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鮎入れ掛かり!?ブログ 2019

VOL.12 rockが書きます!開発者目線の釣行記!

さぁ、今年も鮎は無事解禁を迎えました!
夏場はめっきり川浸りな季節…5/2までは家族サービス…

ということで5/3解禁してきました!!!

これまで有田川で解禁を迎えることが多かったrockですが、
何を思ったか今年は日高川龍神地区へ…

さてさて、釣果のほどは…

と、毎年恒例の釣行ブログですが、今年は趣を変えてみようと急に決意。
噂によると今年はシマノが誇る最強テスター陣の釣行記がなにやらボリュームアップするとの事。

それではrockの釣行記が埋もれてしまう!(主に釣果的に…

だから思ったのです。
テスター陣に書けないことは何だろう…
Rockの強みは何???

① 年の鮎竿の何もかもを知っている、、設計から何から…言えないことまで、仕事ですから
② 誰よりも色んな竿を使っている(ある意味メーカーを問わない。
③ 普通の釣り人

開発スタッフ目線での釣行記はどうだろう。
釣り方、竿の扱い方、釣法。も作り手から見ればどう見えているのか。
カタログに書きづらい事も…

心機一転、物は試しに始めてみます。

題して、『開発者目線の釣行記!』

さて、時は遡りゴールデンウィーク前の社内にて、
rockは解禁に使う竿を探し彷徨っていました。

通常和歌山の早期解禁と言えば低水温低活性なうえに超混雑、一番鮎を釣りきったら群れ鮎上等、
サイズも小ぶりなのでソリッドモデルのRSや軟らかめの竿がテッパン。
H2.6以下がオススメなわけではありますが、
何故か「SPECIAL競SC H2.75 90」を握りしめていました。
まぁ、軟らかい竿、持って行けるプロトが無かっただけですが…

解禁って心躍ります。
朝イチは厳しい事を知っていながら7時には河原に立っていました…
下柳瀬迂回線。
水は冷たいです、当たり前に。
鮎は…見えません。
誰もいないので、探り放題。
どこかにサラバがあれば掛かるだろうと暢気な作戦です。

ここでタックル紹介。

竿:SPECIAL競SC H2.75 90
天井糸:フロロ0.6号
上つけ糸:ナシ(PE直結)
水中糸:メタキング0.01号6m
下つけ糸:フロロ0.3号25cm
ハナカン:シマノ細軸5.5号
中ハリス:フロロ0.6号
サカサ:フックタイプ1号
ハリ:シワリ6.5号3本イカリ
手尻:ハナカン位置が尻栓から10cm

特に奇をてらった仕掛けでもないですよね、自作ですが。
ただ珍しい事があるとすれば、
ハナカン周りがハナカン移動ではなくサカサ移動のハナカン直結タイプです。

これには単純で深い理由があります。
ハナカン移動にするとサイズによってハナカンまでの仕掛けの全長が変化します。
長くなれば感度は落ち、短くなると感度は上昇する。簡単な物理です。
これではパーツを入れ替えたときの正確な判断が出来ない。
テスターの皆さんはあらゆる状況で釣りまくり、数を稼いで判断可能だから問題ないのです。
でも、そこはシマノ鮎竿開発陣…シーズン中広く浅く多くの竿を使うわけです。
少ない数で最善の判断を下すためには精度が命。
なのでハナカン固定のサカサ移動に執拗にこだわるのです…(え、そんな事どうでもいい???

あとは…下つけ糸が気持ち長めで太めかもしれませんね。
本気モードの鮎師だと0.25号15cmぐらいでしょうか?攻め過ぎ???
これは単純にrockの癖かもしれません。
出来るだけノーマル仕掛けでおとりに負担を掛けずに釣りたい、浅場も、瀬も。
なのでメタキング0.01を選択。主にいざ瀬でノーマルで釣るとなれば圧倒的に沈みます。
が、いっぽうでオバセを出して釣ろうとすると、細すぎて抵抗が少なすぎる。
なのであえて下つけ糸は抵抗の大きくなる太目、長めからの0.3号25cmの選択です。
これも勘みたいなもので、今日は何となく竿を寝かせた釣りになりそうな気がしたのです。
竿を立てて、であればメタマグナム0.05号に下つけ糸0.25号25cmを用意していました。

さて、講釈はいいから早く釣れと?

