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イヨケン STRONG STYLE

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201506/1918

VOL. 18 イヨケン、Bassmaster Magazine6月号の表紙を飾る!

Seigo Saito

こんにちは齋藤静吾です。

 


いやぁ、めっちゃ嬉しいですヨォ!

 

「静吾さん、やばいっすよ。」
イヨケンから電話がかかってきたのは5月下旬。

何?なんかやらかした?と聞くと
「いやいや、Bassmaster Magazineの表紙になっちゃいましたよ、静吾さんの写真で!」
電話の声だけでもイヨケンが興奮しているのがわかりました。

実は知っていたんだよ、4月から。サプライズのプレゼントがあるよ、って彼に伝えていたのは編集部から表紙採用の連絡があった直後。実際に見るまでは伝えるのはやめておこうと思っていましたが、さすがはネット時代。なんと日本から表紙のニュースは届いていたようでした。写真でしか表紙を見ていなかったイヨケンが実物を手にしたのはケンタッキーレイク戦のとき。本当に嬉しそうでした。

 


ここから先は入ってこないでほしいというイヨケンのメインエリア

 

僕らの取材は、選手たちにどこで釣りをするかを試合直前に聞くところから始まります。もちろん100人以上の選手を追うことは不可能なので、自分の取材対象となる選手を中心に情報収集をします。Bassmaster Magazineが必要とする選手は日本人選手だけではないので、アメリカ人選手はもちろん撮影情報収集対象。イヨケンは比較的場所を決め打ちしてくれるので、探すのにそこまで苦労はしない方です。アメリカ人なんかは予選の間は来てほしくない、などと言うこともあり簡単には情報が集まりません。この表紙になったのはバスマスター・エリートシリーズ開幕戦のサビーンリバー戦からの一枚です。珍しくイヨケンから、できれば入ってきてほしくないと言われました。上の写真のコーナーから左に曲がり、幅10メートルもないバックウォーターが約200メートル位続いたところが、イヨケンのメインエリア。なるほど、これは入ってほしくない、と言われるわなという場所でした。

 


これがイヨケンがナイスフィッシュを釣り上げた瞬間のオリジナルの写真

 

かと言って黙って入り口で待っているわけにもいかず困っていると、日本のテレビ撮影チームが一言。
「メインリバーを200メートルくらい下って、船から降りて人の家の庭を通って行くとイヨケンのメインウォータのどん詰まりに出られるんですよ」と。
そりゃもう行くしかないでしょう。で船を止めたらタイミングよく家の人が現れました。そして、申し訳ないが上陸してそこの選手を撮影したいと伝えると快く上陸させてもらえました。そこでイヨケンが向こうに行ったり、こっちに来たりというフィッシングシーンの写真を撮影できたというわけです。確かこれは初日の2匹目のナイスフィッシュの瞬間。うまいこと魚がジャンプしてくれて動きのある写真になりました。

 


Bassmaster Magazine 6月号

 

そしてこの写真でルーキーにして、いきなりBassmaster Magazineの表紙を飾ることになりました。なかなかできることではないので、彼にとっても僕にとっても嬉しい1冊になりました。毎日2000枚以上撮影した中からBassmaster Magazineの編集部が見つけてくれた一枚です。これもかなり根気のいる作業です。

イヨケンは奇跡の一枚と言い、ましてやBassmaster Magazineの表紙なんて一生に一度のことかもしれない、と言っていますがそんなことはありません。僕が朝一から彼を追っていたらこの写真は撮れなかったでしょうし、ましてやトーナメントに出場している以上まだまだ表紙を飾るチャンスはあります。全てはタイミングでしょう。彼は無意識にこちら側に魚を回してくれたように見えました。これが反対側でファイトされたら面白くない写真になっていたでしょう。全ては必然の中で生まれた一枚だと僕は思っています。

 


つり人社 Basser 6月号開幕戦記事

 

そして実はこの写真、日本の雑誌社にも納品しています。開幕戦での伊豫部選手の健闘が記事になり、その際に見開きで使っていただきました。やはり編集者の目に留まりやすい写真というのは同じように届くのでしょうか。

イヨケン、これからも撮影しやすい選手でいてください。そしてまた表紙を飾れるような写真を撮影させてください。その日が来るのを楽しみにしています。お互い頑張りましょう!