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鮎入れ掛かり!?ブログ 2019

VOL.04 ぬけさく目線の新竿紹介:LIMITEDPRO VS LG 90 NA

製品名: リミテッドプロ VS NA

リミテッドプロ VS NA

 みなさま、しばらくのご無沙汰でした。今年も、ひつこく(しつこく)このブログを書かせていただきますので、暇を持て余している方だけお付き合いください。

 去年6月にテニス肘という腱鞘炎になってから、9mが持てずに、ほとんど小太刀8mばかり使っていました。正直なところ、多くの竿を使えたわけではありませんが、今年発売の新製品のうち自分好みの2シリーズに絞り、少しだけコメントさせていただきます。

 初回はLIMITEDPRO VS LG 90 NA

 LGというペットネームが付きます。LG=Little Giant=小さな巨人…即ち、見てくれは頼りなさそうなのに使うと並はずれた実力を発揮する竿…なのです。

 【新調子】

 今回は島啓悟さんの監修です。一番の特徴はそのしなやかな調子。全身ソリッド!というよりは全身ムチのような竿です。軟らかめの竿が好きな方にはたまらない一本です。

 この竿はただ軟らかいだけではありません。しなやかさと力強さが同居したような竿なんです。

 何故、そのような相反する要素が両立できるのか。それは、超高弾性カーボンを使って細身肉厚に作るという素材の設計手法を採用しているからです。

 カーボン繊維には弾性率の種類がいくつもあり、その弾性率が高くなるほど繊維の伸びが少なくなります。即ち、大きく曲がった時に、伸びがないため、それ以上曲がらないような感覚が起こります。これが竿の腰につながると考えられます。これを弾性率の低いカーボン繊維で作ると、グングンと曲がりこむようになり、腰の無い竿に感じます。

 似たような硬さと調子の竿としては、LIMITED PRO FW Light specialというのがありましたが、これは軽さが魅力の180g。一方このLGは212g。30g以上重くなっているのですが、この内の約30g近くは肉厚にしたことによる重量の差です。そのため、大きく曲げた時の底力がかなり違います。肉厚からくる安心感も違います。特にスパイラルXコアを採用しているのでなおさらです。

 一昨年、1stプロトを使ったときは、調子的には魅力があったのですが、自重以上に持ち重りがして決して使いたい竿ではありませんでした。ところが、昨年、改良を重ねて作り込まれたプロトを持った時は、全く別物の完成度に仕上がっていました。たまらなく使ってみたい竿に変わっていたのです。

 この竿の得意なフィールドは、石が余り大きくなく、水深も太ももぐらいまでのポイント。対象サイズは標準穂先だと23cmぐらいまでかな?

 オトリをのせて引いてみると、そのしなやかさのおかげで、オトリが尻尾を振って野鮎に追われやすい状況を演出してくれます。竿が誘って竿が掛けてくれる感覚です。友釣りは確率の釣りですから掛かりやすい状態をいかに長時間保てるかが釣果に影響します。

 また、下竿で釣ることも得意技。横スライドさせ対岸のかけ下がりを狙えるのもこの竿ならでは。さらに、軟調子なのに細身で風を切れるのも大きなメリット。逆に、オトリをポイントへ誘導するのに若干もたつきが出る場合も有りますが、この点は皆さんの卓越した腕でカバーしてください。

 【エキサイトトップⅡ】

 もう一つのキモは新しく進化したエキサイトトップです。エキサイトトップⅡと言います。…10%感度アップ。どうやって作っているのか…実はカーボンチューブラ穂先の先端に超高弾性ソリッドを突っ込んで作っています。鮎釣り大好きな若手のホープJPN君の発想です。

 この超高弾性ソリッド、文字では表現できませんが恐ろしい素材です。軽くて硬いことが高感度の基本。その象徴のような素材です。硬い板の上に落とすとカキーンと音がします。別次元です。写真ではお伝えできないのが残念です。そのソリッドを穂先の先端に内蔵しています。外観ではわかりませんが、先端をぶった切れば直ぐ分ります。それ以上のことは言えません。口が痒くてたまらないのですが…。

釣人:ぬけさく