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シマノ渓流 開発奮闘記

渓流彷徨い日記 VOL.23 淵は難しいですが、はまります

釣行日
2017年5月30日(火)
場所(水況)
九頭竜川~石徹白川 奥越漁協管内(渇水)
天候
晴れ
使用ロッド
プロトM-B
仕掛け
天上糸:0.4号
水中糸:0.3~0.25号
オモリ:5号
ハリ:7号
釣り人
ちぬ

 全国各地で鮎釣りが解禁し始めております。
 毎年のことながら、今年こそ鮎釣りもしっかりやるぞ!と自分自身にいい聞かせますが、気が付くと、アマゴ、ヤマメを追っかけ、そうそう、チヌも追っかけ、そして鮎の盛期が終盤となってから鮎釣り始動する状況が続いております。
 今年はどうなるやら?

 さて、約1月ぶりの渓流釣行は、再び九頭竜川水系です。
 まとまった雨が降らない状況なので、苦戦を強いられるだろうと思いながらも、やはり釣行してしまうのです。

 状況の良い釣れやすい場所へ行くのが、釣果を得るには近道ですが、敢えて難しい場所で納得の一尾を釣りたいのです...
 そんな腕もないのに?と言われそうですが(- -;)

 まずは九頭竜川本流からスタートです。
 段々瀬、淵が連続するポイントですが、やはり水が少なくて釣り辛い状況が見て取れます。
 それでも流れの芯はしっかりしているので、何とかなるでしょうと仕掛けを振り込みます。
 第一投、いきなりコツっとアタりましたが、どうもヤマメではなさそう...
 とするとやはりあれかも?

 もう一度流すと、やはりきました、ウグイ君です。
 ちょうどハネムーンの時期ですから、ちょっと芯を外すといくらでも釣れそうです。
 ちょっとでも流れが緩いとウグイ君の入れ喰いとなるので、彼らにとって居心地の悪い場所であり、ヤマメにとっては居心地のいい場所はどこかな?と想像しながら釣り歩くこと30分、ヤマメの顔を見ることが出来ました。

 点在する岩によって複雑な流れが形成される中、流れと流れが合わさって揉み合わせ状態になっている場所でした。

 前回、今回と使用しているこのプロトの良いところは、このような揉み合わせに仕掛けが引き込まれた時のラインテンションの変化を手に感じやすいところだと思います。
 流したい流れの中に入っていることがわかると、如何にも釣れそうな気になります。
 それだけで集中力も持続しやすくなる…かも?

 とりあえずヤマメの顔を見ることが出来ましたが、ウグイの多さに降参。
 石徹白川に移動します。

 サクラはとっくに終わり、ヤマブキも散りました。
 今は藤がきれいに咲いていて、心を和ませてくれるのですが、さすがに暑い。
 帰ってからニュースを見て知りましたが、当日は今年一番の暑さだったようです。

 水分補給を済ませて川へ下ります。
 まずは段々瀬の落ち込みから続く淵です。
 第一投、狙い通りのポイントに仕掛けが入り、流れに馴染ませ送り込んでいきます。
 コンっとアタリが出ますが、まだアワセません。
 まだ仕掛けは流れに乗った状態です。
 そして、流れと同調していた仕掛けがフッと止まったところでアワセます。
 ゴン!
 相当な重量感です。
 水面まで上がってきたのは、良いサイズのヤマメです。
 尺は超えていそうな魚体を見て、これは無理したらあかん!と弱気になってしまいました。
 慎重に浅瀬に寄せようとしましたが、川底へまっしぐら、そのまま底にへばりつかれてしまいました。
 そして最悪なことに、ガン玉が石に咬んでしまい、ウンともスンとも言いません。
 エゴに隠れただけなら、立ち位置を変えて引きずり出せるのですが..

