2019

2019 シマノ・ジャパンカップ 鮎釣り選手権大会

2019 シマノ・ジャパンカップ 鮎釣り選手権大会 2019 シマノ・ジャパンカップ 鮎釣り選手権大会

セミファイナル 中日本大会 大会結果

全国大会進出権を獲得した上位8選手

全国大会進出権を獲得した上位8選手
1位 佐川 健 選手
2位 古川 智尋 選手
3位 西部 俊希 選手
4位 島 啓悟 選手
5位 大前 博敬 選手
6位 椿 隆明 選手
7位 小沢 聡 選手
8位 伊藤 正弘 選手
日時 7月13日(土)
場所 長良川 郡上 大和地区(岐阜県)
天候 晴れ

7月13日(土)、岐阜県長良川郡上・大和地区にて、2019シマノ ジャパンカップ鮎釣り選手権セミファイナル中日本大会を開催いたしました。
中日本地区6大会の勝ち抜き42選手に、シード4選手、さらにはインストラクター7を加えた計53選手により、90分3試合のポイント制で8名の全国大会進出権を競い合います。

昨年のジャパンカップ鮎全国大会では、ここセミファイナル中日本大会から勝ち上がった楠本慎也選手、髙橋祐次選手、木全崇博選手が表彰台を占め、4位にも同じく西部俊希選手が入るという結果となり、中日本大会に勝ち上がってくる選手たちのレベルの高さを感じさせる大会となった。

今回の中日本大会も昨年の全国大会で惜しくも表彰台を逃したシード選手や、インストラクターが中心となって熱い戦いが繰り広げられると予想された。
舞台となる郡上は、大会が近付くにつれ、釣果は上向きとなり、当日は新アカが付き、やや増水からの引水で最高の条件の中、開催することが出来た。

第1試合、上流のAブロックでは名皿部橋上流右岸のヨシ際を三嶋英明選手が探っていた。朝の狙い目としては定石通りだ。橋の直下では2017年に全国進出を果たした古川智尋選手が掛けている。結果、ここを中心に13尾の釣果でAブロックトップとなった。

お宮さん下の瀬尻には山中邦裕選手、右岸には杉浦国昭選手が入っている。

その瀬肩付近には伊東和晃選手、松本文吾選手、渡邉一将選手の3名が入っているが、糸を立てて丁寧な釣りをしていた渡邉選手が抜け出し、Aブロック2位となる9尾の釣果を得た。
Aブロック上限の石組み堰堤下には、島啓悟選手、山崎秀明選手、開高隆選手、佐川健選手らが入っていたが、右岸側の岩盤沿いを探った佐川選手が釣果を8尾まで伸ばした。
上限近くのポイントになると、帰着に20分以上必要となる為、実釣時間は70分程度となり、タイムロスを考えたポイント選びも試合構成の重要な要素となる。
第1試合、下流Bブロックでは、上限から右岸に谷川光之選手、中里洋選手が並ぶが、釣果は伸びていないようだ。左岸の流れを狙う清水優希選手はここで6尾まで伸ばした。
本部前、岩盤瀬ではシードの椿隆明選手、金沢辰巳選手、このポイントを熟知する大前博敬選手、地元の金子哲也選手が並び、左岸側には猿渡俊昭選手が小さいポイントを丁寧に釣っていた。名手が居並ぶこのスポットで抜け出したのは松村昭宏選手だった。
岩盤絡みの流れの中でパターンを掴むと、次々と掛けて、出だしからコンスタントに掛けていた大前選手の12尾を逆転し、13尾でBブロックトップとなった。
桜並木前には、右岸瀬肩に伊藤正弘選手、左岸周りには小沢聡選手、西部選手ら6名が入っていた。ここで抜け出したのは段々の複雑な流れをテンポよく狙った西部選手で9尾まで伸ばしていた。
釜淵橋下流の栗巣川出会いには小澤剛選手が水深のある強い流れを攻めて、開始10分で3尾を取り込み、好調なスタートを切っていた。
早朝からの第1試合は8時50分帰着となるが、今回は残念ながらAブロックで1名、Bブロックで3名が帰着遅れとなり、大会規定に従い、第1試合の釣果ゼロとなった。
選手の中には全3試合の開始・終了時刻を手の甲の書いたり、引舟にテープを貼り、そこに書き込んだり、時間が書かれた紙を携帯したりする工夫も見られた。トーナメントではルールの理解とその対策も重要だ。
第1試合の結果はA・Bブロックともトップ釣果は13尾。次いで12尾が1名、その下は9尾以下で、半数近くが4尾以下となり、混戦模様を呈していた。

