2017

2017 シマノ ジャパンカップ 鮎釣り選手権大会

2017 シマノ ジャパンカップ 鮎釣り選手権大会2017 ジャパンカップ 鮎釣り選手権大会

シマノ ジャパンカップ 鮎釣り選手権全国大会 速報

上位3名

優勝 浅見 悟 選手
準優勝 椿 隆明 選手
第3位 小澤 剛 選手
鮎の聖地、長良川郡上
強豪を制したのは熟練の技巧!
日時 2017年8月19日(土)、20日(日)
場所 長良川郡上・大和地区(岐阜県)
主催 株式会社 シマノ
後援 郡上市 郡上漁業協同組合
天候 土曜:晴れ、日曜:晴れ
水況 土曜:約20cm高、日曜:平水

2017年8月19日(土)、20日(日)に「2017シマノ・ジャパンカップ鮎釣り選手権全国大会」を岐阜県長良川郡上・大和地区で開催いたしました。
1985年から始まったジャパンカップ鮎は今年で33回目。出場選手は、昨年度全国大会上位入賞者3名のシード選手と、全国で行なわれた地区大会を勝ち上がり、セミファイナル(東日本、中日本、西日本)大会をも勝ち抜いた17名、インストラクター選抜戦の上位4名を合わせた、総勢24名の精鋭達。

決戦の舞台は長良川郡上。第2回大会以来32年ぶりの全国大会会場です。今期の長良川は河口堰建設後で、史上3番目といわれる天然遡上に恵まれ、好釣果に沸いています。
大会2日前までは渇水。試釣された選手の中には場所によって釣果にムラがあるという声もありましたが、大会前日に局地的な豪雨に見舞われ大増水。大会エリアの郡上大和でも最大約80cmの高水となりました。しかし、郡上は水引きが素晴らしく早いのが特徴です。迎えた大会当日は水位が20cm高まで落ち、天気もよく猛暑日となります。釣り場がリセットされたことで、水の引き際のハイスコアが予想される絶好の条件になりました。

予選は6試合。A、B、C、Dの4ブロックに分かれて各90分間の熱戦がスタート。
今年の注目選手はなんといっても小澤剛選手。’15年、’16年と栄冠を手にし、今大会は史上初の3連覇、5度目の優勝に挑みます。そしてホームの長良川とあって、その強さを遺憾なく発揮。初日のブロック釣果は1試合目1位、2試合目2位、3試合目1位、4試合目1位と圧倒的な強さを見せて勝点を重ねます。
初日の4試合が終わった時点での暫定順位は、勝ポイント23で昨年度3位の椿隆明選手(愛知県豊田市 / シード全国3位)がトップ。小澤剛選手が22.5ポイント2位。地元の金子哲也選手(岐阜県郡上市 / 中日本5位)が21ポイント3位。この3名に共通しているのが背バリを使った引き釣りが得意なことです。
しかし運命のいたずらか2日目の第5試合・第6試合では3名ともに同ブロックでの対決となり、完全なる星の潰し合いが予想されます。
初日の続く順位は、20.5ポイント4位が髙木優也選手(栃木県さくら市 / 東日本2位)、18.5ポイント5位が小林正幸選手(長野県佐久市 / 東日本4位)、18.5ポイント6位が浅見悟選手(栃木県佐野市 / 東日本1位)で決勝進出に芽があるのは6名に絞られました。

2日目、長良川の水位は平水となり、昨日よりもサラ場は着実に少なくなっています。それでも勝負強さを発揮するのが真の実力者。激戦混戦となったBブロック5試合目で小澤選手は1位、椿選手が2位。この時点で小澤28.5ポイント、椿28ポイントとなり。総合成績では3位以下との差を大きく広げ、両選手の決勝進出がほぼ確実となります。
残り1枠に勝ち上がってきたのは、初日4試合で暫定6位ののち、5試合目・6試合目ともにブロックトップ通過の浅見悟選手です。本大会最高齢の65歳。0.5~1号のオモリを使用した引き釣りが得意で、ヤナギの使い手というのも特徴的です。ジャパンカップ出場は2度目、全国大会は初出場ですが、熟練らしい落ち着いた状況把握と試合運びで決勝の舞台に上り詰めました。

