

大会日:2009年4月18日(土)/19日(日) 大会場所:大分県鶴見沖 天候:18日(土)(晴れ) / 19日(日)(晴れ)
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日程:2009年4月18日(土)・19日(日)
場所:大分県佐伯市鶴見沖
主催:株式会社 シマノ
天候:晴れ
| 順位 | 氏名 | 総尾数 | 総重量 |
|---|---|---|---|
| 優勝 | 大知 昭 選手 | 4尾 | 7,655g |
| 準優勝 | 藤原 実浩 選手 | 3尾 | 6,035g |
| 3位 | 光田 俊介 選手 | 4尾 | 5,634g |
去る4月18(土)、19日(日)に「第6回鱗海カップ全国大会」を大分県鶴見沖の磯にて開催しました。
本大会は昨年9月に開催予定が悪天候により順延したもので第6回目の全国大会。今回も地区大会代表選手14名(1名欠場)、シード選手3名、招待選手6名の総勢23名の精鋭達が大分県鶴見沖の磯で激突。最後の一戦まで誰が勝つか分からない白熱のバトルを展開してくれました。
結果は最終ラウンドとなる第3試合の終了真際に今大会中最大となる大型チヌ(53.6cm/3,102g)を釣り上げた大知昭選手(広島県大竹市)が鱗海カップ2度目の優勝を手に。準優勝は藤原実浩選手(広島県福山市)、第3位には光田俊介選手(岡山県倉敷市)が入賞しました。
今大会で激戦を繰り広げてくれた精鋭達。 |
今大会を安全かつ確実な渡礁でサポートしてくれた鶴見の渡船、正幸丸、第3正幸丸、第18速見丸。 |
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使用するエサはマキエ、サシエともにキッチリと測定して量を制限する。 |
タックルは全て毎試合直前にチェックされる。 |
大会当日の天候は両日ともに快晴。風もほぼ無風の穏やかな状況に恵まれました。
大会会場となった大分県佐伯市鶴見沖は「1級磯の宝庫」として全国にその名を知られる好フィールド。チヌ、グレはもちろんのこと、様々な魚種が狙える豊かな海を誇り、チヌは居着きが主体ながら抜群の魚影の濃さと超大型が狙えることで有名です。
しかし、本来なら鶴見沖はチヌの乗っ込みシーズン最盛期を迎えているこの時期にもかかわらず、チヌの食いにはムラがありました。釣り上げたチヌの状態を見ても抱卵がなく、この時期の特徴である肛門付近の赤みも見られないなど1ヶ月は遅れている様子の個体も散見されました。 さらに数日前の雨による水潮の影響と選手達が渡礁した磯の大半で潮が動かないなど全体に厳しいコンディション。
ただし、数は出ないものの釣れるのは45センチを優に超える大型ばかりで50センチオーバーも続出。競技規定の25センチ以上のチヌ5匹を揃えるのは難しいが、1匹で2キロオーバーの超大物も充分期待できる状況です。3試合での総合釣果(総重量)を競う本大会ならではの“最後の1戦まで勝負の行方は分からない”激戦のシーソーゲームが今回も繰り広げられました。
初日18日には第1、2試合を開催しました。試合は抽選で決定したペア(マンツーマン・審判同行)が各磯に渡礁し、磯の左右エリア(選手同士でセンターラインを決定する)を前半、後半90分ずつの計3時間釣ったチヌ(検量時25センチ以上)5匹の総重量を競い合います。ただし、マンツーマンでの勝敗結果ではなく、選手の対戦相手はあくまで参加選手全員。3試合での合計総重量で勝敗が決定されます。誰もが自分に与えられたエリアで“大物チヌを5匹揃える”ことが重要なのです。
第1試合が各磯でスタートしました。天候は快晴で過ごし易い気温のまさに釣り日和。しかしこの試合は厳しいものになりました。潮がほとんど動かない状況が続き、時間だけが経過。どの磯でも攻略せんと、あの手この手を繰り出す選手達ですが結果が出ないまま競技が終了。そして帰港して検量が始まりますがほとんどの選手がノーフィッシュ。前年度チャンピオンの光田俊介選手が3匹・3,888グラム、横山知也選手が1匹・1,668g、大知昭選手が1匹・1,510gの3名のみが釣果を上げる厳しい結果となりました。ただし、数は出ないものの横山選手の1匹で1,668gの52センチオーバーをはじめ、3名が検量に持ち込んだチヌは45〜50センチ前後の大型ばかり。“釣れればデカイ”ことがこの試合で証明されました。