第2試合では釣果も伸びてきた。Aブロックでは第1試合に古川選手が攻めていた名皿部橋直下を伊藤選手が攻めて、開始1時間で2桁釣果を叩き出し、そのまま17尾まで伸ばしてトップ釣果とした。Aブロックではお宮さん下の瀬肩右岸岩盤をこする様に釣った佐川選手が13尾と好調。名皿部橋上では谷川選手が13尾まで伸ばしたが、1試合目の釣果が悔やまれるところ。
Bブロックでは、第1試合の段々瀬ポイントから一転して杉ケ瀬ヤナの袋を狙った西部選手が12尾。西部選手が動いた後にそこへ入った戸丸徳之選手が入れ掛かりで13尾としてトップ釣果。釜淵橋下流の瀬肩流芯を攻めた山崎選手が11尾として好位置につけた。
本部前岩盤瀬では右岸から古川選手がバラシや身切れを連発しながらも12尾とし、第2試合終了時の暫定順位でトップに躍り出た。

いよいよ泣いても笑っても最後の第3試合がはじまった。
上位陣は最低でも釣果を6~8尾として逃げ切りを図りたい。一方、下位の選手は逆転を信じ、トップを狙っていく。
Aブロックでは暫定トップの古川選手が名皿部橋上の瀬落ちから始めるが、反応がないと見るや、橋直下の橋脚右岸側の小さいポイントに的を絞り、フロロラインに仕掛けを張り替え、泳がせで掛けていった。結果、8尾の釣果を得て総合2位。
その橋脚を左岸側から攻めたのは西部選手。伊藤選手が第2試合で散々攻めたポイントで10尾を絞り出し、総合3位で逃げ切りを果たす。
そしてAブロックの圧巻は、お宮さん下の瀬落ちの開きの中央に立ち、右岸側を攻めた小沢聡選手だった。開始40分で11尾と怒涛の追い上げ。そこで掛かりが止まったものの、終了間際にさらに右岸寄りにおとりを通して2尾追加し、13尾として単独トップ。勝ポイント27点を獲得し、第2試合終了時点の暫定21位から驚異的な大逆転で総合7位でフィニッシュ。

一方、名皿部橋下流を攻めた松村選手、お宮さん下の瀬肩タナを攻めた渡邉選手は、あと1尾に泣く結果となった。
Bブロックでは釜淵橋下流の瀬を攻めた椿選手が15尾と同ブロック2位に3尾差をつける圧倒的釣果で第2試合暫定13位から総合6位まで押し上げ、2年連続の全国進出権を掴みとった。島選手、伊藤選手の名手2名は危なげなく逃げ切りに成功。
本部前岩盤瀬を攻め切った大前選手は暫定11位から順位を6つ押し上げ、総合5位でフィニッシュ。
その下を攻めたシードの金沢選手は惜しくも総合9位となり、あと1尾の難しさを味わうこととなった。
そして今大会で総合1位に輝いたのは佐川健選手。
第3試合でも守りには入らず、本部前左岸の荒瀬落ち際を攻めて10尾、見事トップ通過を果たした。
佐川選手は1・2試合は上流のAブロックだったので、広瀬をおとりを横振れさせながら釣った方が良いと考え、竿をベリーベストH2.6-93をチョイス。第3試合は瀬をピンポイントで攻めようと竿をLPVSに持ち替え、水中糸はメタマグナムの0.05号、ハリは龍の爪6.5号4本イカリ。その考え方通りの釣りを展開し勝ち切った。

今大会を見ていて、全体としては動きながら釣っていた選手が最終的に上位に絡む結果となった。
大きく動くばかりではなく、こまめに立ち位置をずらしたり、対岸に変わって釣ったりする方が良かったようだ。
真の実力者が勝ち上がった今大会。全国大会でもきっと大会の中心人物となるだろう。
きたる8月に同会場で行なわれる全国大会が非常に楽しみだ。

文:鮎の殿堂 deibu

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フォトレポート

フォトレポート

早朝からの受付では、3試合のブロック、入川順が決定する抽選が行なわれる。
なお、入漁券はシマノで用意した。

受付の後は競技説明の補足と、エリアの説明が行なわれる。

早朝にも関わらず、郡上漁業協同組合 組合長 笠野 尚之様にご臨席賜り、ご挨拶を頂戴しました。

競技は帰着方式のため、出発前には時計合わせを行なう。

各ブロックスタートは5秒間隔で2名同時に出発する。

競技はホーンの合図で開始。

大会1週間前に水が出てからは天気も大きく崩れず、増水からの引水で絶好のコンディション。
試合開始5分もすればいたるところで竿が立ちはじめる。
全体的に釣れはするものの、こまめに立ち位置や場所移動を繰り返した選手に釣果の上がった大会となった。

第2試合終了後の暫定順位掲示。第1試合で同匹数が続出し混戦模様を呈していただけに、神妙な面持ちで結果を見入る選手たち。

今大会で選手の釣られた鮎は、地元福祉施設へ寄贈いたしました。

今大会に出場した53名の選手たち。