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イヨケン STRONG STYLE

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201512/0442

VOL. 42 バスマスターオープン

Seigo Saito

こんにちは、齋藤静吾です。今回はイヨケンが6年間チャレンジし続けたバスマスターオープンについてです。

今年イヨケンが戦ったバスマスターエリートシリーズへの参戦権を獲得するのに一番確率が高い方法、それがバスマスターのオープン戦で年間順位5位までに入ることです。それ以外にもバスネーションからバスマスタークラッシックの参戦権を獲得して、クラッシック優勝でエリートシリーズへの参戦権を獲得することもできますが、これは非常に難易度が高くなります。

 

 

現在バスマスターオープンは、サザン(南部)、セントラル(中部)、ノーザン(北部)の3トレイルがあり、各3試合から成り立っています。オープン戦はプロアマ戦でエントリーフィーはプロ1,500ドル、アマチュアが600ドルです。優勝をするとプロは賞品としてバスボートと賞金合計約5万ドル弱を手にします。また各試合のプロ優勝者はバスマスタークラッシックへの切符を手にする権利が発生します。優勝したトレイルの全3戦に参戦することがクラッシックの参戦権獲得の条件になっています。また各トレイル全3戦後に年間ランキング5位以内に入ると翌年のバスマスターエリートシリーズへの招待状が送られます。これでエリート選手の仲間入りとなるわけです。

 

 

イヨケンは2013年、順位が一つ足りず、あと一歩のところで悔しい思いをしました。そういった苦い経験から、2014年、セントラルとサザンのダブルエントリーで年間6戦を戦いました。

「エリートに上がった時のことを考えるとやっぱりオープンで6戦くらいは参戦できていないと続かないと思うんですよ。だから来年はサザンとセントラルにダブルエントリーします。」

と2013年にエリートの参戦権を獲得できなかったイヨケンが言っていたのを思い出します。

 

 

オープン戦ではプラクティスは選手が好きなだけできますが、2014年のイヨケンのプラクティスは3、4日だったように記憶します。エリートに昇格すると2日半しかプラクティスができないということを念頭において、オープン参戦時から極端に長いプラクティスは避けていたようです。

 

 

バスマスターオープンでは水曜日の午後レジストレーション(選手参加登録)やルール説明などのミーティングが行われ、木曜日、金曜日が約200艇による予選、土曜日がトップ12名による決勝になります。オープンでは、朝の5時半から試合が始まることもあり、暗いうちからスタートしていきます。ウエイインではオープン戦用のトレーラーでウエイインショーが行われます。エリートシリーズではマーシャル(バスボートに同船する監視員)がいますが、オープン戦ではプロとアマチュア全員がウエイインするため、多い時には400人ほどがウエイインを行います。

 

 

昨年のセントラルオープン最終戦はオクラホマ州のアーカンソーリバーで開催されました。イヨケンのアメリカでの挑戦をドキュメンタリー番組にするために、日本からテレビの撮影チームもやってきました。惜しくも決勝進出を逃したイヨケンでしたが、試合後のコメント撮りは笑顔でした。

「自分はやるべきことはやりました。これで上がれなかったらしょうがないですよ。勝ちを狙いに行っちゃいましたから、最終戦で。安全にポイントを狙いにいくか、勝てる魚を見つけてから勝ちにいくか。そうなったら勝ちを狙いますよ、僕は。すみません、せっかく撮影にきてもらったのに。」

カメラが回っていない時の彼の言葉が印象的でした。

 

 

自身は進出できなかった決勝の日、ウエイインが行われるバスプロショップスでライバルのウエイインを見つめていたイヨケン。すべてのウエイインが終わり、年間ランキングがトーナメントディレクターから発表されました。ついに6年におよぶイヨケンの夢の舞台であるバスマスターエリートシリーズへの挑戦の第1章が終わりました。

これからバスマスターエリートシリーズを目指す選手はこの道を避けては通れません。イヨケンが日本人の先輩たちの背中を追いかけてきたように、これからはイヨケンの背中を追ってチャレンジをする日本人選手が出てくれるとうれしいですね。それをイヨケンも強く望んでいます。