えぇ、7時から11時まで5匹でした(泣)

1匹目は落差のある瀬でどうにも養殖おとりが落ち着かなかったので、
0.8号の重りを付けて沈めたらドーン!!!ピンボケですみません…

でも後が続きません…

でも不思議なもので11時ごろ、水温も上がってきたな~と思い出したら掛かりだすのです。
ピンポイントでサラバはあるもので、キツイ流れでも掛からなくはない。
でも同じところで2度と掛からない。腕のせい???

ペースも上がってきたのでハリを虎龍6.0-6.5の4本イカリに。

瀬の開き、石の敷き詰まった広いエリアで、広範囲に引いて泳がせて拾い釣り。

でもそんなに魚は見えないので、頼りになるのはやっぱり感度。
こんなときはSCは頼もしいです(商売モードイン!)
基本的に胴調子より先調子の方が感度に優れるモノですが、先調子といってもいっぱいあるのが現状。
そんななかで…

SC:万能な先調子:穂先硬めで#2#3に遊びがある:穂先を曲げるか曲げないかと言うゼロの釣りが得意
MI:ナイロン・フロロに向いた先調子:基本的に遊びが無い調子:オバセを出した釣りが得意
TRUSTY:引きやすい先調子:穂先が柔軟なチューブラー:穂先を曲げながら引く釣りが得意
RS:ソリッドモデル、超先調子:穂先先端の先端が劇的に柔軟:オバセの代わりに穂先を曲げて泳がせる。

感度にも色々あれど、単純に手に「振動」が大きく伝わりやすいのはSCなんですよね…

違和感とも表現される魚の気配が単純に分かりやすい!
気配がある→待つ
何事もない→狙うポイントを変える
基本これだけです。
他に鮎師がいない貸し切り状態だったので好き放題(笑)

午前中で25鮎。

なんだかんだと黄色い鮎、さらにそこそこなサイズなお陰で意外と満足。
せっかくなので本流に出てみることに。上流に向かうほど人は多いですね!いい事です。

人のいないポイント発見。流れが2つに分かれる…
右岸は浅く広いトロからチャラ瀬。
左岸はストレートな断面V字形の一本瀬。
どちらにしようかな…からの左岸!
瀬の流芯は垢ナシ。そりゃここまで流れがきついと垢も付かないでしょう。
でも際にはべったりと垢の付いたいい色の石が。
一番元気なおとりを投入!
それでも流芯にひきづられて浮き気味。
0.8号のオモリ装着。
底波に入った瞬間、ど~~~ん!!!気持ちいい!!!
17cmあるんちゃいます???
そこから笑みがこぼれる入れ掛かり!
同じところで掛からないものの1m上下にずらせばど~~~ん!
10連荘越え!!!
だれも触ってなかったんでしょうね。これぞ解禁後の醍醐味???

ここでまたSCが活きたわけです(商売モードイン!)
断面がV字状の一本瀬のヘチって留め置くのが難しいのです。
こんなときは先調子の竿でオモリつけてかちっと留め置く、もしくはストレートに引かないと流芯に引き込まれがち。
左右に動かしやすい調子は意外とあだになるんですよね…
流れのある場所、瀬=胴調子ってのは一般論で、実際はケースバイケースなんですよね…
SC×オモリのピン撃ち&直線引き、侮れないですよ?
さらに精度を求めるとMI×オモリなんですどね。

さて、釣りに戻って、一回抜いたらやはり沈黙で後は拾い釣り。
さらに山に陽が落ちると一気に反応がた落ち…

最後の最後はこんなところで…

まだまだ5月ですからね。

過去思い返すに、一番エキサイティングな5月頭の釣りだったかもしれないですね。

今、始まったばかり。
今年もよろしくお願いします!!!

釣人:rock