 そう言えば、去年も同じことをやらかしてしまった。
 その前の年も同じことをやらかしてしまった...と後悔しても手遅れです。

 結局、ガン玉が石から外れずにアウトです。
 九頭竜川水系、どこで尺を超える大きい魚が出るかわかりません。
 その前提で、いつものこの時期なら0.3を張るのですが、この日は0.25だったのです。

 よっぽどラインが傷んでなければ、0.25はそうそう切られることはないのですが、弱気になってしまうと、やはりダメなのですね。
 過去を振り返ると、多少、強引かな?と思えるようなやり取りの方がタモに収まる確率は高いような気がしています。

 気を取り直して…
 そう簡単に取り直せませんが…
 上流へ向かいます。

 良さそうな淵、瀬の落ち込みはいくつも続くのですが、その期待とは裏腹になかなかアタリが出ません。
 水温はまだ15℃程度。
 暑くて陰に隠れているわけでもなさそうですが、なかなか一尾までが遠いのです。
 渇水の影響が大きいのでしょうか...

 こうなると、第一投目でのバラシがさらに悔しいものとなります。
 あの時、ああしていれば...
 全然、過去の教訓が活きていないではないか...
 そして二時間歩いた結果、一尾のみ。

 あの一投目が…
 全然、気を取り直せてません...

 散々歩いて一尾という結果は気になりませんが、過去の失敗を活かせていない、活かせていればもう一尾をタモに収めることが出来ていた事が情けなく感じます。

 石徹白漁協との境界近くまでやってきました。
 段々瀬、淵、ザラ瀬など、距離が短い割には変化に富んだ面白い場所です。

 ダムの上でもやはり渇水、水深のある場所を中心に釣り上がります。

 そして今日の3尾目は体格のいいヤマメです。
 淵の掛け上がりで来ました。
 この時期のヤマメは体力も回復していて、なかなか良い引きを見せてくれます。

 次の一尾を求めて上流に見えている瀬の落ち込みへ移動しようと川を切ろうとしたら、何てことのない場所でバランスを崩しました。
 なにせ底石はツルツルなのです。
 これはヤバイ!と思いましたが、慌てても仕方ありません。
 どうせ膝上程度の水深、気温も高いので、濡れたら濡れたまでのことです。
 変に慌てたら、余計に怪我しやすいものです。
 こんな時は速乾のウェアは重宝します。
 綿ですと、真夏でもなければ一日濡れっぱなしですが、速乾タイプは気づいたら乾いています。
 もちろん、ウェーダーの中は乾きませんが。
 もっとも私のウェーダーはもう3シーズン使っているので、あちこち穴が開いた状態。
 そもそも水浸しです…

 問題なのは水が入ってしまった餌箱。
 気温が高いために中は蒸し風呂状態、急速にエサのミミズが弱り始めていたようです。

 時刻はそろそろお昼時となり、いつものように湯を沸かしてカップ麺とドリップコーヒーを用意してランチタイムです。

 今回は日帰り釣行。
 少しでも帰りの距離を詰めるべく、ランチの後は川を下流に向かって移動です。

 何となくミミズが伸び始めているような気がしながらも、午後の部がスタート。
 あの瀬、あの淵と仕掛けを入れていきますが、なかなかアタリを引き出せません。
 餌のミミズも使い物にならないものが増えていきます。

 そして、そろそろ川から上がる場所まで詰めて、ようやくのアタリ。
 ちょっと細めですが、綺麗なアマゴです。
 やはり時期が良いのでしょう、サイズの割にはよく引いてくれました。

 さらに下流へ向かいます。
 1月前は水が高くて十分に釣り切れなかったポイントへ入ります。
 大きな淵が2か所、いかにも良さそうなポイントですがアタリが出ません。
 ふと気づくと、もうまともに使えるミミズがありません。
 あと一か所、別の場所で釣りをするつもりだったので、これはまずい!
 かと言って、あちこちで川底をゴソゴソしても使えそうな川虫が採れなかったので、どうしたものかと悩んでしまいます。

