2016

2016 シマノ ジャパンカップ 投(キス)釣り選手権大会

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大会速報 成績表

投釣り選手権大会

優勝 鈴木 剛 選手 1,503g
準優勝 吉野 海洋 選手 645g
第3位 草野 満 選手 573g
日時 2016年7月2日(土)、7月3日(日)
場所 鳥取県弓ケ浜
主催 株式会社シマノ
後援 鳥取県米子市、米子市観光協会、公益財団法人とっとりコンベンションビューロー

去る7月2日(土)、7月3日(日)の2日間にわたり、鳥取県弓ケ浜にてシマノ・ジャパンカップ投げ(キス)釣り選手権大会を開催いたしました。

今大会に出場したのは、全国各地で開催された地区大会からセミファイナル大会(東日本、西日本、北日本)の激戦を勝ち抜いた精鋭20選手に、インストラクター選抜戦より1名、昨年度全国大会上位入賞者3名のシード選手を合わせた24選手。

予選リーグでは、選手たちは8名ごとに3つのブロックに分かれて5試合を行ない、釣りあげたシロギスの総重量によって各ブロックで順位が決定。その順位に応じてポイントが与えられます。予選リーグ5試合の合計ポイントで総合順位が決まり、上位3名が決勝戦進出。決勝戦はABCの3ブロックを3名で順に釣っていき、総重量で競います。

今年の弓ケ浜は昨年同様に早くも夏の海。チャリコが多く、釣れるシロギスは全体的に小型。広く探る釣りが要求されそうなコンディションでした。

初日は3試合が行なわれました。この日の注目のカードは第1試合のCブロック。昨年の覇者・吉野海洋選手、準優勝の岡野宣也選手、第3位の伊藤幸一選手が揃い、さらに過去の表彰台経験者である島野忠寛選手・西向雅之選手が加わる好カード。90分の激闘を制したのは、総重量886gを釣りあげた吉野選手。伊藤選手は総重量564gで2位。岡野選手はトラブルに見舞われ失速し、残念ながら4位。猛者揃いのなか2位と大健闘したのが、総重量617g釣りあげた高橋克則選手でした。

その後、第2第3試合と続き、何と吉野選手は3試合すべてで1位となるパーフェクトゲームで24ポイント。

鈴木剛選手、斎亘選手が20ポイントで並びましたが、占有率の高さで鈴木選手が2位、斎選手が3位になりました。そのあとも19ポイントが2人並び、占有率の高いほうから4位伊藤選手、5位高橋選手。そして、遠投勝負で17ポイント獲得した草野満選手が6位に滑り込みました。試合を重ねるにつれ遠投有利の展開になり、「これぞ投げ釣り」と思わせるような豪快な遠投合戦が繰り広げられました。

翌日の第4試合、第5試合は早朝から激しい雷雨に見舞われたため、試合開始を約1時間繰り下げ、2試合とも試合時間を90分から60分に短縮して競技を行ないました。

注目は暫定1位の吉野選手、2位の鈴木剛選手、5位の高橋克則選手、6位の草野満選手が戦うCブロック。60分の戦いの末、それまで1位キープの吉野選手は試合時間の短縮で狙い方を誤ったのか、ブロック3位に留まるものの決勝進出がほぼ確定であるのは間違いありません。また、ブロック1位になった鈴木選手も決勝進出に王手をかけました。そして2位に草野選手がつけ、ますます勝負の行方は分からなくなってきました。

最後の5試合目を終え、決勝戦へとコマを進めたのは、第5試合に再度ブロックトップを獲り、総合38ポイントの吉野選手が予選リーグ1位。試合時間が60分になっても、すぐさま試合運びのペースをつかむのはさすがで、5試合中1位4回というのは過去最高です。2位は順当に高ポイントを重ねた鈴木選手。そして注目の3位争いは遠投勝負でついにブロック1位を獲得した草野選手になりました。決勝戦常連の伊藤選手は最後にブロック4位となり、総合でも4位に留まりました。

決勝は予選では使用しなかった手つかずのエリアで行なわれました。競技エリアは海に向かって左から約30mの範囲でA・B・Cに分けられ、前半戦・中盤戦・後半戦を各30分の競技時間で5分間のインターバルをとって場所をローテーションしながら釣っていきます。ローテーションのルールは、A→B→C、B→C→A、C→A→Bの3通り。予選リーグ上位の選手から最初に入る場所の選択権があります。

まずは吉野選手がAを選択、草野選手がB、鈴木選手がCに入りました。

決勝戦にふさわしい青空のなか、最後の試合がスタートしました。吉野選手は近投で様子を伺っていますが、鈴木選手、草野選手は遠投で狙っていきます。予選で多点掛けを連発していた吉野選手は1投目に掛かったのは2尾。鈴木選手、草野選手は4〜5尾の多点掛けで好スタートを切ります。吉野選手も体勢を立て直し猛追。吉野選手、草野選手がほぼ横並びで、良型も掛けている鈴木選手が一歩リードで前半戦終了。

中盤戦はAに鈴木選手、Bに吉野選手、Cに草野選手。全選手、遠投でシロギスを探っていきます。そんな状況の中、5~6色を攻める鈴木選手が良型混じりの多点掛けを見せ、2人を突き放します。

運命の最終戦はAに草野選手、Bに鈴木選手、Cに吉野選手が入り、泣いても笑っても最後の30分がスタート。大遠投で吉野選手、草野選手が猛チャージ。鈴木選手が叩いていない10色という未知の領域から良型の多点掛けで一発逆転を夢見ますが、ここでも鈴木選手は両者以上に数・型を追加しているのは誰の目からも明らかで、もはや検量の必要が無いくらいの独走です。

そしてラスト1投の鈴木選手、良型の多点掛けでとどめを刺し、ギャラリーの拍手を受け余裕のポーズで試合終了。

検量の結果、頂点に上り詰めたのは鈴木選手。総重量は、2位吉野選手の645g、3位草野選手の573gを突き放す圧巻の1503gでした。

第8回大会優勝者の鈴木一正さんのご子息である鈴木剛選手。「親子2代で優勝したい」という念願が叶った瞬間だった。

今回は熊本地震の義援金箱を設置し、選手の皆様へご協力を呼びかけました。
皆様のご協力に主催者一同感謝いたします。誠にありがとうございました。

※文中敬称略

フォトレポート