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シマノ渓流 開発奮闘記

開発者のつぶやき Vol.14 BG TENKARA 48 NV

製品名:BG テンカラ 48NV

今期の唯一の新製品となるBG TENKARAがリリースとなります。
その名 BG = BIG GAMEが示す通り、大物志向のテンカラ竿となります。
今回は、そのご紹介を。

テンカラで狙える対象魚やフィールドが多種多様に進化していく中で、北海道の大型ニジマス、長野県犀川でのブラウンやニジマス、利根川のハコスチ、サツキマスや水量のある場所での本流ヤマメ、アマゴを相手にした場合、もっと長さとパワーのあるテンカラ竿が必要なのでは?という考えは持っていました。テンカラで大物!というロマンに惹かれて、是非、作ってみたいとの思いとは別に、諸事情で開発には手が付けられないまま幾年月…。
竿を持って川に立って思う。
『あともう少し竿が長ければ、あの筋が攻められるのに…』
魚を掛けて思う。
『手前に寄せたいけど、あともう少しパワーが…』
そんなもんもんとした気持ちが溢れた結果、製品開発がスタートしました。

本流TENKARAでも、尺~40cmくらいの魚を流れが緩い場所で獲ることは出来ましたが、さすがに野生化した50~60cmクラスのニジマスや、流れのキツイ場所で尺ヤマメ、アマゴを掛けて寄せるにはちょっと辛いところがあります。かといって、竿のパワーをゴリゴリに上げて硬くするとキャストが難しくなるし、魚が簡単に寄って獲れると釣りとして味気なさすぎて面白くない。キャストは楽にできて、魚とのやりとりを楽しめる遊びは残しつつ、竿がノサれることのない安心感という要素をバランスよく配分させる必要がありました。

いろいろ考えた答えとして、設計的に竿全体で荷重を受け止める調子に仕上げています。これは本流竿に近い曲がり配分で、竿としては軟らかめに感じるかもしれませんが、竿全体で魚の引きを受け止めるため、竿が曲がる割には、しっかりと魚の引きに竿が応答してくれるため、安心して引き味を楽しむことが出来ます。

竿の長さはノンズームの4.8mのみ。試作段階では5.0m、5.3mも作りましたが、やはり重い。両手で振ることしかできない。メインとして両手で振ることを想定していますが、運動不足のオッサンである私でも片手で振れるギリギリの線を狙いたかったので、4.8mで落ち着きました。ズーム機構は便利ですが竿が重たくって、あ~しんどなのでノンズームです。

BG TENKARAに関しての情報は、テンカラ大王こと、石垣先生のHPでも紹介されていますので、是非、ご覧いただければと思います。
2021年は各地でのフィッシングショーの多くが中止となりますが、2022年、再開されることになりましたら、お使いいただいた感想を是非ともシマノスタッフにお聞かせいただけたらと願っております。