檜舞台は本部前の通称「ウインドパーク前」。変化に富んでギャラリーも見やすい大会メッカです。上流から約100m間隔でABCのエリアが設置され、各選手は3エリアを40分ごとに3ラウンド回って釣ります。AからスタートすればA→B→C、 BからだとB→C→Aになります。
また、CからAエリアには大きく移動しなければならないため、選手の希望によりこの移動のみスタッフが送迎いたします。移動のインターバルは5分。入川の選択権は予選リーグの上位順です。
エリアですが、好釣果が期待できるBCエリアからの入川が有利、かつCの竿抜けを見れるBからが最も有利・・・と誰の目にも分かるであろうことから、先ずは小澤選手がBを選択し、予選リーグ2位の椿選手がC、そして浅見選手がAと分かれると12時に決勝開始のホーンが響き渡りました。

Bエリアは右岸に流れが寄っており、小澤選手は、中でも水深のあるスポットを前にサオを伸ばします。開始3分で1尾目を掛け、オトリが換わるとすぐに2尾目。その5分後にも1尾を掛けてギャラリーが沸き立ちます。しかしこの3尾で追いがストップ。
そして、その間もコンスタントに掛けていたのがCに入った椿選手。3尾目まで小澤選手とほぼ同ペース。野アユがストックされやすい腰くらいの水深に立ち込み、スイスイとオトリを引き上げると良型が次々に水面を割って9尾。一方Aの浅見選手は最初こそ数が出ませんでしたが、開始29分を過ぎたころから名皿部橋の下に入って立て続けに6尾。オモリ装着の高速引き釣りが奏功します。
第1ラウンドが終了し、各選手は次のエリアへ移動します。その間のインターバルは5分です。
そして、12時45分に第2ラウンド開始のホーンが鳴ります。
小澤選手はCエリアに入ると椿選手が探りきれなかった浅場にコンスタントにオトリを入れて拾い釣り。テンポよく小場所からアユを拾って追い上げ10尾を掛けました。Aエリアの椿選手は12時53分に掛けると連発して4尾、浅見選手はBエリアで3尾。第2ラウンド終了時点で椿選手はオトリ込み15尾、小澤選手もオトリ込み15尾の接戦です。浅見選手はオトリ込み11尾で一歩出遅れていました。
そしていよいよ最終の第3ラウンド。試合が進むほど当然アユが抜かれていきます。しかし上流から2人の立ち位置を冷静に見ていた浅見選手はCエリア最上流右岸からスタート。小澤、椿ともに左岸から差していたことを見ての試合運びです。また両選手とも背バリ愛用者。対して浅見選手はオモリ使いです。このアプローチの違いが吉と出て怒涛の入れ掛かりモードに突入。第3ラウンド開始から35分までに8尾を掛けて19尾。その間に小澤選手は2尾掛けて17尾、椿選手が4尾掛けて19尾。浅見選手が一気にまくりあげてきます。ラスト5分、椿か浅見か。浅見選手の「リミテッドプロFWジェントルパワー」が弧を描き背掛かりのアユが舞い上がります。さらに終了1分前にも強烈な野アユの体当たり。サオを曲げ、真っ黄色のアユがタモに吸い込まれて間もなく、試合終了のホーンが響きました。
検量結果は小澤選手17尾、椿選手19匹、そして浅見選手が21尾の最終コール。熟練の落ち着いた技術に観客、役員、報道と関係者から惜しみない拍手が送られました。

※文中敬称略

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フォトレポート

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成績表

全国大会決勝戦 成績表

順位 選手名 釣果(匹数) 住所
優勝(★) 浅見 悟 21 栃木県佐野市
準優勝(★) 椿 隆明 19 愛知県豊田市
第3位(★) 小澤 剛 17 愛知県豊田市
  • ※敬称略
  • ※順位に(★)が付いている選手は、決勝戦進出ならびに次年度全国大会のシード権獲得選手です。
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