 漬物石サイズの石の裏にはヒラタがそこそこ付いていたりするのですが、石をひっくり返すだけの元気がないので、とりあえず片手で持てる程度の石の裏を見てみると、結構、ヒラタが付いてます。

 ポケットには常にピンセットを入れているので、効率よくドンドン採れます。
 重い石ではないので楽ちんです。
 ヒラタの付き場所に対する思い込みがいけませんでした。
 普段と違う行動をとると、色々と発見があるものですね。

 私はこの時期、管理が容易で入手しやすいミミズを多用しますが、やはり川虫が採れるなら川虫を使いたいので、これは大きな発見です。
 今回、一番の収穫とも言えます。

 気づくと30分ほどで半日分くらいの量になりました。
 と言っても残り時間は2時間ほどです。

 そして、最後は再び九頭竜川本流です。
 やはり一尾目は真っ赤なウグイ。
 引きごたえ、抜きごたえだけは良いのですが...

 ちょっと場所を移動して、大本命ポイント。
 大きな淵ですが、とにかく行く度に流れの様相が違います。
 とても複雑な流れを構成していて、仕掛けが立っているようでも、水中では入り組んだ流れによって、思わぬ場所を餌が流れていたりするのです。

 そして釣れた魚はアマゴ。
 目印には明確な動きは出なかったのですが、仕掛けの流れが止まりました。
 反転流、もしくは底流れの関係で止まったものだと思い、仕掛けを回収しようとしたら掛かっていた。
 そんな感じです。

 釣果には違いありませんが、納得いく一尾ではありません。
 納得いく1尾を求めて投入点、立ち位置を変えながら続けますが、なかなか次の1尾が出ません。

 あとから同行の根来さんが竿をたたんでやってきました。
 このような複雑な淵を攻略するヒントを色々と教えてもらいながら、なんとか納得の1尾を手にすべく仕掛けを振り込みます。

 と「そこでキラっと魚が追っかけてきたな」と一言。
 そこへ仕掛けを届けるべく立ち位置、仕掛けの投入点を調整するのですが、とにかく流れが複雑。
 ちょっとの隙に投入すべきポイントが変わります。

 淵の釣りは時間が掛かる、淵は腕の差が如実に出る、淵には良い魚が残る、などと言われることが良く理解できる「The 淵」って感じです。

 そして「そんな流し方だと…」、「この流れ方なら、立ち位置はこの辺で…」などなど、レクチャーをしてもらいながら、ふと思い返すと、一昨年も同じような話を聞いたことに気づきます。

 全くその注意点を実行できていませんでしたね。
 レクチャーしつつ、不格好な弟子(?)の釣りに、とても歯がゆい思いで見ていたのだろうと思います。

 さて、悪戦苦闘することしばし、良い感じでラインにテンションが乗りました。
 上手く流れに乗ったようです。
 流れていく方向も良い感じです。
 ここは集中、と思うや目印に反応、すかさずアワセると一瞬だけ魚の感触。

 上手く針にかからなかったようです。
 結局、この後、再びアタリを引き出せず、この日の釣りを終了しました。

 しかしながら、この淵は本当に難しい。
 上手くはまると、立て続けに良型が釣れることもありますが、複雑な流れを読むだけでも大変なのです。
 下手すれば、一日ここで時間を費やすことになりそうな難しさがあります。
 この淵へ来たら確実に結果を出せるようになりたいものです。

シマノ渓流チーム プロフィール シマノ渓流チーム プロフィール

ちぬ
渓流、本流竿、鮎竿、チヌかかり竿、ワカサギ穂先の開発をおもに担当。
最近は老眼が気になり始めた昭和のオジサン。
渓流、チヌかかり釣りをメインに年間釣行日数は約40~50日。数より型派。
人の言うことをあまり聞かない性格のせいか、釣りの技術は伸び悩み。
鮎入れ掛かりブログにも、2年に1回くらいは顔を出す。