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鮎入れ掛かり!?ブログ 2020

VOL.10 プロセレクトVSについて…小沢聡

製品名: プロセレクト VS NR[PRO SELECT VS NR]

プロセレクト VS NR[PRO SELECT VS NR]

【プロセレクトのカーボン】
釣り竿の素材のことで、時々勘違いされた質問を受けることがあります。
それは、「シマノのアユ竿でグレードの高いリミプロなどは高級なカーボンを使っているのに対して、プロセレクトクラスの竿のカーボンは低品質なカーボンを使っているんですよね?」という質問です。

竿の値段は素材であるカーボンの値段に比例しますが、カーボンの値段は品質が高品質か低品質か、ではなく「弾性の高さ」の違いだけで、同じように高品質なのです。
金の延べ棒のように純金だから高くて、不純物が多いと安い、とは違います。
カーボンは高弾性になるほど値段が跳ね上がります。
プロセレクトはリミプロやスペシャルと比べて少し弾性の低いカーボンを使っているので価格を押さえることができます。

竿を料理に例えるならカーボンは食材。プロセレクトは一般的な食材を、インストラクターがテストという料理と絶妙な味付けをして、高級食材に負けない美味しい料理に仕上げました。といった感じになります。
是非ご賞味ください(笑)

【VS調子とは】
VSとはバーサトルの意味です。バーサトルとは「万能、広い対応力」を意味します。
つまりVSは何でも屋さんの万能竿です。
「シマノのアユ竿のセンター」とされていて、
軽すぎず、重すぎず。
ゴツ過ぎず、華奢過ぎず。
先調子過ぎず、胴調子過ぎず。
誰が使っても安心して使いやすい調子です。
現在のアユ竿の調子はとても細かく細分化されています。少し先が硬い、とか、若干胴にのる、とか‥‥。
「いやいや、ゴチャゴチャと細かいことは難しくて分からん。丈夫で使いやすい竿はどれ?」という人も多いと思います。
そんなときに迷わず「これです!」とお奨めできるのがこのVS(バーサトル)なのです。

【90で230g】
これは個人的な好みなのですが、ボクは「90で230g」は現代のアユ竿の理想だと思っています。
ボクは体力がある方ではありませんが、この長さと重さならば、朝から晩まで竿を出してもさほど疲れることなく1日中快適に釣りができます。
かといって、かなり乱暴な釣りも案外へっちゃらでこなせてしまいます。
ボクにとって快適で安心、軽さと強さのバランスがちょうどいい竿の目安が90で230gなのです。

【85という長さ】
先に90で230gが理想だと書きましたが、85は50㌢短い分だけ同じようなバランスで作っても、さらに軽く、感度も上がります。当然、操作性も格段に良くなります。
最近ますます人気が高まっている85ですが、この85という長さは「短さを感じさせない不思議な長さ」でもあります。というのは竿のテストで表示のない真っ黒のプロト竿を手渡されたとき、85とは気が付かずに90の長さと思って釣っていることがよくあるのです。
これが80ならばさすがに「あれ?これちょっと短いよね」と分かるのですが、85は長さを言われてやっと「あっ、そうなのか。どうりでやけに軽いと思った」となります。
それだけ釣り人に射程距離の短さを感じさせないのだと思います。
90から85に持ち変えたとき、軽さと感度の向上はハッキリと分かるのに射程距離はそれほど気にならない、となれば85の人気が高まるのは当然といえるでしょう。

特に今回のプロセレクトVS85NR H2.6は最終テストで「もうどこも変えるところがない」と思えたほどの自信作。プロ級の釣り人でも十分満足できる仕上がりです。是非一度手にしてみて下さい。

釣人:小沢聡