次いで第2試合がスタートしました。午後からの潮に期待される中で行なわれた競技も厳しい状況に終止しました。誰もが苦戦を強いられることに変わりはありません。しかし、さすがに全国大会に勝ち上がってきた猛者揃い。
第1試合での結果をふまえての起動修正が早い。帰港して検量へチヌを持ち込む選手は9名になりました。この第2試合の結果は第4回大会チャンピオンの石井謙選手が4匹・4,372gでトップ。次いで岡村史顕選手が2匹・3,120g、大知昭選手が2匹・3,043g、藤原実浩選手が1匹・2,178g、光田俊介選手が1匹・1,746g、古畑哲也選手が1匹・1,631g、立石宗之選手が1匹・1,077g、横山知也選手が1匹・1,068g、田中修司選手が1匹・906gとなりました。
選手の各試合に同行する審判は試合終了後に磯の清掃を行なう。また、救命ロープも携帯して万一に備える。 |
検量はデジタル計りで測定される。選手もその場で数値を確認。 |
厳しい釣果が続出する中で確実に結果を出してきた光田選手。型も揃えて独走体制だった。 |
釣り上げたチヌは活かして検量へ。検量後、速やかにリリースされた。 |
懇親会にはご多忙中にもかかわらず、佐伯市長・西嶋泰義様にご臨席賜り、祝いのお言葉を頂戴するとともに佐伯市の地酒を差し入れしていただきました。 |
![]() 今大会に選手として出場する「大ちゃんの釣りに行こう」でお馴染みの岡田大輔さんと、スムーズな司会進行のMCを務める二家本梨花さんが懇親会でトークショーを披露してれた。 |
18日には2試合を終えた選手達と報道陣、役員、スタッフ全員での懇親会を開催しました。
懇親会にはご多忙中にもかかわらず、佐伯市長・西嶋泰義様にご臨席賜り、祝いのお言葉を頂戴するとともに佐伯市の地酒を差し入れしていただきました。
そしてこの初日2戦での総合順位を懇親会にて発表。注目の結果は光田俊介選手5,634g、大知昭選手4,553g、石井謙選手4,372g、岡村史顕選手3,120g、横山知也選手2,736g、藤原実浩選手2,178g、古畑哲也選手1,631g、立石宗之選手1,077g、田中修司選手906gの順となりました。
暫定2位の大知選手の試合には報道も集中した。 |
翌19日には最終ラウンドとなる第3試合を開催しました。初日の2戦を終えての暫定トップは前年度チャンプの光田選手。誰もが苦戦を強いられる中で第1試合から確実に結果を出して独走体制を築き、連覇に王手をかけています。これを追うのは大知選手、石井選手、岡村選手、横山選手でしょうか。
しかし、第2試合では藤原選手が2キロオーバー1匹を手にして一気に順位を上げています。ここまでノーカウントの選手にも5匹揃えないまでも超大型を3匹出せば充分逆転は可能なのです。今大会で50センチオーバーが続出していることを考えれば誰にでも充分勝機はあると言えるでしょう。
注目の第3試合が始まりました。神のいたずらか、抽選によるブロックごとの渡船割りで大知昭選手・森敏雄選手組と光田俊介選手・横山知也選手組の試合はお互いの試合が目視できる至近距離に並んだ崩れ波止が会場となりました。台風で崩れた防波堤跡は沈み根の様相を呈し、海中には海藻が密集するなどチヌを狙うには格好のポイント。居着きが潜む可能性が高いことを期待させてくれます。
報道陣もこの対戦に注目して集中しました。選手が決めたエリア分けは沖向きと岸より。防波堤の残骸ながらとても安定した動き易い足場は左右どちらからでも竿を出せます。海中には沈み根が点在し、ところどころに海藻も生い茂っています。釣り師なら誰もが「ここは釣れそうだ」と思える好フィールドでの対戦が始まりました。
しかし時間が経過しても一向に4名の竿は曲りません。潮はかすかに動くものの魚の活性が上がる程にはいたらないのでしょうか。このままノーフィッシュなら光田選手の優勝が濃厚とも思えますが、他の磯で大逆転される可能性も充分にあります。光田選手はもちろん、誰もが最後の最後まで手を抜くことは許されないのです。
このままの状況で終了するかと思われた前半戦で森選手の竿が曲ります。しかし残念ながらこれが25センチ前後のグレ。そしてここで前半戦が終了します。
エリア交代して後半戦がスタートしました。この後半戦も動きがないまま時間だけが経過していきます。
