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鮎入れ掛かり!?ブログ 2019

VOL.06 第2回 rockの新製品インプレ! LIMITED PRO VS

製品名: リミテッドプロ VS NA

リミテッドプロ VS NA

 いきなりですが…
 完璧な鮎竿というものは存在しません。
 色々な性能は実際の所トーレードオフです。
 何かを良くすれば、何かが悪くなる。
 軽くすれば、感度は上がるかもしれないけれど、パワーは落ちる。
 そのなかで、自分のしたい釣りに合わせてどんな特徴の竿がいいかを選ぶわけです。

 そんななかであえて特徴を消して、徹底的に「万能さ」に拘ったのがVS(バーサトル)です。

 軽くもなく、重くもなく。
 サイズもお構いなし(穂先3本でさらに広範囲に対応!
 水中糸もなんでもOK
 トロでもチャラでも瀬でもなんでもOK
 それがVS

 そして唯一の特徴は「細身肉厚」
 これすごく大事です。

 細いから弱いではなく肉厚だから強い!
 細いから風にも強い。
 底力が違う!

 90に関してはあえてベースの調子を変えない事を大事にしています。
 細身で肉厚。
 なんでもできる。ただちょっと重い…
 旧VSは、やはり発売後重さだけが気になるという声がありました。
 えてして、こうなると弱点を消すために軽量化しがち…
 しかし、そうすると細身肉厚のメリットも薄れる…。
 よくある二代目は初代の欠点を消そうとして、いいところも消えた…というやつです。
 という、罠にはまらないように。
 変わらないという勇気。
 でも重さがあるのは事実で、これを各ピースの剛性のバランスでクリアさせました。

 微妙な硬さの変化で重さ感は結構変わるものです。
 ただし、時間がかかる(笑)。
 開発期間を長くとり、常に先々の竿をテストしているからこそ成し得た調子です。

 一方でLG90は変わり種のようで正統派です。
 H2.25相当は先調子・立て竿系のMIと、引き系のVSの二本立てになります。

 このLG90、一番鮎が掛かる竿です。
 圧倒的にしなやかなので、なじみもいい、オトリも弱り辛い、底波から外れない、引いているようで引けてない。
 掛かるよう要素がいっぱい詰まってます。
 掛かってからは本人の腕次第。
 曲げきることが出来れば瀬の中から23cmでも抜けます。

 細いから弱い、ではなくて、肉厚が重要だと訴えたいです。
 肉厚はある程度重量で窺い知ることが出来ます。
 H2.25相当なのに200g越え。
 これがパワーの源です。

 余談ですが、これは現代鮎竿に対する挑戦です。
 感度と操作性を求めすぎるあまり、全体として硬く、穂先も硬い竿が増えてます。
 操作性も、「釣り師が操作している感じを味わえる」という操作性。
 操作が出来ているかどうかは実は別問題。
 魚の動きが感じやすいという事は、こちらの動きも魚は感じやすいという事。
 感度・操作性の高い竿ほど、オトリにダメージを与えやすい側面もあります。
 自ら釣れにくくしてるわけです。
 とはいえど…上手い人はお構いなしですが。

 色々と考えてもらいたい、それもバーサトルですね。

釣人:rock