型派。
人の言うことをあまり聞かない性格のせいか、釣りの技術は伸び悩み。
鮎入れ掛かりブログにも、2年に1回くらいは顔を出す。