このままなのか…と誰もが思ったところで大知選手の竿が大きく弧を描きます。一気に締め込まれる竿。間違いなく大物です。しかし、足元には藻が生い茂っています。その際で掛けた魚は一気に藻に突進。これを高台に一気に駆け上がってかわそうとする大知選手でしたが、海藻奥深くに潜られてしまいます。しばらくは諦めずに何とか引きずり出そうとするも、このとき大知選手のハリスは1号。極限の食い渋りに細ハリスで挑み、見事大型チヌに食わせることはできましたが藻に絡んだ状況では成す術がありません。そして空しくもラインブレイク。一方の光田選手、横山選手も何度か魚をヒットさせますがベラに大型のフグ。潮は若干動き出した様子ですが…。
厳しい状況下で唯一大知選手だけが全試合でチヌを引きずり出した。 |
そして誰もが諦めかけた競技終了7〜8分前に大知選手がまたも竿を絞ります。鱗海スペシャル アートレータ0.6号を極限まで絞り込むロッドワーク。全身を駆使しての攻防戦が展開されました。魚は間違いなく超大型チヌ。手前の藻に突進せんとする強引な抵抗に、これぞベテランの技と言わんばかりに大知選手は見事な竿さばきを披露。藻に潜らせません。ハリスは1.2号。藻や型を考えれば1.5号を張りたいところを、食わせることを最優先しての選択。あとは竿の性能をフルに引き出して取り込むだけ。見ている者にはいつラインブレイクするかとハラハラするほどに大知選手は大きな弧を描く竿をさらにグイグイと絞り込みます。そしてこの攻防戦は見事に大知選手の勝利。すさまじい抵抗を見せた相手が海面にその姿を見せると50センチを優に超える超大型チヌ。タモ入れも一発で決めたこの攻防戦はなんと5分以上。競技終了2分前まで続けられていたのでした。
そして競技が終了。選手が一斉に帰港して検量。
2度目の鱗海カップ優勝を手にした大知選手だった。 |
この第3試合はさらに結果を出す選手が増えました。検量結果は藤原実浩選手2匹・3,857g、大知選手1匹・3,102g、吉田賢一郎選手1匹・2,271g、内海通人選手1匹・2,209g、山田富士選手1匹・1,524g、田中修司選手1匹・1,399g、立石宗之選手1匹・1,234g、田畠淳司選手1匹・1,100g、川部慎治選手1匹・847g、笹田秀和選手1匹・629g、大戸貴幸選手1匹・620gとなりました。
そして第3試合を終えての総合順位は、誰もが苦戦する今大会で、唯一3試合すべてで結果を出した大知昭選手(広島県大竹市/チームAQA)が総重量7,655gで独走する光田選手に大逆転しての優勝。
鱗海カップ2度目の栄冠を手にしました。また、大知選手が第3試合で釣り上げたチヌは53.6センチ3,102gと今大会中最大の超大型。大物賞も手にする完全勝利となりました。準優勝には競技終了真際にも追加した第3試合で暫定6位から急浮上して見せた藤原実浩選手(広島県福山市)が総重量6,035gで入賞。第3位は今大会で快進撃を続けながら第3試合でよもやの苦戦を強いられた光田俊介選手(岡山県倉敷市/無名人)が総重量5,634gで入賞。連覇を逃したものの、今大会でもその強さを見せつけてくれました。
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アートレータ0.6号、ハリス1.2号で5分以上の格闘の末に見事超大型を取り込んで見せた大知選手。 |
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暫定6位から一気に急浮上して見せた藤原選手が準優勝。 |
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今大会で快進撃を続けて連覇に王手をかけた光田選手だったが、よもやの第3試合ノーカウントで3位に甘んじた。 |
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大会を振り返っての総評を岡田進審査委員長が述べられて今大会は幕を閉じた。 |
検量終了後には選手全員での記念撮影を行ない「シマノ・クリーンナッププロジェクト」を実施。選手、報道、役員、スタッフ全員で佐伯港の大会本部周辺のゴミを拾い集める清掃活動を行ないました。
そして上位入賞者の表彰、勝利者インタビューを行なう表彰式を開催。最後に大会審査委員長の岡田進氏より今大会を振り返っての総評をいただいて今大会は盛大なうちに無事幕を閉じました。
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検量終了後、港の清掃活動「シマノ・クリーンナッププロジェクト」を実施しました。 |
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