2013

第28回 シマノ・ジャパンカップ 鮎釣り選手権大会

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大会速報

鮎釣り選手権大会

優勝 三嶋英明 選手 13匹
準優勝 松田克久 選手 11匹
第3位 塩野宏文 選手 9匹

※決勝戦釣果・オトリ2匹含む

超ハードコンディションの九頭竜川で繰り広げられた激闘!
大混戦に終始した大接戦バトルを制し、三嶋英明選手が遂にジャパンカップを奪取!!
日時 2013年9月21(土)・22日(日)
場所 九頭竜川(福井県)
主催 株式会社 シマノ
後援 福井県福井市、福井県永平寺町、九頭竜川中部漁業協同組合、
福井国際観光ホテル リバージュ アケボノ
天候 晴れ
水況 9月21(土)は20cm高、9月22(日)は平水(いずれも午前の漁協発表データ)

2013年9月21日(土)、22日(日)に「2013シマノ・ジャパンカップ鮎釣り選手権全国大会」を福井県・九頭竜川にて開催いたしました。
今大会は、2013年8月31日(土)、9月1日(日)に開催予定でしたが、台風接近により順延されたものです。

今大会の出場選手は、昨年度全国大会上位入賞者3名のシード選手と、全国で行なわれた地区大会を勝ち上がり、セミファイナル(東日本、中日本、西日本)大会をも勝ち抜いた17名に、インストラクター選抜戦の上位4名の総勢24名の精鋭達。頂上決戦の新天地、福井県 九頭竜川の中部漁協管区で大激戦を繰り広げてくれました。

九頭竜川は、広大なフィールドと豊富な天然遡上鮎で全国から鮎釣りファンが訪れる超人気河川。水量豊富でポイントは多岐にわたり、チャラ瀬、トロ場での泳がせ釣りから、激流の流芯を果敢に攻める豪快な引き釣りまで、あらゆる釣りが楽しめることで有名。今年も豊富な魚影に恵まれてシーズンインからの多くのファンで賑っていました。

しかし、大会開催日は、日本列島を縦断した台風18号の影響による増水と濁流がおさまりかけて、ようやく鮎が掛かり出したところ。川はまだアカが飛ばされた白川状態で、濁りも笹濁り程度で、残りアカを狙っての釣りがメインという状況での競技となりました。

この超ハードコンディション下で行なわれた予選リーグ6試合では、残りアカのポイントを見つければ連発も可能だが、濁りがきつくてアカの有無を確認するのが非常に困難です。

また、掛かる鮎のサイズが大小バラバラで、追い気も弱いので掛かり所が悪い場合が多く、オトリ継ぎに苦労させられることや、水位が高いために、小さいオトリではポイントに入らなかったり、川切りが困難なために狙えるポイントが限られてしまうという苦労もあります。
さらには、圧倒的な釣果が上がりにくいために、勝ポイントや平均占有率での差が開かない。これによりブロックトップをとっても安心できない混戦状況となったことなどが、選手達を苦しめることになりました。
出場選手の誰もが、残りアカを探して広大なエリアを歩きまわることを余儀なくされ、低水温に加え、朝の低気温による寒さとも戦いながら、追いの鈍いアユを掛ける釣技はもちろん、精神力、集中力に体力さえも試される、過酷な試合の連続となりました。

そして、この激闘に終始した予選リーグ6試合を制し、見事頂上決戦の舞台へ名乗りを上げたのは、松田克久選手(マツダ カツヒサ・群馬県/インストラクター選抜戦3位)、塩野宏文選手(シオノ ヒロフミ・栃木県/セミファイナル東日本大会1位)、三嶋英明選手(ミシマ ヒデアキ・静岡県/インストラクター選抜戦1位)の3名となりました。

注目の頂上決戦は、釣況ならびに決勝の舞台としてのロケーション等の理由により「谷口(タニグチ)」で開催しました。
快晴に恵まれ、また水位もかなり落ち、濁りはまだまだあるもののコンディションは大幅に回復。多くのギャラリーや報道陣に見守られて2013全国大会最後の競技開始となりました。

入川場所は、予選リーグ総合成績のトップから選択権があります。
1位の松田選手は迷わず最上流を選択。ポイントの良し悪しはともかく、最上流は、その後の場所交替の労力が有利で、かつ押しの強い九頭竜川では極めて効率的です。
上流から松田選手、三嶋選手、塩野選手の布陣でスタートした決勝戦では、競技開始早々から三嶋選手、松田選手がオトリを代えることに成功しますが、両者ともに後が続かない。松田選手は左岸側のヘチ狙い。三嶋選手は左岸側の中洲のヘチを流芯に立ちこんで狙います。
一方の最下流エリアからのスタートとなった塩野選手も、オトリを代えることに成功するが後か続かない様子で、しばしは3名ともに横並び状況。
しかし、そんな均衡を破って、胸まで立ちこんだ三嶋選手が九頭竜返しで掛かり鮎を抜くと、松田選手も掛けて両者ともに譲らず。ポツポツながら追加したところで前半戦が終了しました。

3名が時計回りにエリアを交代しての中盤戦では、上流エリアで塩野選手がスパート。松田選手がオトリを入れなかった流芯脇で掛けていきます。一方の松田選手、三嶋選手もそれぞれのエリアで追加に成功し、誰が勝っているのか分からない接戦状況になりました。
そして、再度エリア交代しての後半戦もポツポツペースながら確実に3名ともに追加して決勝戦の競技が終了。

誰が勝っているのか分からない混戦で、プレーオフの可能性も高い。そんな大注目の検量結果は、松田選手11匹、塩野選手9匹、三嶋選手13匹。見事、三嶋選手がジャパンカップ初制覇に成功。準優勝は松田選手、第3位は塩野選手という結果になりました。

※文中敬称略

フォトレポート

決勝の舞台となった谷口の芝生広場全景

各ブロック間は約10mのスペースがある(写真はABブロック間)

多くのギャラリーが決勝の行方を見守った

胸まで立ち込み九頭竜返しを決める三嶋選手

緩やかな場所では通常の引き抜きで手返し優先

いかなる場面でも信頼のおけるスペシャル競MIを巧みに操る

激流も得意とする三嶋選手

惜しくも準優勝に留まった松田選手

健闘し第3位となった塩野選手

僅差勝負の検量を報道が見守る

優勝が決まった三嶋選手

第29回のジャパンカップ栄冠は三嶋選手

恒例のシャンパンシャワー

出場した24名の精鋭たち