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2016/10/28 VOL. 83
VOL. 83 イヨケンのアメリカチャレンジは続く
こんにちは、齋藤静吾です。バスマスターエリートシリーズのシーズンは終了しましたが、イヨケンのアメリカでのシーズンはまだ終わっていません。
今シーズン始まる前、釣り百景での撮影準備をするイヨケン
彼は9月の末にバスマスターセントラルオープン第2戦、レッドリバー戦に参戦しました。エリートの残留権利の発生する年間70位以内に残れなかったイヨケンは、バスマスターセントラルオープンからの昇格権利獲得を狙う為に日本帰国の予定を変更して参戦。初日まずまずのウエイトで2日目次第では優勝も見えてくる展開の中、2日目はその優勝を狙う為にビッグフィッシュのみを探すギャンブルに出ましたが、残念ながらバスを手にすることはなく、まさかの0匹という惨敗でした。これによって大会の成績も初日から大きく崩してしまい、年間ランキングも上がらずでした。
アメリカでもバスを探す時の表情は真剣そのもの
試合終了翌日急ぎ足で日本に帰国した彼は、日本到着翌日から東北地方での取材やショップイベント、自身の業務、釣りビジョンの番組撮影などなど、とにかく休みなく仕事をこなしたこの3週間でした。途中あまりの忙しさに体調を崩して、病院に駆け込んだようですが…
仕事をこなすのも大事だけど、体調管理も大事な仕事ですよ、イヨケンさん。どれだけタフなのでしょうか。
テレビの取材でも試合中でもその瞬間を楽しむイヨケン
そして日本で今週末開催のバサーオールスタークラシックの招待をキャンセルしての、バスマスターオープン第3戦への出場を決意したイヨケンは再びアメリカの地に降り立ちました。彼のアメリカに対する本気度が垣間見えますね。テキサス州はダラス空港に到着後、7時間以上かけてセントラルオープンの行われるアチャファラヤ湿地帯までのロングドライブ。やっと本日(原稿執筆時)プラを開始したようです。しかもプラクティスをしたのはスタート会場からボートで2時間かかるほどの遠距離。なので練習中は確認しておきたいエリアのそばに宿をとって釣りをするそうです。1日約8~9時間のうち、4時間がボートの操船。4~5時間ほどしか釣りをする時間がなくなるにもかかわらず、過去のトーナメンの状況から、遠距離のエリアをチェックしたかったそうです。
思った通りのパターンでバスを釣ればご覧の表情
「優勝だけを狙っていきますよ。僕のアメリカデビューした水域ですから。ここで優勝してバスマスタークラシックにどうしても出たいです」
電話の向こうでハンドルを握りながらこう言っていました。
とても数日で簡単にはナイスバスを見つけられるほど簡単なトーナメントウォーターではありませんが、前回日本に帰国する前にプリプラクティスをおこなっていたので、ある程度のエリアが頭の中で決められているようです。あとはこの数日の練習で答えを導き出せればいいですね。
来季はこの笑顔をバスマスターエリートシリーズで見れるのか
来季のエリートの残留権は最終的な答えが出るのが12月中旬、万が一そこに残れない場合を考えての今回のバスマスターオープン参戦、上位5位に残ればバスマスターエリートの昇格権が発生します。前回の第2戦を思ったような成績で終われなかったので、今回は優勝に絡んでも正直どうなるかわかりません。それでもアメリカの挑戦を続けるイヨケン。 是非皆さんも応援よろしくお願い致します。